御嶽山の被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
御嶽山は、9月11日に火山性地震85回を観測している。その時点で、どうして気象庁は、レベル1から2に引き上げなかったのだろうか? 引き上げていたら被害はもっと少なかっただろう。といっても、火山性地震85回の数は、決して多いものではない。阿蘇山なんか毎日、100回以上だし、草津白根山も8月上旬までは、かなりやばかった。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/weekly_report/2014/2014w39/2014w39.htm
ここから本題に入る。
なぜ、このような大惨事になったかを単純明快に、小学生にもわかるように説明したいと思う。
御嶽山の噴火によって半径4キロ以内は入山禁止となった。
ここがポイントなのだ。
半径から4キロ離れていれば、火山はたいして怖くないのである。
あれだけ噴火しても半径4キロの外なら安全なのだ。
なので、吾妻山や浅間山などもレベル3になると半径4キロの立ち入りは禁止になる。
ところがである。
どこもかしこも半径4キロというふうにはいかないのだ。具体的に言うと桜島。桜島の半径4キロ以内に何があるのか? 桜島がスッポリはいっちゃうのだ。鹿児島市は、ぎりぎりセーフ。で、今の桜島の噴火警戒レベル3なのである。ここに半径4キロを適用したらパニックになるだろう。もちろん、そんなことできるわけがない。だいいち鹿児島の人間は、桜島の噴火と共生してきた歴史がある。余計なお世話だろう。口永良部島や阿蘇山だとさらにパニックになる。一回地図を開いてみてほしい。
じゃあ浅間山は?
幸いにも半径4キロ以内に民家は無い。生活道路も、ほとんどない。だからレベル3になっても何もかわらないのである。住民も観光客も何の心配も無い。しかし、そうはいかなかった。2004年の噴火では、ストロンボリ式噴火にもかかわらず風評被害で観光客はバタッとこなくなった。だから風評被害は怖いけれど、火山は怖くない。噴火しても4キロ以内に民家は無い。5キロ以内にもほとんどない。あっても別荘が多少ある程度である。
草津白根山はどうだろう?
もう絶望である。もし草津白根山がレベル3になったら、御愁傷様というしかない。半径4キロの中には、万座どころか草津温泉の中心街もスッポリ入っている。だから、この夏は、草津町民は生きた心地がしなかっただろう。もちろん志賀高原もそうであるが、風向きを考えたら東側にある草津町民の心臓はバクバクものであったと思う。さいわい、草津白根山は首の皮1枚でレベル2にふみとどまったが、レベル3に近いレベル2だったと思う。さいわい9月になってから火山性地震がパッタリとまった。まだ油断はできないが、このままいけば、レベル1の安全水準になる日も遠くないだろう。
さて、ここで気が付いた人もいると思う。レベル3になっても大して影響の無い地域と、そうではない地域があることに。
では、御嶽山はどうなのだろうか?
半径4キロ以内に、山小屋はもちろんのこと、ロープウエイやら温泉やらスキー場やらキャンプ場やら旅館ペンション民宿など、いろんなものがワンサカある。つまり御嶽山が噴火すると自動的に被害がおきやすい地域なのだ。
で、思い出されるのは、民主党が2010年に行った事業仕分けである。民主党は気象庁火山噴火予知の予算カットして御嶽山は、噴火予知のための観測強化の対象から外されるたのだ。
https://megalodon.jp/2014-0927-2219-43/p.twpl.jp/show/orig/JxwQX
もちろん2013年政権に復帰した自民党は、御嶽山の観測強化を図るのだが、3年間のブランクが大きかったか、それでも被害が大きかった。また別の原因として、急にレベル1を2に上げられなかったというのもあるかもしれない。
現に気象庁は、平成26年 No.39 週間火山概況 (平成26年9月19日〜9月25日)で、警戒を呼び掛けてるのである。けれど、その週間火山概況を調べて登山計画をたてる人が何人いるだろうか? ほぼ皆無ではないだろうか? となると、レベルの上げ下げを簡単に行う行政のシステムが必要なのかもしれない。
しかし、そうなるとレベル3になるたびに大騒ぎしなければならない地域が出てくる。そういう場合は、自己責任を認めれば予算はかからないはずだ。登山道の入り口に火山レベルを表示した電光掲示板を設置するだけでいいのだから。あとは自己責任でよいと思う。行政は、登山客・観光客に判断させる材料の提供に徹する・・・・と。しかし、事故が起きるとそうも言ってられないのが現実なんだろうな。この問題は、根が深そうだ。
つづく。
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2014年09月29日
2014年09月28日
四阿山ハイキング(的岩コース)
四阿山ハイキング(的岩コース)
今回の四阿山ハイキングに参加された御客様は、かなり気骨のある猛者。
帰りは的岩コースです。
いつか最大の難所である鬼岩コースから四阿山に登る人はいないかな?
つづく。
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帰りは的岩コースです。
いつか最大の難所である鬼岩コースから四阿山に登る人はいないかな?
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2014年09月27日
四阿山ハイキング(下童子宮コース)
今回の四阿山ハイキングに参加された御客様は、かなり気骨のある猛者でした。
ゴンドラを使わず、あえて一番の難所コースを選んだ上に、
標高1800メートルの嬬恋清水の寄り道さえもしました。
さて、その勇者たちの記録です。
つづく。
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ゴンドラを使わず、あえて一番の難所コースを選んだ上に、
標高1800メートルの嬬恋清水の寄り道さえもしました。
さて、その勇者たちの記録です。
つづく。
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2014年09月26日
ブロックの名称について
今年の夏は新規の御客様が多かったわけだが、多かった理由の一つに近畿の御客様が、3.11以降、もどってきつつあると言うこともある。昔は、夏の御客様の大半が、近畿地方・東海地方であったが、震災の原発事故以来、激減してしまった。ほとんど来なくなったのだ。その代わりに東北や関東の御客様が増えた。ところが、今年あたりから大阪・名古屋の御客様が増えて来だした。冷夏にもかかわらずである。
で、不思議なことに気が付いた。
大阪からくる人が増えているのに関西弁がとびかわないのである。静かなのである。昔は、関西人が5人いたら、20人くらいが会話しているくらいに賑やかだった。声も大きかったし、やたらと関西弁を強調していた。あらよるところで関西を主張していた。しかし、今年は、そういう御客様は皆無だった。お茶会や、送迎の時に
「どちらから来られましたか?」
と聞いてみても
「大阪です」
「奈良です」
という答えが返ってきた。昔なら大声で「関西や!」と言ったものであるが、そういう返答は一度も無かったような気がする。いったい何がおきたというのであろうか? 関西人特有の、あの関西イデオロギーというか、あの強烈な郷土愛は、どこにいったのだろうか?と、すこし不思議な気がした。で、大阪から来た御客様に聞いてみた。
「最近、関西弁を強調する関西人が減りましたね」
「私、そういうの嫌いなんです」
「はあ・・・・」
そういえば、関西弁を強調する関西人を嫌う人も、関西には多いことを思い出した。確かに関西には、いろんな思想をもっている人が多いのだ。ひとくくりにする事はできない土地柄でもあるのだ。
昔(30年前)、全国を放浪していた頃、広島球場で、広島巨人戦をみたことがあるが、観客の9割以上が広島ファンだった。そして、その後に甲子園球場にいったら阪神ファンは6割しかいなくて、けっこう巨人ファンが多くて驚いたことがある。広島と比べたばあい、関西は、かならずしも阪神一色ではなかったのである。そういうのを嫌う大阪人もおおかったのだ。
これは広島に比べて郷土愛が少ないというのとは、すこし違うと思う。大阪には、そういう郷土愛ファシズムを嫌う人間が少なからずいるということなのではないかと思う。
私の友人に、アンチ大阪の人がいた。「関西弁を強調する奴は大嫌いや」とよく言っていたが、そいつの言葉は完全無欠の関西弁だった。いや、岸和田弁というべきか。本人は、共通語を話しているつもりであるが、どう割り引いても岸和田弁にしか聞こえない。「ワシは東京が大好きなんじゃ」と言いながら千葉県にある東京ディズニーランドに行っていた。
「東京ディズニーランドって千葉だぞ」
と、教えたこともあるが
「神戸にある阪神が大阪なら、東京ディズニーランドも東京じゃ」
と、わけのわからぬ理屈で強弁していた。それを屁理屈に感じさせない魅力が彼の岸和田弁にはあった。
また長い前置きを書いてしまった。
ここから本題に入る。
御客様に、こんな質問をいただいた。日本ユースホステル協会のブロック分けについての質問である。日本ユースホステル協会には、北海道・東北・関東・北信越・近畿・東海・中国・四国・九州沖縄の九つブロックがある。そして各ブロックにブロック長があって、それぞれが連携し合っている。で、質問の内容は、こうであった。
「なぜ関東は、関東ブロックなのに、関西は近畿ブロックなんですか?」
という質問だった。で、質問の主は、大声で大阪弁を話す人だった。そして東京を快く思ってない感じの人だった。なので質問してみた。
「御客さんは、近畿と関西、どっちが良いですか?」
「そりゃ関西や。わしらは関西人やから」
なるほど。
近畿人という言葉はあまり聞いたことが無い。
しかし関西人という言葉はきく。
と、同時にローカルさが臭い出す。
関西と言う言葉を発する人の多くは、関西の特殊性を強調する。つまり「ローカルだあ!」と言っている。特殊性とは、ローカルと同義語なのだ。で、そういう人にかぎって「東京なんて田舎もんの集まりやんか」と言ってている。つまり「東京はグローバルだあ!」と言ってるのだ。田舎もんが集まれるというのは、グローバルと同義語なのだ。もし大阪が東京を超えるグローバル都市をねらうなら特殊性を強調してはいけないのだ。
しかし、関西イデオロギーをもつ人は、その特殊性に命をかけているわけだから、どんどんローカル(特殊性)に突き進んでいくだろう。それが無くなってしまったら大阪は面白くなくなって死んでしまうと思う。全国が東京と同じになったら、それこそ面白くない。ローカル(特殊性)、大いにけっこうではないか。
だから近畿ブロックの名称を関西ブロックに変更してもよいと思う。近畿と関西ではえらいちがうからだ。
近畿とは、都会という意味である。畿は都という意味。近畿とは、都の近くという意味である。つまり都会(グローバル)という意味なのだ。そのグローバルを捨てて、関西というローカル名称を使うというのであれば、それはそれで大英断である。
ちなみに関東という名称は、坂東からきている。日本武尊が碓氷の坂を通ったことから、坂の東を坂東とよんだ。もちろん関もつくられた。そこから関東という名称が産まれ、それに対応する名称として関西という言葉も生まれた。つまり関東も関西もローカルをあらわす表記なのだ。しかし、近畿という名称はちがう。都の近くという意味なのだ。そのへんのことを良く考えて、地元民が、関西か近畿かを決めれば良いと思うのだ。
つづく。
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で、不思議なことに気が付いた。
大阪からくる人が増えているのに関西弁がとびかわないのである。静かなのである。昔は、関西人が5人いたら、20人くらいが会話しているくらいに賑やかだった。声も大きかったし、やたらと関西弁を強調していた。あらよるところで関西を主張していた。しかし、今年は、そういう御客様は皆無だった。お茶会や、送迎の時に
「どちらから来られましたか?」
と聞いてみても
「大阪です」
「奈良です」
という答えが返ってきた。昔なら大声で「関西や!」と言ったものであるが、そういう返答は一度も無かったような気がする。いったい何がおきたというのであろうか? 関西人特有の、あの関西イデオロギーというか、あの強烈な郷土愛は、どこにいったのだろうか?と、すこし不思議な気がした。で、大阪から来た御客様に聞いてみた。
「最近、関西弁を強調する関西人が減りましたね」
「私、そういうの嫌いなんです」
「はあ・・・・」
そういえば、関西弁を強調する関西人を嫌う人も、関西には多いことを思い出した。確かに関西には、いろんな思想をもっている人が多いのだ。ひとくくりにする事はできない土地柄でもあるのだ。
昔(30年前)、全国を放浪していた頃、広島球場で、広島巨人戦をみたことがあるが、観客の9割以上が広島ファンだった。そして、その後に甲子園球場にいったら阪神ファンは6割しかいなくて、けっこう巨人ファンが多くて驚いたことがある。広島と比べたばあい、関西は、かならずしも阪神一色ではなかったのである。そういうのを嫌う大阪人もおおかったのだ。
これは広島に比べて郷土愛が少ないというのとは、すこし違うと思う。大阪には、そういう郷土愛ファシズムを嫌う人間が少なからずいるということなのではないかと思う。
私の友人に、アンチ大阪の人がいた。「関西弁を強調する奴は大嫌いや」とよく言っていたが、そいつの言葉は完全無欠の関西弁だった。いや、岸和田弁というべきか。本人は、共通語を話しているつもりであるが、どう割り引いても岸和田弁にしか聞こえない。「ワシは東京が大好きなんじゃ」と言いながら千葉県にある東京ディズニーランドに行っていた。
「東京ディズニーランドって千葉だぞ」
と、教えたこともあるが
「神戸にある阪神が大阪なら、東京ディズニーランドも東京じゃ」
と、わけのわからぬ理屈で強弁していた。それを屁理屈に感じさせない魅力が彼の岸和田弁にはあった。
また長い前置きを書いてしまった。
ここから本題に入る。
御客様に、こんな質問をいただいた。日本ユースホステル協会のブロック分けについての質問である。日本ユースホステル協会には、北海道・東北・関東・北信越・近畿・東海・中国・四国・九州沖縄の九つブロックがある。そして各ブロックにブロック長があって、それぞれが連携し合っている。で、質問の内容は、こうであった。
「なぜ関東は、関東ブロックなのに、関西は近畿ブロックなんですか?」
という質問だった。で、質問の主は、大声で大阪弁を話す人だった。そして東京を快く思ってない感じの人だった。なので質問してみた。
「御客さんは、近畿と関西、どっちが良いですか?」
「そりゃ関西や。わしらは関西人やから」
なるほど。
近畿人という言葉はあまり聞いたことが無い。
しかし関西人という言葉はきく。
と、同時にローカルさが臭い出す。
関西と言う言葉を発する人の多くは、関西の特殊性を強調する。つまり「ローカルだあ!」と言っている。特殊性とは、ローカルと同義語なのだ。で、そういう人にかぎって「東京なんて田舎もんの集まりやんか」と言ってている。つまり「東京はグローバルだあ!」と言ってるのだ。田舎もんが集まれるというのは、グローバルと同義語なのだ。もし大阪が東京を超えるグローバル都市をねらうなら特殊性を強調してはいけないのだ。
しかし、関西イデオロギーをもつ人は、その特殊性に命をかけているわけだから、どんどんローカル(特殊性)に突き進んでいくだろう。それが無くなってしまったら大阪は面白くなくなって死んでしまうと思う。全国が東京と同じになったら、それこそ面白くない。ローカル(特殊性)、大いにけっこうではないか。
だから近畿ブロックの名称を関西ブロックに変更してもよいと思う。近畿と関西ではえらいちがうからだ。
近畿とは、都会という意味である。畿は都という意味。近畿とは、都の近くという意味である。つまり都会(グローバル)という意味なのだ。そのグローバルを捨てて、関西というローカル名称を使うというのであれば、それはそれで大英断である。
ちなみに関東という名称は、坂東からきている。日本武尊が碓氷の坂を通ったことから、坂の東を坂東とよんだ。もちろん関もつくられた。そこから関東という名称が産まれ、それに対応する名称として関西という言葉も生まれた。つまり関東も関西もローカルをあらわす表記なのだ。しかし、近畿という名称はちがう。都の近くという意味なのだ。そのへんのことを良く考えて、地元民が、関西か近畿かを決めれば良いと思うのだ。
つづく。
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2014年09月25日
相関関係にかんする考察
子供が産まれて明日で1年6ヶ月になる。
つまり息子が明日で1歳6ヶ月になる。
1歳6ヶ月にもなると、かなり歩けるようになった。しかし、御客さんのお子さんを拝見するかぎり、うちの息子は、まだまだ歩けない。歩けるようになったのが遅かったようだ。だから、まだまだヨチヨチ歩きである。それは分かっていたが、先日、軽井沢の公園でママ友と、その娘さん出会って驚いた。ほぼ同じ時期に産まれた娘さんが、靴をはいて公園を颯爽と歩いていたからである。いつ幼稚園にいってもおかしくないような凛々しい姿をしていた。しかし、その娘さんは1歳6ヶ月なのである。もちろん頭も良い。他者をキチンと認識できるし、お母さんとコミュニケーションをとっている。言葉になっている。会話をしている。
「さすが女の子だなあ・・・成長が早いなあ」
「うーん、かしこいなあ」
と感心してしまった。
うちの息子は、現在、退化中である。これはよくあることで、赤ちゃんは進化の後に退化する。たとえば、うちの息子は生後8ヶ月くらいで「いただきます」「ごちそうさまを」正確に発音した。そして手を合わせていた。しかし、今は発音しないし、手を合わせることもしなくなった。赤ちゃんによくある退化現象であるが、正確に言うと退化では無い。自分の意思をもちはじめただけである。
子犬なんかでもそうなのだが、最初はひたすら真似をする。しかし、ある程度大きくなったら真似をしなくなる。自らの意思を持ち始めて勝手な行動をおこすのである。そして、あらゆる対象にたいして自分が納得するまで実験を繰り返すのである。その態度は、科学者・研究者のそれとかわらない。つまり退化に見えて退化では無い。これは、あらゆる動物の赤ちゃんに見られる現象でもある。
話は変わるが、最近の科学の進歩によって、進化論はほぼ否定されつつあるようだ。遺伝子が突然変異し、そのあと適者生存で残る個体と滅びる個体があるという説は、まともな学者なら誰も信じてないらしい。従って遺伝子に複雑な情報が組み込まれているという考え方も放棄されつつある。かわりにいろんな仮説がでてきた。その一つにホルモンが遺伝子のスイッチをオンオフさせているというのがある。環境の変化によって、ホルモンの出方に変化が起こり、それによって遺伝子に変化が起きるというのだ。
面白いことに、このような考え方は、認知科学・発達心理学・動物学・脳科学などの各種の分野から、同時期にでてきた。もちろん医学の世界からもでてきている。癌になりやすい遺伝子をもっていても、必ずしも癌にならない人がいる。そういう人は環境に影響されているらしいというのだ。環境によってホルモンの出方が違い、遺伝子のスイッチのオンオフもちがってきていて、必ずしも癌になるかどうかわからないというのだ。
その典型的な例としてよくあげられていることが、森林にいることによってナチュラルキラー細胞が増加して、癌になりにくくなるという事例だろう。この事例の面白いことは、森林のそばで3日間生活するだけで、3ヶ月間もナチュラルキラー細胞が増加したままであるということである。たったの3日間生活するだけで3ヶ月ももつのだ。つまり、都心のど真ん中にいようが、関係ないということである。定期的に森に行くだけでナチュラルキラー細胞が増加するわけだからだ。そうなると、定期的に温泉にかよう人に長生きが多いのも、温泉にかようことで何かのスイッチがはいっているのかもしれない。
脳科学の世界では、赤ちゃんの脳の機能を先天的(遺伝子)・後天的(学習)にわけることが間違いだとされている。両者には相互作用があって分けることはできないものらしい。分けることが出来ないほど、脳には順応性があるということなのだ。
しかし、この考え方は、最初、私には信じがたかった。理由は、犬である。犬種によって馬鹿と利口の差が大きすぎるのである。シエルティやコリーやプードルや甲斐犬は、人間に近いくらい利口であるが、ハスキーやダックスフンドや柴犬の馬鹿っぷりは、もう見てて哀れなくらいである。しかし、どれも犬という種なのだ。なのに犬種によって頭の良さがちがいすぎる。
しかし、この考え方は、シエルティーの愛犬コロを飼い、犬仲間が大勢できたら撤回せざるをえなくなった。利口で有名なシエルティーも飼い主によっては、お馬鹿犬になってしまっている。また、お馬鹿犬で有名なシベリアンハスキーを、シェパード並みに利口に育て上げている飼い主の存在も自分の目で確認してしまった。
一般的には遺伝子がものをいうと、言われている犬でさえ、飼い主によって、お馬鹿にもなりうるし、お利口さんにもなりうる。ましてや人間の赤ちゃんの脳なら、なおさら脳の機能を先天的(遺伝子)・後天的(学習)にわけることことができないかもしれない。多くの脳科学者や認知科学者のいうとおり、両者には相互作用があって、後天的(学習)なものが、先天的(遺伝子)なものを変化させうる可能性をもっているかもしれない。
長い前置きは、ここまでとして本題にはいる。
今までは、脳の機能を先天的(遺伝子)・後天的(学習)にわけることことができない。両者には相互作用がある。それほど脳は柔軟であるという話しをした。
で、これから話すことは、そういう難しい話しでは無く、母親の失敗(ドジ)は、息子や娘の反抗と分けることが出来ない。両者には相互作用があるという事を言うつもりである。
え?
何のことか分からないって?
そうせかさないでほしい。
ゆっくり説明するので・・・・。
宿屋をはじめて15年たつ。その間、常に疑問におもっていたことがあった。それはファミリーで泊まりに来る家族の中の、お母さんのドジ(失敗)についてである。皿を割るとか、水をこぼすとか、携帯や財布を忘れるといった、たわいもないドジのことだ。
もちろんお父さんだってドジをする。お父さんとお母さんを比較したら、圧倒的にお父さんのほうがドジが多い。統計は、とってないが、感覚的に5倍くらいお父さんの方がドジが多いと思う。しかし、お父さんのドジには、法則性はないのである。宿屋の親父が観察しても、これといった法則性を見いだせない。
しかし、お母さんのドジには、ある程度の法則性がある。お母さんのドジの8割が、息子さんや娘さんと喧嘩したあとにおきているのだ。しかし、お父さんには、これがあてはまらない。いくら子供さんと不仲になっても、お父さんは微動だにしない。しかし、お母さんはそうではないのだ。そういう時にかぎってドジをふむのである。
だから宿屋としては、いらぬ仕事を増やさないように、親子が仲良くなるように細心の注意をはらっている。部屋割りとか、メニューとか、ビデオソフトとか、プレゼントといったことに、かなり気をつかうようになった。特にお母さんが、息子さん・娘さんと仲良くなるような細心の注意をはらっている。
これは、うちの嫁さんにもあてはまる。
嫁さんが失敗するケースの大半が、それ以前に息子が愚図っていることがおおい。なので、もし息子が母親の前で愚図っていたら、とんでいくことにしている。でないと嫁さんが失敗して、余計な仕事を増やしてしまうからだ。よーするに「母親の失敗」と「息子の機嫌」には相互作用があるのである。
で、ここが不思議なところなのだが、「父親の失敗」と「息子の機嫌」には全く相互関係は見られない。父親のドジは、そういう所にはないのである。いくら観察しても法則性を見つけることはできない。息子や娘の機嫌に関係なく、うまそうに酒を飲んでいる。しかし、お母さんは、息子が機嫌が悪いと、高い酒も残してしまうのである。
つづく。
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つまり息子が明日で1歳6ヶ月になる。
1歳6ヶ月にもなると、かなり歩けるようになった。しかし、御客さんのお子さんを拝見するかぎり、うちの息子は、まだまだ歩けない。歩けるようになったのが遅かったようだ。だから、まだまだヨチヨチ歩きである。それは分かっていたが、先日、軽井沢の公園でママ友と、その娘さん出会って驚いた。ほぼ同じ時期に産まれた娘さんが、靴をはいて公園を颯爽と歩いていたからである。いつ幼稚園にいってもおかしくないような凛々しい姿をしていた。しかし、その娘さんは1歳6ヶ月なのである。もちろん頭も良い。他者をキチンと認識できるし、お母さんとコミュニケーションをとっている。言葉になっている。会話をしている。
「さすが女の子だなあ・・・成長が早いなあ」
「うーん、かしこいなあ」
と感心してしまった。
うちの息子は、現在、退化中である。これはよくあることで、赤ちゃんは進化の後に退化する。たとえば、うちの息子は生後8ヶ月くらいで「いただきます」「ごちそうさまを」正確に発音した。そして手を合わせていた。しかし、今は発音しないし、手を合わせることもしなくなった。赤ちゃんによくある退化現象であるが、正確に言うと退化では無い。自分の意思をもちはじめただけである。
子犬なんかでもそうなのだが、最初はひたすら真似をする。しかし、ある程度大きくなったら真似をしなくなる。自らの意思を持ち始めて勝手な行動をおこすのである。そして、あらゆる対象にたいして自分が納得するまで実験を繰り返すのである。その態度は、科学者・研究者のそれとかわらない。つまり退化に見えて退化では無い。これは、あらゆる動物の赤ちゃんに見られる現象でもある。
話は変わるが、最近の科学の進歩によって、進化論はほぼ否定されつつあるようだ。遺伝子が突然変異し、そのあと適者生存で残る個体と滅びる個体があるという説は、まともな学者なら誰も信じてないらしい。従って遺伝子に複雑な情報が組み込まれているという考え方も放棄されつつある。かわりにいろんな仮説がでてきた。その一つにホルモンが遺伝子のスイッチをオンオフさせているというのがある。環境の変化によって、ホルモンの出方に変化が起こり、それによって遺伝子に変化が起きるというのだ。
面白いことに、このような考え方は、認知科学・発達心理学・動物学・脳科学などの各種の分野から、同時期にでてきた。もちろん医学の世界からもでてきている。癌になりやすい遺伝子をもっていても、必ずしも癌にならない人がいる。そういう人は環境に影響されているらしいというのだ。環境によってホルモンの出方が違い、遺伝子のスイッチのオンオフもちがってきていて、必ずしも癌になるかどうかわからないというのだ。
その典型的な例としてよくあげられていることが、森林にいることによってナチュラルキラー細胞が増加して、癌になりにくくなるという事例だろう。この事例の面白いことは、森林のそばで3日間生活するだけで、3ヶ月間もナチュラルキラー細胞が増加したままであるということである。たったの3日間生活するだけで3ヶ月ももつのだ。つまり、都心のど真ん中にいようが、関係ないということである。定期的に森に行くだけでナチュラルキラー細胞が増加するわけだからだ。そうなると、定期的に温泉にかよう人に長生きが多いのも、温泉にかようことで何かのスイッチがはいっているのかもしれない。
脳科学の世界では、赤ちゃんの脳の機能を先天的(遺伝子)・後天的(学習)にわけることが間違いだとされている。両者には相互作用があって分けることはできないものらしい。分けることが出来ないほど、脳には順応性があるということなのだ。
しかし、この考え方は、最初、私には信じがたかった。理由は、犬である。犬種によって馬鹿と利口の差が大きすぎるのである。シエルティやコリーやプードルや甲斐犬は、人間に近いくらい利口であるが、ハスキーやダックスフンドや柴犬の馬鹿っぷりは、もう見てて哀れなくらいである。しかし、どれも犬という種なのだ。なのに犬種によって頭の良さがちがいすぎる。
しかし、この考え方は、シエルティーの愛犬コロを飼い、犬仲間が大勢できたら撤回せざるをえなくなった。利口で有名なシエルティーも飼い主によっては、お馬鹿犬になってしまっている。また、お馬鹿犬で有名なシベリアンハスキーを、シェパード並みに利口に育て上げている飼い主の存在も自分の目で確認してしまった。
一般的には遺伝子がものをいうと、言われている犬でさえ、飼い主によって、お馬鹿にもなりうるし、お利口さんにもなりうる。ましてや人間の赤ちゃんの脳なら、なおさら脳の機能を先天的(遺伝子)・後天的(学習)にわけることことができないかもしれない。多くの脳科学者や認知科学者のいうとおり、両者には相互作用があって、後天的(学習)なものが、先天的(遺伝子)なものを変化させうる可能性をもっているかもしれない。
長い前置きは、ここまでとして本題にはいる。
今までは、脳の機能を先天的(遺伝子)・後天的(学習)にわけることことができない。両者には相互作用がある。それほど脳は柔軟であるという話しをした。
で、これから話すことは、そういう難しい話しでは無く、母親の失敗(ドジ)は、息子や娘の反抗と分けることが出来ない。両者には相互作用があるという事を言うつもりである。
え?
何のことか分からないって?
そうせかさないでほしい。
ゆっくり説明するので・・・・。
宿屋をはじめて15年たつ。その間、常に疑問におもっていたことがあった。それはファミリーで泊まりに来る家族の中の、お母さんのドジ(失敗)についてである。皿を割るとか、水をこぼすとか、携帯や財布を忘れるといった、たわいもないドジのことだ。
もちろんお父さんだってドジをする。お父さんとお母さんを比較したら、圧倒的にお父さんのほうがドジが多い。統計は、とってないが、感覚的に5倍くらいお父さんの方がドジが多いと思う。しかし、お父さんのドジには、法則性はないのである。宿屋の親父が観察しても、これといった法則性を見いだせない。
しかし、お母さんのドジには、ある程度の法則性がある。お母さんのドジの8割が、息子さんや娘さんと喧嘩したあとにおきているのだ。しかし、お父さんには、これがあてはまらない。いくら子供さんと不仲になっても、お父さんは微動だにしない。しかし、お母さんはそうではないのだ。そういう時にかぎってドジをふむのである。
だから宿屋としては、いらぬ仕事を増やさないように、親子が仲良くなるように細心の注意をはらっている。部屋割りとか、メニューとか、ビデオソフトとか、プレゼントといったことに、かなり気をつかうようになった。特にお母さんが、息子さん・娘さんと仲良くなるような細心の注意をはらっている。
これは、うちの嫁さんにもあてはまる。
嫁さんが失敗するケースの大半が、それ以前に息子が愚図っていることがおおい。なので、もし息子が母親の前で愚図っていたら、とんでいくことにしている。でないと嫁さんが失敗して、余計な仕事を増やしてしまうからだ。よーするに「母親の失敗」と「息子の機嫌」には相互作用があるのである。
で、ここが不思議なところなのだが、「父親の失敗」と「息子の機嫌」には全く相互関係は見られない。父親のドジは、そういう所にはないのである。いくら観察しても法則性を見つけることはできない。息子や娘の機嫌に関係なく、うまそうに酒を飲んでいる。しかし、お母さんは、息子が機嫌が悪いと、高い酒も残してしまうのである。
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2014年09月24日
70年の歴史に幕を下ろす川原湯温泉駅
今日で、川原湯温泉駅の使命は終わった。
今までの吾妻線が、廃線になり、明日から新しい吾妻線の運行になるのだ。
ブログで全く宣伝しなかったのは、集客よりも自分が吾妻線に乗りたかったからである。
おかげで、今日は御客様がゼロだった。
2ヶ月ぶりのゼロだった気がする。
おかげで、久しぶりに自由気ままな旅が出来た。
河原湯温泉駅さん、長い間、おつかれさまでした。
つづく。
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今までの吾妻線が、廃線になり、明日から新しい吾妻線の運行になるのだ。
ブログで全く宣伝しなかったのは、集客よりも自分が吾妻線に乗りたかったからである。
おかげで、今日は御客様がゼロだった。
2ヶ月ぶりのゼロだった気がする。
おかげで、久しぶりに自由気ままな旅が出来た。
河原湯温泉駅さん、長い間、おつかれさまでした。
つづく。
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2014年09月20日
2014年09月18日
2014年09月17日
2014年09月16日
高校生・中学生諸君!
北軽井沢ブルーベリーYGHは、いつもなら7割がリピーターである。
これは北軽井沢が滞在型の観光地であるのと関係していると思う。
ところが今年の夏は、新規の御客様が多かった。
リピーターは、7割から1割に減り、新規の御客様が9割に増えた。
それにともなってツアー参加者が激減し客層の平均年齢が低下した。
もちろん高校生の一人旅もチラホラみられるようになってきた。
そのたびに、私は心を痛めた。
軽井沢や北軽井沢は、高校生の財布には優しくないのだ。
交通費もやたらとかかる。
おまけに交通の便も良くない。
かといって、自転車で移動するには坂が多すぎる。
仮に、それは若さの体力で乗り切るにしても腹が減りすぎる。
つまり燃費(食費)がかかって財布に安くない。
私は、若い頃に三千円で買った中古自転車で日本一周したことがあったが、やはり燃費(食費)がかかった。旅が終わってから計算したら電車で日本一周した方が安かった。そのほうが燃費(食費)がかからないからである。ちなみに宿代は、電車も自転車もかわらない。どちらを利用しようが、駅寝したので費用はゼロである。昔の駅は、そういう使い方が出来た。今は無理である。駅から追い出される。浮浪者が多くなったからである。
思えば、今よりずっと貧乏だったのに、昔には駅に浮浪者なんかいなかった。浮浪者は、社会が豊かにならないとでてこないのだそうだ。社会が貧乏だと浮浪者も生活が出来ないのだ。
そういう意味で江戸時代は凄い。大金持ちの浮浪者がいたことが記録で分かっている。御殿に住んでいる浮浪者が何人も居たことが分かっている。
もはやこうなると浮浪者とはいいがたい。ホームレスでさえ無い。
前置きは、ここまでとして本題に入る。
高校生のことである。
北軽井沢が高校生の財布に安くないことは既に述べた。
しかし、それを解決した高校生がいたので『なるほど』と思ったので、ここに書いておくことにした。高校生・中学生諸君が、この文章をみていたら是非、参考にして欲しい。
で、話しは簡単である。
親にねだるだけである。
このブログのツアー報告を親に見せて
『一度、ユースホステルのツアーに参加してみたい』
というだけなのだ。それだけでいい。
もし、親御さんが、若い頃にユースホステルを使ったことのある人間なら、大喜びで連れてくることだろう。ユースホステルの教育効果を自らの体験で知り尽くしているからだ。高校生が十泊以上、ユースホステルに泊まれば確実に礼儀正しくなる。就職や進学の面接で有利になるし、その社会経験によって、就職(進学)した後にも有利になるし、なにより社会勉強として最強である。
たまに学生さんのグループが、北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まっても団体だと自分達だけで閉じこもっていることが多いが、あれは非常にもったいない。もっと、おっさんたちとふれあった方が良い。
若い人たちからみたら、さえないおっさんにしか見えないかもしれないが、その中には、某金融機関の人事のひともいるし、某メーカーの秘書付役員も居る。裁判官もいれば弁護士も医者も大学の先生いる。南極隊員もいれば、フランスの三つ星レストランでシェフをしていた人もいる。そういう人たちは、自分の職業を隠しているが、宿主の私は宿泊名簿で知りうる立場にある。
そういう人たちが、若い頃にユースホステルは全盛期をむかえていた。そして、その頃のヘビーユーザーが、社会に出て大出世しているのだ。だから、おっさんたちは、ユースホステルの凄さをよく知っている。
それだけに息子が娘が『一度、ユースホステルのツアーに参加してみたい』と言ったら絶対に『うん』というはずである。大喜びで連れてきてくれるはずである。
仮にもし、親御さんがユースホステルをよく知らなかったとしよう。それでも問題ない。まず、図書館にいって『リヒャルト・シルマン伝』を読んでお父さんに説明するか、このブログをお父さんに読んでもらえば良い。感のよいひとならアッという間に『一緒に行こう』または『行ってこい』になるはずであるし、有力なスポンサーになるであろう。
そうなれば『トイレで一人で弁当を食べる』というまか不思議な行為はなくなるし、一人毅然と行動できる自分になっているはずである。ユースホステルの世界を知ったら、学校内のことなんか小さすぎて悩みも何もかもが消えてなくなるであろう。それほど世界は大きいのである。
つづく。
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これは北軽井沢が滞在型の観光地であるのと関係していると思う。
ところが今年の夏は、新規の御客様が多かった。
リピーターは、7割から1割に減り、新規の御客様が9割に増えた。
それにともなってツアー参加者が激減し客層の平均年齢が低下した。
もちろん高校生の一人旅もチラホラみられるようになってきた。
そのたびに、私は心を痛めた。
軽井沢や北軽井沢は、高校生の財布には優しくないのだ。
交通費もやたらとかかる。
おまけに交通の便も良くない。
かといって、自転車で移動するには坂が多すぎる。
仮に、それは若さの体力で乗り切るにしても腹が減りすぎる。
つまり燃費(食費)がかかって財布に安くない。
私は、若い頃に三千円で買った中古自転車で日本一周したことがあったが、やはり燃費(食費)がかかった。旅が終わってから計算したら電車で日本一周した方が安かった。そのほうが燃費(食費)がかからないからである。ちなみに宿代は、電車も自転車もかわらない。どちらを利用しようが、駅寝したので費用はゼロである。昔の駅は、そういう使い方が出来た。今は無理である。駅から追い出される。浮浪者が多くなったからである。
思えば、今よりずっと貧乏だったのに、昔には駅に浮浪者なんかいなかった。浮浪者は、社会が豊かにならないとでてこないのだそうだ。社会が貧乏だと浮浪者も生活が出来ないのだ。
そういう意味で江戸時代は凄い。大金持ちの浮浪者がいたことが記録で分かっている。御殿に住んでいる浮浪者が何人も居たことが分かっている。
もはやこうなると浮浪者とはいいがたい。ホームレスでさえ無い。
前置きは、ここまでとして本題に入る。
高校生のことである。
北軽井沢が高校生の財布に安くないことは既に述べた。
しかし、それを解決した高校生がいたので『なるほど』と思ったので、ここに書いておくことにした。高校生・中学生諸君が、この文章をみていたら是非、参考にして欲しい。
で、話しは簡単である。
親にねだるだけである。
このブログのツアー報告を親に見せて
『一度、ユースホステルのツアーに参加してみたい』
というだけなのだ。それだけでいい。
もし、親御さんが、若い頃にユースホステルを使ったことのある人間なら、大喜びで連れてくることだろう。ユースホステルの教育効果を自らの体験で知り尽くしているからだ。高校生が十泊以上、ユースホステルに泊まれば確実に礼儀正しくなる。就職や進学の面接で有利になるし、その社会経験によって、就職(進学)した後にも有利になるし、なにより社会勉強として最強である。
たまに学生さんのグループが、北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まっても団体だと自分達だけで閉じこもっていることが多いが、あれは非常にもったいない。もっと、おっさんたちとふれあった方が良い。
若い人たちからみたら、さえないおっさんにしか見えないかもしれないが、その中には、某金融機関の人事のひともいるし、某メーカーの秘書付役員も居る。裁判官もいれば弁護士も医者も大学の先生いる。南極隊員もいれば、フランスの三つ星レストランでシェフをしていた人もいる。そういう人たちは、自分の職業を隠しているが、宿主の私は宿泊名簿で知りうる立場にある。
そういう人たちが、若い頃にユースホステルは全盛期をむかえていた。そして、その頃のヘビーユーザーが、社会に出て大出世しているのだ。だから、おっさんたちは、ユースホステルの凄さをよく知っている。
それだけに息子が娘が『一度、ユースホステルのツアーに参加してみたい』と言ったら絶対に『うん』というはずである。大喜びで連れてきてくれるはずである。
仮にもし、親御さんがユースホステルをよく知らなかったとしよう。それでも問題ない。まず、図書館にいって『リヒャルト・シルマン伝』を読んでお父さんに説明するか、このブログをお父さんに読んでもらえば良い。感のよいひとならアッという間に『一緒に行こう』または『行ってこい』になるはずであるし、有力なスポンサーになるであろう。
そうなれば『トイレで一人で弁当を食べる』というまか不思議な行為はなくなるし、一人毅然と行動できる自分になっているはずである。ユースホステルの世界を知ったら、学校内のことなんか小さすぎて悩みも何もかもが消えてなくなるであろう。それほど世界は大きいのである。
つづく。
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2014年09月14日
2014年09月13日
2014年09月11日
2014年09月10日
息子の考えたゲーム
息子が1歳5ヶ月になった。
子供は、育てたようにしか育たない。
これが、歩けるようになって、ますますハッキリしてきた。
客室を掃除しつつ、館内をウロウロしていると
息子も一緒にウロウロし出す。
私がバタバタしているものだから
息子もバタバタしている。
そして親の後を追いかけている。
で、座ってタオルをたたんでいると、
息子も床に座って大人しくなる。
私が静かだと息子も静かである。
クイックルワイパーで床を拭いていると、
息子もリネン室から、クイックルワイパーをとりだして
一緒に掃除をはじめる。
もちろんワイパーに紙が付いてないので掃除なんかになってない。
はっきり言って邪魔なだけであるが、
癒やされるので、放置しつつみている。
そんな毎日が続いていると、嫁さんが不思議そうに言ってきた。
「ベビーサークルの外に、オモチャがたくさん捨ててあるのは何故だろう?」
「ああ、なるほどな」
これも親の真似であることが、すぐに分かった。息子が何か危険なもの(鉛筆や口に入れそうなゴミ)をもっていると、私がすぐに取り上げて、ベビーサークルの外に放り投げているからである。それを真似して、自分もオモチャをベビーサークルの外に放り投げているのだ。
『息子の行為の全ては、親に原因がある』
と考えて息子の行動パターンを観察していくと、息子の行動の原因の9割以上は、解明可能である。解明できない1割は、テレビなどの影響であろう。
ある日、息子が変な動きをしていたのだが、しばらく原因がわからなかった。スクワットを繰り返したり、倒れたりである。なんだろう?と不思議に思っていたら、NHK教育テレビの体操の真似であった。まだろくに歩けない1歳5ヶ月の子供がスクワットをするわけだから、テレビの影響も捨てた物では無い。なので、我が家では、はやくからNHK教育テレビの番組をかたっぱしから録画して、息子に見せている。
子供が産まれるまでは、NHKには言いたいことがいっぱいあった。受信料は高すぎると思った。しかし、子供が産まれるとNHK教育テレビの素晴らしさがわかった。NHK総合テレビは、今でもいらないと思っているけれど、NHK教育テレビは、幼児番組に限って言えば、すばらしいの一言につきる。最強のベビーシッターである。
まあ、そんなことは、どうでもいい。
NHK教育テレビで、フラダンスの番組があった。見た目と違ってフラダンスというのは、すごいハードな踊りであり、プロレスラー顔負けの肉体改造が必要な、過激な踊りである。飛んだり跳ねたり動いたりで激しく肉体を酷使する。奇声もあげる。その番組をみた息子は、同じように奇声をあげつつ飛んだり跳ねたり動いたりする。
『テレビの影響も、そうとうなものだな』
と呆れてしまった。
長い前置きになってしまったが、本題にはいる。
夏休み中、いろんなお母さんたちから、
「どうして子供を放置して、宿業が出来るのか?」
「親が離れて子供は泣かないのか?」
「おんぶしながら、仕事しなくてよいのか?」
という疑問をいただいた。正直いって、最初は、この質問の意味をよくわかってなかった。うちの息子は放置したら一人遊びをするからだ。私は、発達心理学の研究者の書いた本を何冊か読んでいたので、生後6ヶ月あたりから、オモチャをガンガンあたえていた。
といっても、市販のオモチャでは無い。オタマとかシャモジとか、味噌汁茶碗とか、フライかえしとか、口に入れても問題なさそうな厨房用品はらはじまって、いろんなものを与えまくった。赤ちゃんは好奇心のかたまりで、脳が科学者のように反応するようにできているので、新奇な物をみたら、ひたすら観察する傾向がある。そして観察が終了したら見向きもしないのだ。その性質を利用して、次から次へとオモチャを与えて一人遊びするようにしつけた。そして、ベビーサークルの中で放置した。
といっても9ヶ月くらいになると、放置を嫌がるようになる。しかし、あえて放置して、オモチャを与えつづけると泣かなくなって一人遊びをするようになる。これは、宿仲間から聞いた話しを自分なりに応用した方法である。親しくしてもらっているレストランのオーナーも、他のペンション仲間も同じようなことをしたらしい。だから、いろんなお母さんたちから、
「どうして子供を放置して、宿業が出来るのか?」
と聞かれても、イマイチ、ピンとこなかった。
逆にどうして子供を放置できないのか?
と不思議に思ったくらいである。
しかし、今なら分かる。なぜ、お母さんたちが、放置できなかったのかがわかる。住んでいる家という環境の違いであることがよくわかる。マンションやアパートなら赤ちゃんが泣いたら、隣家の迷惑を考えて泣き止ませようとするに違いない。とすれば、赤ちゃんにしてみたら、泣けばかまってくれるという事を学習してしまうわけで、一人遊びする機会を失ってしまうかもしれない。そう考えると、ますます赤ちゃんの生育が環境に影響されると思ってしまった。
環境と言えば、宿屋という環境は、1歳5ヶ月の息子にとって、かなり広い空間である。しかも、赤ちゃんが触ってはいけないものがたくさんある。ガラスのコップ・湯飲み・急須・魔法瓶・ビデオソフト・リモコン・パソコン・ゴミ箱・トイレ・スリッパなどである。これらを触らせないようにするには、一々見ているか、駄目なものは駄目と教え込むしかないが、当然のことながら私は、『駄目なものは駄目』と教え込むことにした。宿屋やレストランの諸先輩方が、みんなそうしていたからである。
もちろん発達心理学者の書いた本にもかいてある。1歳から2歳児の赤ちゃんは、何が駄目で、何が駄目で無いかを学習するために、ありとあらゆるものに触りたがると書いてある。多くの生物学者も同じようなこと書いてある。誰でも知っている有名な人で言ったらムツゴロウさんも、犬が子犬を教育するときに、何が駄目で何が良いかを教えると言っている。その一番最初が断乳である。2ヶ月を過ぎたら母犬は断乳する。しかし、子犬は飲みたがる。そこで母犬は『ウウーッ』と吠えて駄目だと教える。子犬は、そこで母犬の『駄目』という指示を覚える。まず、断乳で『駄目』のサインを教えて、それからあらゆる『駄目』を教えるのだ。
私は、これを知っていたので愛犬の子犬選びに成功した。ペットショップで子犬をだかせてもらう。すると、どんな子犬も甘噛みするのだが、その時に耳元で『ウウウーッ』と唸ってみると、母犬によく躾けられた子犬は、一発で甘噛みをやめる。それを知っていたから、子犬選びの時に、とても躾けやすい子犬を選ぶことが出来たのだ。北軽井沢ブルーベリーYGHの愛犬コロは、とても大人しくて従順なのだが、それは、母犬の躾が良かった子犬を選べたからである。これは、人間の赤ちゃんにも言えることであることは、私も体験的に確信していたから、わが息子にも『ウウウーッ』にあたる『駄目』を連発してみた。
で、これは駄目。あれは駄目と教え込む内に非常に興味深いことがおきた。息子がゲームをするようになったのだ。こちらの様子をうかがいながら、いろんなものに触るようになる。駄目と言われれば、すぐに手をひっこめるけれど、他に触れるものは山ほどあるので、なんでもかんでも触りだす。そして、駄目を言われないものをみつけだして、それで遊びだすのだ。
と言っても息子の興味は長く続かない。あれほど触りたがったテレビのリモコンも、1時間もさわると、あとは見向きもしない。しかし、別のビデオのリモコンや、エアコンのリモコンは触りだす。そのうち駄目と言われるリモコンと、そうでないリモコンに気づきだして、親の顔色をうかがうのであるが、それは息子にとってゲームとなっている。『駄目』を発見するゲームである。
私が、リネン室を大掃除していると、息子はドタバタと走ってきて、どこから持ってきたのか殺虫剤のスプレーを持っている。私が駄目と叫ぶと、キャッキャッと笑いながら逃げる。それを私が追いかけて殺虫剤をとりあげる。すると息子は、反抗することも無く、どこかに消えてしまい、今度は、チラシかなんかもってくる。チラシだから危険は無いので放置していると、それが息子にとっては面白くないらしく、今度は、私の前にきて
『ハイ!』
とチラシを手渡す。仕方が無いので、チラシをもらう。こんなことを繰り返す毎日なので、リネン室の掃除をしたくても、なかなかすすまない。しかし、ついつい息子のゲームにつきあってしまうのである。
つづく。
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子供は、育てたようにしか育たない。
これが、歩けるようになって、ますますハッキリしてきた。
客室を掃除しつつ、館内をウロウロしていると
息子も一緒にウロウロし出す。
私がバタバタしているものだから
息子もバタバタしている。
そして親の後を追いかけている。
で、座ってタオルをたたんでいると、
息子も床に座って大人しくなる。
私が静かだと息子も静かである。
クイックルワイパーで床を拭いていると、
息子もリネン室から、クイックルワイパーをとりだして
一緒に掃除をはじめる。
もちろんワイパーに紙が付いてないので掃除なんかになってない。
はっきり言って邪魔なだけであるが、
癒やされるので、放置しつつみている。
そんな毎日が続いていると、嫁さんが不思議そうに言ってきた。
「ベビーサークルの外に、オモチャがたくさん捨ててあるのは何故だろう?」
「ああ、なるほどな」
これも親の真似であることが、すぐに分かった。息子が何か危険なもの(鉛筆や口に入れそうなゴミ)をもっていると、私がすぐに取り上げて、ベビーサークルの外に放り投げているからである。それを真似して、自分もオモチャをベビーサークルの外に放り投げているのだ。
『息子の行為の全ては、親に原因がある』
と考えて息子の行動パターンを観察していくと、息子の行動の原因の9割以上は、解明可能である。解明できない1割は、テレビなどの影響であろう。
ある日、息子が変な動きをしていたのだが、しばらく原因がわからなかった。スクワットを繰り返したり、倒れたりである。なんだろう?と不思議に思っていたら、NHK教育テレビの体操の真似であった。まだろくに歩けない1歳5ヶ月の子供がスクワットをするわけだから、テレビの影響も捨てた物では無い。なので、我が家では、はやくからNHK教育テレビの番組をかたっぱしから録画して、息子に見せている。
子供が産まれるまでは、NHKには言いたいことがいっぱいあった。受信料は高すぎると思った。しかし、子供が産まれるとNHK教育テレビの素晴らしさがわかった。NHK総合テレビは、今でもいらないと思っているけれど、NHK教育テレビは、幼児番組に限って言えば、すばらしいの一言につきる。最強のベビーシッターである。
まあ、そんなことは、どうでもいい。
NHK教育テレビで、フラダンスの番組があった。見た目と違ってフラダンスというのは、すごいハードな踊りであり、プロレスラー顔負けの肉体改造が必要な、過激な踊りである。飛んだり跳ねたり動いたりで激しく肉体を酷使する。奇声もあげる。その番組をみた息子は、同じように奇声をあげつつ飛んだり跳ねたり動いたりする。
『テレビの影響も、そうとうなものだな』
と呆れてしまった。
長い前置きになってしまったが、本題にはいる。
夏休み中、いろんなお母さんたちから、
「どうして子供を放置して、宿業が出来るのか?」
「親が離れて子供は泣かないのか?」
「おんぶしながら、仕事しなくてよいのか?」
という疑問をいただいた。正直いって、最初は、この質問の意味をよくわかってなかった。うちの息子は放置したら一人遊びをするからだ。私は、発達心理学の研究者の書いた本を何冊か読んでいたので、生後6ヶ月あたりから、オモチャをガンガンあたえていた。
といっても、市販のオモチャでは無い。オタマとかシャモジとか、味噌汁茶碗とか、フライかえしとか、口に入れても問題なさそうな厨房用品はらはじまって、いろんなものを与えまくった。赤ちゃんは好奇心のかたまりで、脳が科学者のように反応するようにできているので、新奇な物をみたら、ひたすら観察する傾向がある。そして観察が終了したら見向きもしないのだ。その性質を利用して、次から次へとオモチャを与えて一人遊びするようにしつけた。そして、ベビーサークルの中で放置した。
といっても9ヶ月くらいになると、放置を嫌がるようになる。しかし、あえて放置して、オモチャを与えつづけると泣かなくなって一人遊びをするようになる。これは、宿仲間から聞いた話しを自分なりに応用した方法である。親しくしてもらっているレストランのオーナーも、他のペンション仲間も同じようなことをしたらしい。だから、いろんなお母さんたちから、
「どうして子供を放置して、宿業が出来るのか?」
と聞かれても、イマイチ、ピンとこなかった。
逆にどうして子供を放置できないのか?
と不思議に思ったくらいである。
しかし、今なら分かる。なぜ、お母さんたちが、放置できなかったのかがわかる。住んでいる家という環境の違いであることがよくわかる。マンションやアパートなら赤ちゃんが泣いたら、隣家の迷惑を考えて泣き止ませようとするに違いない。とすれば、赤ちゃんにしてみたら、泣けばかまってくれるという事を学習してしまうわけで、一人遊びする機会を失ってしまうかもしれない。そう考えると、ますます赤ちゃんの生育が環境に影響されると思ってしまった。
環境と言えば、宿屋という環境は、1歳5ヶ月の息子にとって、かなり広い空間である。しかも、赤ちゃんが触ってはいけないものがたくさんある。ガラスのコップ・湯飲み・急須・魔法瓶・ビデオソフト・リモコン・パソコン・ゴミ箱・トイレ・スリッパなどである。これらを触らせないようにするには、一々見ているか、駄目なものは駄目と教え込むしかないが、当然のことながら私は、『駄目なものは駄目』と教え込むことにした。宿屋やレストランの諸先輩方が、みんなそうしていたからである。
もちろん発達心理学者の書いた本にもかいてある。1歳から2歳児の赤ちゃんは、何が駄目で、何が駄目で無いかを学習するために、ありとあらゆるものに触りたがると書いてある。多くの生物学者も同じようなこと書いてある。誰でも知っている有名な人で言ったらムツゴロウさんも、犬が子犬を教育するときに、何が駄目で何が良いかを教えると言っている。その一番最初が断乳である。2ヶ月を過ぎたら母犬は断乳する。しかし、子犬は飲みたがる。そこで母犬は『ウウーッ』と吠えて駄目だと教える。子犬は、そこで母犬の『駄目』という指示を覚える。まず、断乳で『駄目』のサインを教えて、それからあらゆる『駄目』を教えるのだ。
私は、これを知っていたので愛犬の子犬選びに成功した。ペットショップで子犬をだかせてもらう。すると、どんな子犬も甘噛みするのだが、その時に耳元で『ウウウーッ』と唸ってみると、母犬によく躾けられた子犬は、一発で甘噛みをやめる。それを知っていたから、子犬選びの時に、とても躾けやすい子犬を選ぶことが出来たのだ。北軽井沢ブルーベリーYGHの愛犬コロは、とても大人しくて従順なのだが、それは、母犬の躾が良かった子犬を選べたからである。これは、人間の赤ちゃんにも言えることであることは、私も体験的に確信していたから、わが息子にも『ウウウーッ』にあたる『駄目』を連発してみた。
で、これは駄目。あれは駄目と教え込む内に非常に興味深いことがおきた。息子がゲームをするようになったのだ。こちらの様子をうかがいながら、いろんなものに触るようになる。駄目と言われれば、すぐに手をひっこめるけれど、他に触れるものは山ほどあるので、なんでもかんでも触りだす。そして、駄目を言われないものをみつけだして、それで遊びだすのだ。
と言っても息子の興味は長く続かない。あれほど触りたがったテレビのリモコンも、1時間もさわると、あとは見向きもしない。しかし、別のビデオのリモコンや、エアコンのリモコンは触りだす。そのうち駄目と言われるリモコンと、そうでないリモコンに気づきだして、親の顔色をうかがうのであるが、それは息子にとってゲームとなっている。『駄目』を発見するゲームである。
私が、リネン室を大掃除していると、息子はドタバタと走ってきて、どこから持ってきたのか殺虫剤のスプレーを持っている。私が駄目と叫ぶと、キャッキャッと笑いながら逃げる。それを私が追いかけて殺虫剤をとりあげる。すると息子は、反抗することも無く、どこかに消えてしまい、今度は、チラシかなんかもってくる。チラシだから危険は無いので放置していると、それが息子にとっては面白くないらしく、今度は、私の前にきて
『ハイ!』
とチラシを手渡す。仕方が無いので、チラシをもらう。こんなことを繰り返す毎日なので、リネン室の掃除をしたくても、なかなかすすまない。しかし、ついつい息子のゲームにつきあってしまうのである。
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2014年09月09日
2014年09月06日
今年は冷夏だった?
今日は、ほぼ満室。
空いているベットは1つだけです。
ここ1週間、御客様が少なかったので気合いがはいりますね。
ちなみに最近泊まった、御客様に出したメニューが、
すき焼きとか、おでんとか、シチューです。
つまり、もう寒いんですよ。
秋なんですよ。
16度から22度くらいの気温なんです。
なんだかんだと言って今年は、冷夏でした。
そして雨ばかりでした。
ほんとうに嫌になりますね。
ちなみに今日は、晴れています。
だから御客様の予約がはいったんだろうな。
つづく。
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空いているベットは1つだけです。
ここ1週間、御客様が少なかったので気合いがはいりますね。
ちなみに最近泊まった、御客様に出したメニューが、
すき焼きとか、おでんとか、シチューです。
つまり、もう寒いんですよ。
秋なんですよ。
16度から22度くらいの気温なんです。
なんだかんだと言って今年は、冷夏でした。
そして雨ばかりでした。
ほんとうに嫌になりますね。
ちなみに今日は、晴れています。
だから御客様の予約がはいったんだろうな。
つづく。
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2014年09月03日
北軽井沢にやってくるスーパーマンたち
以前、日本ユースホステル協会の理事長・事務局長・事務局の人と、民営ユースホステルの集まりで、話し合いがもたれたとき、すごいデーターを聞いたことがあった。日本ユースホステル協会の会員に、80歳以上の人が何十人もいるというデーターがあったのである。最高齢は、90歳以上であった。
当時、ユースホステル協会が発行していた雑誌『とらいべる』の表紙には、モデルの若い美人女性の写真がデカデカと載っていたが、私は
「もし80歳以上の御老人が、何人も会費を払いつづけてユースホステルを使って一人旅をしているなら、機関誌『とらいべる』の表紙は、その人たちで飾るべきだし、その人たちの特集を組んで、我々が元気をもらえるようにすべきだ」
と私は提案した。
しかし、事務局の方の返事は、さえないものであった。
「このデーターにある方のほとんどは、終身会員の方で、毎年会費を払っているわけでもありません。はたして今でも一人旅をしているのか、わかりません。もちろん生死もわかっていません。だけど終身会員なので、お亡くなりになったという御連絡ないかぎり、雑誌『とらいべる』を送りつづけているわけです」
ああ、なるほど。
終身会員か。
5万円払うと、死ぬまで会員でいられるやつね。
じゃあ、寝たきりでも、
全く旅をしてなくても、
ユースホステルの会員のままなわけだ。
そうだよなあ。
80歳以上で一人旅する人が、ゴロゴロいるわけがないよなあ。
現に、うちの宿にも泊まりにきてないなあ。
と、勝手に納得してしまった。
ところがである。その勝手な納得を最近、ひっくり返されてしまったのである。80歳すぎた一人旅の人がやたらと泊まるようになったのである。85歳のお婆ちゃんは、かれこれ20回くらい一人で泊まりに来ている。もちろん携帯など持ってないので、電話する時は、喫茶店でお茶を飲むかわりに電話を借りて宿に連絡してくる。そういう御客様が増えてきている。
で、今日は、もっと驚いた。
80近い人が、東京から自転車でやってきたのだ。
そして15時頃にチェックインをして、
まだ元気をもてあまして、
庭にいる愛犬コロと遊んでいる。
元気のかたまりである。
さすが、日本の経済をひっぱってきた世代は違う。
スーパーマンといってもよい。
つづく。
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当時、ユースホステル協会が発行していた雑誌『とらいべる』の表紙には、モデルの若い美人女性の写真がデカデカと載っていたが、私は
「もし80歳以上の御老人が、何人も会費を払いつづけてユースホステルを使って一人旅をしているなら、機関誌『とらいべる』の表紙は、その人たちで飾るべきだし、その人たちの特集を組んで、我々が元気をもらえるようにすべきだ」
と私は提案した。
しかし、事務局の方の返事は、さえないものであった。
「このデーターにある方のほとんどは、終身会員の方で、毎年会費を払っているわけでもありません。はたして今でも一人旅をしているのか、わかりません。もちろん生死もわかっていません。だけど終身会員なので、お亡くなりになったという御連絡ないかぎり、雑誌『とらいべる』を送りつづけているわけです」
ああ、なるほど。
終身会員か。
5万円払うと、死ぬまで会員でいられるやつね。
じゃあ、寝たきりでも、
全く旅をしてなくても、
ユースホステルの会員のままなわけだ。
そうだよなあ。
80歳以上で一人旅する人が、ゴロゴロいるわけがないよなあ。
現に、うちの宿にも泊まりにきてないなあ。
と、勝手に納得してしまった。
ところがである。その勝手な納得を最近、ひっくり返されてしまったのである。80歳すぎた一人旅の人がやたらと泊まるようになったのである。85歳のお婆ちゃんは、かれこれ20回くらい一人で泊まりに来ている。もちろん携帯など持ってないので、電話する時は、喫茶店でお茶を飲むかわりに電話を借りて宿に連絡してくる。そういう御客様が増えてきている。
で、今日は、もっと驚いた。
80近い人が、東京から自転車でやってきたのだ。
そして15時頃にチェックインをして、
まだ元気をもてあまして、
庭にいる愛犬コロと遊んでいる。
元気のかたまりである。
さすが、日本の経済をひっぱってきた世代は違う。
スーパーマンといってもよい。
つづく。
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2014年09月02日
ルミナスの凄さ 類似品の駄目さ 安物買いはしてはいけなかった
昨日、今日と、御客様はいなかった。
やっと休めるかと思ったが、甘かった。
館内のメンテナンスに48時間かけたが、まだ半分も終わってない。
今日は、リネン室の大掃除だけで丸一日つぶれた。
全ての館内のメンテナンスが終わるまで、あと1週間はかかりそうである。
ゴミも大量に出た。
カインズホームのマインラックは全て捨てることになった。
わずか5年で錆びだらけになったからである。
安物買いの銭失いだった。
倍の値段がしたルミナスは、10年経っても全く錆びない。
さすがはルミナスである。
クロームメッキのうえに透明のアクリル塗装してあるだけのことはある。
つづく。
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やっと休めるかと思ったが、甘かった。
館内のメンテナンスに48時間かけたが、まだ半分も終わってない。
今日は、リネン室の大掃除だけで丸一日つぶれた。
全ての館内のメンテナンスが終わるまで、あと1週間はかかりそうである。
ゴミも大量に出た。
カインズホームのマインラックは全て捨てることになった。
わずか5年で錆びだらけになったからである。
安物買いの銭失いだった。
倍の値段がしたルミナスは、10年経っても全く錆びない。
さすがはルミナスである。
クロームメッキのうえに透明のアクリル塗装してあるだけのことはある。
つづく。
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2014年09月01日
異常気象
ことしの夏は異常気象もいいところだった。
特に8月は雨ばかりだった。
9月は晴れないかなあ?
北軽井沢も、そろそろ紅葉がはじまる。
今日は、扇風機をかたづけて
ストーブをだした。
明日は、灯油を買ってこよう。
つづく。
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特に8月は雨ばかりだった。
9月は晴れないかなあ?
北軽井沢も、そろそろ紅葉がはじまる。
今日は、扇風機をかたづけて
ストーブをだした。
明日は、灯油を買ってこよう。
つづく。
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