日曜日は回復しそうなのですが、土曜日の北軽井沢の天気がいまいち。
それでもキャンセルせずに来てくれる御客様には感謝である。
なので、今回はいつも以上に料理に力を入れたい。
もっとも、私がそういう性格であることは、リピーターの皆さんが、
よく御存知のことと思いますが。
話しは変わるが、うちの嫁さんが歩く天気予報となりつつある。
雨が近づくと「古傷が痛む」と、まるで宇宙戦艦大和の
沖田艦長のようなセリフをいうようになってきた。
「はて? 何の古傷だろう?」
と不思議に思っていたが、どうやら1年半前に切った帝王切開の傷が痛むらしい。
ああ、なるほど。
帝王切開した女性は、みんな歩く天気予報と化しているのか!
これは、新鮮な発見である。
ところで日本人が医者に通う率は、年14回である。
イギリスが5回、ドイツが7回なので世界でも最も医者に通う民族でもある。
ところが人口10万人当たりの医師の数は190人で、ドイツの330人に比べて、はるかに少ない。
特に産婦人科・小児科の医師が少ない。
これは息子が生まれてはじめて知ったことである。
では、江戸時代ではどうだったかというと、
1820年頃の江戸では、人口10万人当たり250人もいた。
18世紀はじめの奈良では、人口10万人当たり445人もいたという記録さえある。
(診療報酬の歴史・青柳清一)
まあ、そんな与太話しは、どうでもいいとして、
問題は産婦人科・小児科の医師が少ないということだ。
倍増させよとは言わない。
せめて江戸時代並みにしてほしいものだ。
江戸時代では、各藩の医師たちが無医村に巡回診療させていた。
現代は、そのレベルに達しているだろうか?
しかし、これに関しては我々患者側にも責任がある。
もちろん私にもだ。
もし息子が病気したら、近くの診療所よりも、
遠くの大病院に連れて行こうと思っていた。
ところが、御客様の息子さんが病気にかかり、
嬬恋村診療所に連れて行ったら、
そこの小児科の先生が天才的な医師で、
漢方を使って、劇的に病気を治してしまった。
東京の大病院の大先生にも治せなかった病気を
チョチョイノチョイと治してしまったである。
なんと嬬恋村の診療所には、ゴットハンドをもつ小児科医がいたのだ。
地方だからと言って馬鹿にしてはいけない。
地方にこそ埋もれたドクターXがいるのかもしれない。
つづく。
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