リピーターが7割をしめる北軽井沢ブルーベリーYGHだが、
今年の夏は、新規の御客様が多かった。
以前は3割しかいなかった新規の御客様が、9割まで増えた。
で、年齢層がぐんと下がった。
そして、いろんな出会いがあった。
今日は、その中から、ちょっといい話を。
高校生の一人旅がやってきた。
2泊の予定である。
高校生だから、金があるわけではない。
当然のことながら素泊まりである。
そして、コンビニ弁当なんか食べている。
それをみた御客様の一人が、翌日の朝食を高校生におごってあげていた。
一人旅の高校生の朝食分の料金を払って上げたのだ。
ここまでは、どこのユースホステルにもある、ありがちな、ちょっと良い話しである。
しかし、この物語は、ここれで終わりでは無い。
つづきがある。
高校生は、北軽井沢ブルーベリーYGHの無料自転車を借りて、人間牧場に行ってイワナ釣りをした。そして5匹釣って持ち帰った。
人間牧場のイワナ釣りは、決して安い娯楽では無い。
http://fishing.nifty.com/cs/catalog/fishing_kanritsuriba/catalog_11032_1.htm
入場料1000円
魚のお持ち帰り代金
山女 400円
岩魚 400円
虹鱒 300円
なのにイワナとヤマメを5匹も持ち帰ったわけだから、最低でも3000円は払っている勘定だろう。
高校生には大きな出費に違いない。
これを私に持ってきて、
「お茶会で出してください」
と言ってきた。朝食を奢ってくれた、見ず知らずの御客様へのお礼だったのかもしれない。
(ちなみに高校生が泊まった初日には、一人旅が5人いた)
しかし、奢ってくれた御客様は、その日は、旅だってしまって、泊まっていなかった。
お茶会には、別の御客様ばかりがいた。
それも、全員がファミリーで4家族。
みんな小さな子連れの御客様だった。
一人旅は一人も居ない。
「アチャー」
と思ったが、どうにもならない。
幼児連れのファミリーの御客様は、早く寝る。
お茶会には降りてこないのが普通である。
私は、ハラハラしながら、お茶会の時間を迎えた。
もし、誰も降りてこなくて、5匹のイワナが冷めてしまうことは避けたいが、こればかりは、どうにもならない。
どうか誰か降りてきてくれと、浅間山に祈った。
そして、奇跡が起きた。
ファミリー4家族が全員降りてきたのだ。
どの家族も一歳児を連れておりてきたのだ。
5匹のイワナは、4家族と高校生が仲良く食べることになった。
そのうちの若いお父さん(二十代くらい?)は、高校生と仲良く会話をしていた。
私は、息子と、他の一歳児のお子さんと、遊びながら、そのようすを見てホッとしていた。
つづく。
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