2014年08月09日

宿主のジレンマ

 今年の夏の御客さんは、9割が新規の御客様なのだが、信じがたいことに、どの御客様も良い人ばかりである。今年は特に御客様に恵まれた。素晴らしい御客様にばかりに出会った。
 また、御客様どうしで、庭で花火をして遊ぶことも珍しくなくなった。
 見知らぬ御客様どうしが花火がきっかけで、仲良くなって、そのままお茶や酒を飲み交わすことも珍しくなくなった。
 もちろん楽天・じゃらん・HISの御客様も加わっている。

 うちの息子も、親切な御客様に可愛がってもらった。
 また、5歳と2歳の御客様のお子さんが、1歳4ヶ月になるうちの息子と遊んでくれたりした。
 宝物のオモチャを貸してくれたり、いろいろ遊んでくれた。
 息子は興奮してキャーキャーと絶叫した。
 5歳の男の子の親切に感動して、すごく喜んでいた。
 
 本当なら、いつまでも息子を5歳の男の子と遊ばせてあげたかった。
 しかし、宿は満室。
 そんな中に『キャーキャー』と絶叫する息子を放置はできない。
 ほかの御客様の迷惑になる。
 親心としては、遊ばせてあげたかったが、
 宿屋の親父としては、それはできない。
 泣く泣く、早々に息子を引き上げさせた。
 とはいうものの、息子は興奮のあまり眠れなかった。
 無理も無い、いままで年の近い子供さんと接触してなかったのだ。
 
 だが、私は宿主である。
 息子の興奮を鎮めなければならない。
 そこがちと辛いところでもある。
 
つづく。

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posted by マネージャー at 04:49| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 2013以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする