2015年05月24日

アレルギー除去食を作るのは、本当に難しい

 何故か今週末は、子連れファミリーで満室となってしまった。下は5ヶ月から、上は10歳くらいまでで、1歳児・2歳児・3歳児・4歳児・5歳児・年長さんと、全ての学年が揃っていた。これだけ揃っていて、驚くほど館内が静かだったわけは、親御さんの教育が良かったのもあるだろうけれど、ほとんど女の子だったのもあるかもしれない。うちの息子は、10歳の女の子に静かに遊んで貰っていた。こういうお姉ちゃんがいたら良かったと思うくらいだ。英語圏の御家族もいた。国際色があったのであるが、子供に国境は無い。楽しく遊んでいたようだ。

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 ただ、お父さんがシーフードアレルギーだった。鰹だし、昆布だしでもダメだという。まあ、なんとかなるだろうと思ったら、これが以外に難しかった。まず、ほとんどのドレッシングに魚のエキスが入っていた。各種ソースにも魚介のエキスが入っている。炊き込み御飯などの得意のレシピも封印された。しかし、子供たちの大好きな卵料理は作りたいので、出汁巻きの代わりに、スペイン風オムレツに挑戦したのだが、ふだん使ってないオリーブオイルを使ったり、出汁の代わりにコンソメを使うと、いつもと卵の焼き具合が変わってくるので面食らった。

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 それにしても、日常使う食材に、これほどシーフードエキスが入っているとは思わなかった。うちは洋食を作っているようで、基本的な味のベースが和食だったことに気がついた。というか、御客さんの好みを研究しているうちに、そうなってしまった。コンソメースープにしても、醤油を1滴たらすだけで、日本人好みの味に変わる。しかしこれは正統派なものではない。

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 まあ、そんなことはどうでもいい。料理から出汁を含むシーフードをのぞくことが、いかに難しいか?ということである。逆に言うと、のぞいたものが洋食になるのだ。ドイツやフランスで大衆的な料理を食べると、なにか物足りなかったのは、そこだったのだ。彼らの料理には出汁が入って無く、塩が味付けのメインなのである。だから、うまみの少ない洋食に日本人は違和感を感じるのだろう。逆に言うと、うまみにアレルギーをおこす西欧人も多いのかもしれない。いずれにしても今回は勉強になった。アレルギー除去食を作るのは、本当に難しいものである。

つづく。

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posted by マネージャー at 21:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする