子供が生まれるとき、一つだけ神様にお願いしました。
「どうか健康な子供が生まれますように」
勉強ができなくてもいい、
運動ができなくてもいい、
性格が悪くてもいい、
そういうものは、自分でなんとかします。
けれど持って生まれた健康だけは、天運にまかせるしかない。
なので、神様、健康な子供をお願いします。
あとは私たち親の方でなんとかします。
健康だけもらえれば、他は何一ついりません。
他は、こっちで努力します。
という控えめ(?)なお願いをしました。
もちろん、ただで神様が願いをかなえてくれるほど
甘いとは思ってませんから、断食をおこない、
冷水を30杯あびる業をしました。
おかげで健康そのものの息子が生まれたわけですが、
困った事に、願った以上の息子を授かってしまった。
信じがたいくらいにぐずらないし、泣きもしない
。風呂も喜んで入るし、黙って注射もこなす。
我が儘なことは何一つしない。
「神様、ちょっとプレゼントのしずぎじゃないですか?」
と困惑ぎみな私でした。
しかしですね、よく考えると、健康だから泣かないのかもしれない。
健康だから大人しいのかもしれない。
温和な性格も健康に原因があるのかもしれないし、
利発そうな反応も、言語に対する感性も
健康と連動しているのかもしれない。
昔から健全なる精神は、健全なる肉体にやどると言いますからね。
とすると、私が神様にお願いした
「どうか健康な子供が生まれますように」
という願い事は、ものすごい贅沢なお願いだったような気がしますね。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング