2015年05月10日

平仮名を覚え、愛犬に嫉妬しだした2歳1ヶ月の息子

 息子も2歳1カ月となった。相変わらず日常会話はできない。同じ2歳1ヶ月の女の子は、「たけるくん今日は」と挨拶ができるし、「たけるくんかわいい」と目から目線でものを言うこともできる。しかし、うちの息子は、相変わらず奇声を発している。いろいろなお母さんに聞いてみると、男の子はたいていこんなものってあるらしい。しかし、女の子となると、早い人になると 1歳位から会話をするようになる。もちろん、うちの息子も、ジャンプとか、バイバイとか、いちごとか、りんごとか、いろいろな単語を言う事は出来る。しかし、他人と会話ができるレベルでは無い。

けれど、同じ2歳1ヶ月の女の子は会話ができるのだ。どうして男の子と女の子では、このような差が出るのであろうか? 先日、三つ子ちゃんを育てたお母さんが泊まりに来た。 3卵性なので、男の子が2人、女の子が1人の三つ子ちゃんだ。聞いてみたら、やはり女の子の方が成長が早かったらしい。こちらでも女の子の方が成長が早かったらしい。

IMG_1666.JPG

 ところで、 2歳1ヶ月になった息子に対して、ちょっとした実験をしてみた。ひらがなを教えてみたのだ。結論から言うと、約2週間ぐらいで8割のひらがなを理解するようになった。なぜ8割かというと、ひらがなの中に好きなものと嫌いなものがあるからだ。

 たとえば、りんごの「り」の文字は大好きである。もちろんりんごが大好物だからだ。しかし、ラクダの「ら」は、覚えてもすぐ忘れてしまう。それもそうだろう。彼はラクダなど見たことがない。想像もつかないものに対して興味を持てないのは当たり前である。しかし、みかんが大好きであるから「み」の文字は、すぐに覚えて忘れない。そのために8割は覚えることができるのだが、あとの2割は覚えても、いつの間にか脳の中から消えてしまうらしい。

 さて、どうやって2週間で、ひらがなの8割を覚えさせたかと言うと、種を明かせば「なーんだ」と言うことになる。みなさんも受験勉強でやったことがあると思うが、連想記憶術で英単語を覚える。その方法を、そのまま応用すれば、どんなお子さんも2週間ぐらいで、ひらがなを覚えてしまうと思う。嘘だと思うかもしれないが、 2歳児のお子さんを持つ親御さんは、ぜひやってみていただきたい。ろくに言葉を話せない、うちの息子ができるのである。女の子ならあっという間に覚えてしまうと思う。

 ただし道具が必要である。ひらがな積み木を用意する必要がある。ひらがな積み木とは、表にリンゴの絵が描いてあり、その裏に「り」という文字が書いてある積み木である。まず、りんごの絵を見せて、「りんご」と言わせる。これを50音全部言わせる。 1週間ぐらいで、すべてマスターする。その後に「り」の字を見せて「りんごのり」と教えるのだ。りんごを連想させて、「り」の字を記憶させる。これを毎日朝に30分、夕方に30分ぐらい遊びながらやれば、1週間ぐらいで、ひらがなをマスターするのである。この方法を使えば、カタカナや数字も2週間くらいでマスターすると思われる。つまり、 2歳時ならば2か月もあれば、ひらがな、カタカナ、数字をすべて覚えられると言うことだ。

 ただし、これらの言葉を早く覚えさせても、あまり意味は無いらしい。 2歳で覚えても、 3歳で覚えても、 4歳で覚えても、その後の成長に大した影響を受けないらしい。というのも、幼児は 3歳になる以前の記憶をすべて忘れてしまう傾向にあるからだ。まだ前頭葉が完全に発達してないからだと言われている。まぁこの辺は、子供によって個人差があるのでなんとも言えないだろうが、うちの息子には、もっとゆっくりと言葉を教えることにすることに決めた。

 言葉よりも、もっと大切なものがあるからだ。
 それは優しさである。

 先日、 2歳7ヶ月のお子さんを連れてきたお客さんが泊まったのだが、その2歳7ヶ月のお子さんは、とても優しい子供さんだった。うちの息子よりも、ずっと優しさに溢れていた。人に気遣うのである。お菓子をもらっても、自分だけが食べようとせずに、大人達に配ろうとする。

 こういうところは私の息子には無い。

 いったいなぜだろうと考えてみたのだが、そのお子さんには、妹さんがいた。2歳7ヶ月で、妹さんを思いやれるようになるものだろうか? この辺は非常に疑問なのだが、現実問題として、周りを見ながら人を気遣う2歳7ヶ月のお子さんがいるのである。やはり妹さんが生まれた影響があったのだろうか?

15-5-8-3.JPG

 お父さんに聞いてみたら、妹さんが生まれてから明らかに変化があったらしい。やたらとダッコを求めるようになり、親に甘えるようになったらしい。お父さんは、そのように言っていたが、本当にそれだけだろうか?と思っている。

 その子が心優しいのは、お父さんやお母さんが、生まれたばかりの小さな妹さんを気遣うのを観察することによって、人を気遣うことを子供ながらに体で覚えたのではないかと思えてならない。子供は何でも真似をするからだ。小さな妹さんを気遣うお父さんお母さんを見ていたら、本人も知らず知らずに、人に気遣う人間になったのではないかと思わざるを得ない。

 これについては私にも心当たりがある。

 息子が2歳になった頃を境に、息子に大きな変化が起きていた。それは愛犬コロと一緒に山中の無人の林道を散歩しているときだった。愛犬コロを自由に走らせて、そして「おいで」と呼びつける。愛犬コロは、しっぽを振りながら私のところに走ってくるのである。そして走ってきて私の前でお座りをすると、よしよしと頭を撫でてあげたりした。そんな時、昔だったら息子は大喜びで、愛犬コロを迎え入れていた。

 ところが、 2歳を超える頃から様子が違ってきていた。愛犬コロが私のところに走ってくると、息子がブロックするのである。愛犬コロに嫉妬するようになったのだ。息子は、ペットの犬をなぜなぜすると、不機嫌になる。まぁこれは、十分に分想定していたことなのだが、まさか2歳という早さで、愛犬に嫉妬されるとは思ってもいなかった。

 問題はここからである。

 うちの息子は、お客さんの息子さんほど優しくないのは、私が愛犬コロに対して、あまり気遣いがないからなのかもしれない。もし私が気遣いを持って、愛犬に対応していたら、それを見て学習するだろうから、息子はもっと優しい気持ちになっていたと思う。これは私の日頃の行いが招いた天罰だったのかもしれない。しかし、犬に気遣うのと、赤ちゃんに気遣うのでは、大違いであるから、やはり環境の違いは大きいかもしれない。

15-4-18-09.JPG


つづく。


↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング





posted by マネージャー at 22:54| Comment(6) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする