2014年03月20日

森林浴

またもや雪である。
もう勘弁して欲しい。

昨日までは、すごい勢いで雪が溶けていた。あまりにも溶けるために村道が川のようになったくらいだった。130センチあった積雪も10センチくらいまで減った。北軽井沢ブルーベリーYGHの駐車場も砂利が見えていた。ところが今朝起きたら一面真っ白。雪である。この雪は今夜まで降るらしい。頭が痛くなった。

ただし、悪いことばかりではない。
泥濘と化した村道は、ふたたび固まった。
スキー場も大喜びしている。
花粉も少なくなっていると思う。

ただ、個人的に困ったことがある。
ツアーイベントの予定が立てにくいのだ。

 北軽井沢ブルーベリーYGHのイベントの大半は、ハイキングである。で、4月や5月のハイキングルートを決めにくい。雪がどれだけ残っているか分からないからだ。残雪の状況が読めないのである。そうなると登れるのか登れないかがわからない。

 雪山ならスノーシューで登れる。雪が無ければ登山靴で登れる。しかし、中途半端な残雪期の登山は、やりたくない。靴もズボンも泥だらけになるし、スノーシューも傷む。第一危険である。危険を冒してまでツアーをやりたくはないし、やったところで面白くない。

 それだけでない。花の開花状況が読めない。ハイキングは、花の開花にあわせて行っているのだが、その開花の状況が全く読めないのだ。これには、本当に参った。いつシャクナゲがピークなのか、いつレンゲツツジがピークなのか全く読めないからだ。

 おまけにガイドの土井君の予定が立たない。土井君は、日帰りでガイドにくる気満々なのだが、私は無理じゃないかと思っている。小さい赤ちゃんがいるからである。うちの息子は頑丈で病気しないけれど、世の中の大半の赤ちゃんは、そうではないと思っている。子供が熱を出したら、ガイドどころではないだろう。

 という訳で、今年は、私がガイドするケースも増えるだろう。といっても、長時間のハイキングガイドは無理である。せいぜい近所を2時間ていど軽くハイキングするぐらいだろう。場合によっては息子を背負いながらのガイドになると思う。そうなったら車での往復時間をプラスしても4時間が限度である。息子のミルク時間になってしまうからだ。

 本当をいうと5月から6月の登山は、一年で一番良い季節である。日照時間は長いし、藪はないし、虫だって少ない。第一、寒くも無く暑くも無い。適度に涼しいうえに花が咲く。そのうえ新緑が美しい。木々の香りもよい。この香りの正体は、フィトンチットである。森には動物の死骸や糞などがあるが、全く臭気は無い。むしろさわやかな香りにつつまれている。これはフィトンチットが森を清浄にしているからである。逆にいうと、こういう時期の森林浴は、健康を倍にする。

 実際、生まれたばかりのうちの息子は、この時期に盛んに森林浴したから丈夫になれたんだと思っている。昔からの山岳会でも、春先から初夏にかけて森に入ることによって体調不良がなおることは、経験則から昔から良く知られていた。それが実証されて厚生労働省のホームページに掲載されるようになったのは、ごく最近のことである。

 もちろん森林浴は健康にも良いことは、医学的に実証されている。フィトンチットなど樹木のパワーがあふれるからだ。NK細胞が一番増加するのもこの時期である。免疫力も大幅にアップする時期でもある。だから、この期間のハイキングツアーが成立しないのは、非常にもったいない。なので、晴れていれば、できるだけ毎日ツアーを出したいと思っている。といっても週末は忙しいので私は平日をメインにツアーを出そうかと考えている。

 もちろん御客さんがゼロでも良い。
 むしろ、ぜんぜんかまわない。
 晴れてさえいれば息子と嫁さんと私と3人で毎日ハイキングするつもりである。
 小浅間山とか、浅間牧場とか、白糸の滝とか、離山とかを歩くつもりだ。
 可能なら湯ノ丸山とか、シャクナゲ園やJバンドにも行きたい。
 結局、御客さんがいようがいまいが関係ない。
 私は、毎日、森林浴に出かけるつもりである。
 それが親子ともども健康に生きることになる信じて。

つづく。

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posted by マネージャー at 11:52| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする