2014年02月20日

大雪とインターネット

 某県知事が、自治体による再三の自衛隊出動を断っていたという。思わず阪神大震災を思い出してしまった。阪神大震災の時は、自治体が自衛隊嫌いで有名だったので、左翼思想で死なせなくて良い人間を死なせてしまったわけですが、今回の知事は、むしろ保守派なので自衛隊嫌いというわけではないと思う。有事に対する無知というか、認識の甘さがあったと思う。
 
 なぜ、こんなことを書くかというと、北軽井沢の付近で災害があると、近所にすむ人工透析をしないと死んでしまう友人のことが心配になるからだ。

 私たち健常者はいい。
 最悪、3日間、飲まず食わずでも生きていける。
 車の中に2ヶ月閉じこもっても生きてこられた人もいるくらいだ。
 しかし、透析患者はちがう。そうはいかない。
 命に関わる。
 たかが大雪ではすまされないのだ。
 彼は東北大震災の時の計画停電で、大変な思いをした。
 ただし、今回の大雪では、たいした被害はなかった。
 彼からのメールで無事を確認できたので安心した。
 
 他の多くの友人たちも、ブログ・フェイスブック・ツイッターなどで安全を確認でしたので安心した。そう思ったら、うちの宿も何らかのメッセージをださないといけないと思い、今回、ブログに大雪関連の話題の情報発信している。お互い、情報発信しあうことで社会に貢献できるのだ。某地区は通行できないとか、某地区はトラックが入れるまで除雪したとかである。

 実際、このブログで、道路まで除雪したと書き終えたら、翌日に郵便局の配達が来た。さすが郵便局。次に来たのは佐川急便。トラックではなく、ハイエースだった。今週の配達は、もうこれだけで、あとは来週分にならないとこれないらしい。ついでに佐川のドライバーの人に、あとどのくらい道幅を広くすればいいか、アドバイスをうけた。路面の状況の改善点も教えてもらった。すると佐川の人が感激して帰って行った。
 まあ、そんなことはどうでもいい。ここから本題に入る。
 
 もし県知事が、現場の状況を理解せず、自衛隊の出動をしぶるなら、全住民がインターネットを使って現場の状況を伝えるのも手ではないかと思った。もし孤立した村落に透析患者や、急患が困っていたらそれも県に伝えれば良い。でなければ、インターネットでじゃんじゃん情報を流して全国に救援をもとめてもいい。今は、数が力になり得る。

 あと、災害時に情報につよいのがローカルテレビ局だった。
 具体的に言うと群馬テレビである。
 番組中、ずっと情報が流れていた。
 停電の地域・通行止めの道路など。

 で、意外なことなのだが、山間部の市町村は、停電数はゼロだった。嬬恋村も、草津町も、長野原町も、みなかみ町も、停電ゼロだった。逆に都市部は、大停電祭りだった。信号機は大丈夫なのだろうか?と心配になった。

 ひょっとしたら、この大雪で一番大変だったのは、嬬恋村や北軽井沢ではなく、雪に耐性のない東京の方ではなかったのだろうか?と思えてきた。例えば、北軽井沢ブルーベリーYGHが、孤立したとしても3ヶ月分の食糧はある。灯油も600リットルの備蓄がある。電池も100本ちかくある。停電用補助バッテリーもあるし、ガソリンも予備タンクで大量にある。パソコンも、バッテリー装備のものに変更してある。とうめんなんとかなる。これは土地が安いからできる備蓄である。しかし、都市部ではそうはいかない。私も17年、東京に住んでいたから分かるけれど、あそこでは備蓄できるスペースなんか無い。

 だからこそ、情報が重要になってくるかもしれない。
 情報さえあれば、なんとか工夫してやっていける。
 都市部なら3qも歩けば隣の駅だ。
 嬬恋村だとそうはいかない。だから備蓄するしかない。


つづく。

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posted by マネージャー at 08:43| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする