嫁さんの海を見たいという希望も兼ねています。
海なし県の群馬県民であるうちの嫁さんは、年に1度海を見ないといけないらしいんですよね。というわけで、群馬県の北軽井沢から新潟県の新潟港に4時間かけて車で向かいました。本当は直江津の方が圧倒的に近いのですが、直江津から向かう船は全席座席指定であるために、やめました。やはり船旅は、カーペットの上に寝ながら海を眺めつついきたいからです。ちなみに下の写真は、佐渡汽船乗り場にある駐車場です。
駐車場は非常に分かりにくい所にありました。しかしどんなに分かりにくても、佐渡汽船の駐車場に車を駐車するべきなんです。というのも、佐渡汽船の利用客は駐車料金が半額になるからです。切符を買うときに、駐車料金が半額になるチケットを必ず請求してください。
ちなみに、駐車場は立体駐車場になっていて、 3階の駐車スペースに止めるのが便利です。というのも、佐渡汽船ターミナルへの連絡通路が3階にあるからです。もちろあと屋上なんかに止めると、雨の日に苦労しますからね。もちろん群馬県民の私は、屋上に止めました。車庫入れがめんどくさいために、誰も止めたがらないスカスカの屋上に駐車しています。
途中、佐渡杉の宣伝ポスターを見つけました。このような巨大な杉は、大佐渡山脈の稜線上にたくさんあります。こんな事は、 30年も前から私らが知っていたのでことで、取り立てて珍しいことではなかったのですが、今佐渡島ではこれらを観光資源にしているようです。下の写真を見て、笑ってしまいました。実は、この杉もよく知っているのですが、いちいち名前をつけるんだなぁと思ってしまいました。
私は大佐渡山脈を何度も縦走してますが、これらの杉の大木に何度も助けられています。このような杉があると、明日の杉の放つフィトンチットのおかげか周りに雑草が少なくて、藪がなくて山歩きが楽なんですね。ビバークも、杉の木の下で行ったものです。あと、昔は大佐渡山脈縦走ルートというものがなかったですから、杉の大木が稜線上のルートとしてよい目印になったんですね。
話を戻します。
佐渡汽船のことです。
最近の佐渡汽船は、船が大きくなって上の写真のように、豪華感が出てきました。思わず、階段を上がって2階の客室に陣取りたくなりますが、船は上に行けば上に行くほど揺れるんですね。もちろん前のほうも揺れます。後ろのほうも揺れるのですが、前ほどではありません。真ん中か、後の客室に陣取るのがベストです。
混んでいたら、毛布を100円でレンタルします。これは、場所取りのために使います。毛布を広げて多少とるわけですね。下の写真のように、折りたたんだままではあまり意味がありません。きっと島民以外が借りたと思われます。
ちなみに、多くの人は窓側に席を陣取ります。波が静かな場合は、それでもいいでしょう。しかし、波が荒れる場合は、やめたほうがいいです。窓際は揺れます。船の中心線上が1番揺れません。どうしても窓際に陣取りたい場合は、頭を船の中心線上に向けて寝るといいです。今回は、島民と思われる高校生の団体さんが真ん中を占拠していました。さすが、島の連中は物事をよくわかっています。
まぁそんな事はどうでもいいとして、息子と一緒に船内を散策してみました。佐渡汽船もずいぶん立派になったものです。ゲームセンターやレストランやイベントホールなんかがあって、お客さんが飽きないような工夫がこらされています。おかげでうちの息子は、大はしゃぎで船内を歩き回り、 2時間半の船旅は、ずっと船の中を歩き回るハメになってしまいました。
息子はかなり船酔いに強いみたいです。
それに対して、海無し県に生まれた嫁さんのほうは、船酔いで散々だったようです。
ちなみにこれは、日本海の夕日です。美しい夕日ではありますが、この日の日本海は緊張感いっぱいだったようです。自衛隊の戦闘機が緊急発進して、国籍不明(おそらく中国)の戦闘機に対してバトルしていたようです。その時の飛行機雲が夕日にいくつも連なって非常にきれいな夕焼けを見ることができました。船内にいた地元の人に聞くと、珍しくない光景らしいです。
やがて日は沈み、佐渡島の両津港が見えてきました。
空を見上げると、夏の大三角形が鮮やかに輝いていましたが、
天の川に何本もの飛行機雲がかかっていて、
天の川は、少しぼんやりしていましたね。
つづく。
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ラベル:佐渡