嬬恋村観光協会が、火災で壊滅したにもかかわらず、ものすごい人数の御客さんがおしよせた。まだ集計が終わってないのでなんともいえないが、例年より4割は増えたのではないだろうか?
まあ、そんなことはいい。
問題は盛り上がったかどうかである。
結論からいうと、過去のウインターフェスティバルの中で一番盛り上がったイベントだったと思う。その盛り上がりの牽引車となったのが、3組の御当地アイドルたちの活躍である。いや、アイドル達を応援するファン達の活躍である。私は、生まれて初めて「ヲタ芸」なるものを見たが、あれはすごい。昔のユースホステルのノリそのものである。スターウォーズにでてくるライトサーベルみたいなものをもって、アイドル達を一生懸命盛り上げようとするファン達の動きは、感動無くしてみられない。
最初、嬬恋村の人たちは、そんな彼ら彼女らをどん引きしながら遠巻きに見ていたと思う。いや、実は、私もそうだった。すまん。しかし、どんなにドン引きされても決してあきらめずに絶叫し続ける、わずか十数名のファン達に、なにか熱いものを感じた。
ファン達だけでは無い、御当地アイドルたちにもである。3組の彼女たちは、出番ではない時に、サクラとして他のアイドルの応援をしていた。ファン達と一緒に踊っていた。一生懸命にウインターフェスティバルを盛り上げようとしていた。そして、それが徐々に会場に伝わっていった。遠巻きにしていた観客も、すこしづつステージの前に集まってきた。
面白かったのは、あっぷる学園の「ツンデレ・・・・」という曲。ファンに向かって「あがめなさい」と女王様のように歌うと、ファンが土下座するヲタ芸の返し。土下座といっても、マイナス10度近い、氷の大地にファン達は土下座するのだから、ファンたちの根性もすわっている。というか、ここまでくるとファンと御当地アイドルたちの「阿吽の呼吸の芸」を見せつけられたといっても過言では無い。舞台と、観衆が一体となった、最高級のB級パフォーマンスだった。
言っておくが彼女ら御当地アイドルたちは、ノーギャラである。金をもらってない。ボランティアである。手弁当で遠くからはるばるやってくるが、未成年なので当然のことながら交通手段は御両親の車にかぎられる。つまりボランティアなのは、彼女らの御両親達も一緒なのだ。一緒になって村おこしに協力してくれている。それを知っているからこそファンも一生懸命なのかもしれない。実にありがたいことである。
「AKBも、最初は、こんな感じだったんでしょうね」
一緒にイベントを見に行った御客さんが言った。
そのとおりだと思った。
どんなことでも一生懸命は、人の心を動かすものである。
そうそう、活躍した御当地アイドルたちを紹介しておきます。
あっぷる学園
スパンガール
CoCoRo学園
です。もちろん、みんな素晴らしかった。他にも歌手はいたんですけれど、宿の仕事でみれてません。他の出演者の皆さん、ごめんなさい。
このミニスカートに根性を感じる。
ダウンジャケットを着てても凍てつくように寒いのだから。
地元民の女性達が思わず「かわいそう」と叫んでいた。
マイナス10度もある嬬恋村の夜で30分間、
ステージに立ち続けるのだから想像を絶することである。
出番が終わった御当地アイドル達も、サクラ(?)で一生懸命に応援していた。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング