2014年05月22日

交通手段の無い宿泊客をシャクナゲ園まで送迎することにきめた

 嬬恋村では、ボランティアのことを「おてんま」という。
 語源は「御伝馬」からきている。
 江戸時代、幕府は宿場町を限定した。
 宿場を自由に開業できなかった。
 幕府の許可が必要であった。

 とうぜんのことながら一部の独占となる。
 許可された宿場町は非常に潤う。
 その代わりに宿場町に「伝馬」というボランティアを課しました。

 伝馬とは、幕府の公用をこなすために宿駅で馬を乗り継ぐ、その馬のことをいいます。公用の書状や荷物を、出発地から目的地まで同じ人や馬が運ぶのではなく、宿場ごとに人馬を交替して運びました。
 もちろんボランティアである。
 その代わりに、宿場の人々は屋敷地に課税される年貢が免除されたり、旅人の宿泊や荷物を運んで収入を得ることができるという特典があった。
 
 実は、昨日、シャクナゲ園の受付のボランティア(おてんま)をしていた。
 雨天にもかかわらず、問い合わせの電話がジャンジャンかかってきて、大わらわだった。
 
 その時、一部の御客さんから悲痛な叫びがあった。

「交通手段がないんですが、軽井沢からタクシーだといくらくらいかかりますか?」
「最低でも1万2000円以上はしますね」
「それって片道ですよね」
「そうですね。往復なら倍以上になりますから観光タクシーをたのんだ方がいいですね」
「・・・・」

 それから以後の声は悲しそうな声になっていた。
 なまじ今年は花が豊作なだけに悲痛な声になっていた。
 こういう御客さんが多かった。

「わかりました。北軽井沢ブルーベリーYGHで送迎をやりましょう。北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まれば、シャクナゲ園まで送迎します。あと、グリーンプラザホテルでも送迎しているはずですから、問い合わせてください」

 というわけで北軽井沢ブルーベリーYGHでは、足の無い宿泊客をシャクナゲ園まで送迎することを決断した。
 
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つづく。

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posted by マネージャー at 22:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 浅間高原・シャクナゲ園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする