息子が生まれたとき、いろんな人達からプレゼントをいただいた。
たいていは、すぐ使えそうなものばかりだったが、
ある人からは3歳になってから使えるオモチャをプレゼントでいただいた。
中身は「無限つみき」という積み木である。
さっそく私が使用してみたら、恐るべき精度で加工された積み木であった。3センチ×9センチ×1センチの形をした長方形の積み木であるが、驚くべきは1ミクロンの誤差も無い。したがって2メートル近くの高さに乱雑につみあげても、倒れないのである。こういう積み木は、かなり高度な技をもった職人さんしか作れないだろう。
まあ、そんなことは、どうでもいい。
無限つみきを生後4ヶ月くらいの息子に渡してみたが、息子は全く興味が無かった。そっぽをむいた。それから毎週1回のペースで息子にわたしてみたが、息子は、いつまでたっても興味をひかなかった。で、箱をみたら3歳からと書いてあった。
どうりで興味がないわけである。
知能が積み木を使うまでに発達してないのである。
で、考えてみた。
そして思いついた。
この積み木を定期的に与えて反応をみることによって、
息子の知能の発達ぐあいが分かるのではないか?
という簡単な仮説を思いついたのである。で、
「3歳からと書いてあるから2歳くらいから積み木に反応するのだろうなあ」
と思いつつも、念のために定期的に積み木をあたえて様子をみていた。
で、驚くべき事がわかった。
まず積み木に反応をしめしたのは、生後7ヶ月くらいからだった。
しかし、口の中に入れるという反応だった。
最初は積み木を口で確認していた。
変化が起きたのは、生後12ヶ月くらいからだった。
手で積み木で遊ぶようになった。
と言っても積み木で何かを工作するわけではない。
積み木を箱から出して散らかすだけである。
私は、それを徹底的にしまうようにした。
散らかす息子と、しまう私。
これを延々とくりかえした。
すると息子は、積み木を散らかした後に自分でしまうようになった。
生後13ヶ月のことである。
ただ、この時点で積み木で何かをつくるという発想は息子にはなかった。
そこまでの知能は無かった。
私が、何かをつくってみせると、それをキャッキャと破壊して遊んだ。
変化がおきたのは、生後14ヶ月からである、
つまり、ここ1週間くらいからである。
私が、何かタワーのようなものをつくると、息子は積み木を積み始めた。
やっと積み木の使い方をマスターしはじめた。
ここから本題にはいる。
息子が積み木の使い方をマスターしたと同時に、息子は本の読み方をマスターした。もちろん字は読めない。本も逆さに見ている。ただ、以前は、本を乱雑に放り投げたり、口に入れてでろでろにしていたのに、大人と同じように本を読むスタイルをみせるようになったのだ。
本だけでない。
ありとあらゆる事を同時にマスターしだした。
ボタンを閉めようとしたり、チャックの上げ下げをしたり、
今までできなかったことをするようになった。
自我まで目覚めた。
具体的にいうと、餌で釣れなくなった。
自分の意思を主張しだした。
で、ここが肝心なのだが、みんな、ほぼ同時だったということだ。
つまり、あきらかに息子の脳に何かの変化が起きているということなのだ。
その「何か?」については、後日、ここに書くことにする。
結論を言うと、赤ちゃんは、ある日、突然覚醒するということである。
なぜ、そう思ったかというのは、後日述べる。
つづく。
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posted by マネージャー at 23:47|
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