この事故で、乗客12人と乗員2人の合わせて14人が死亡し、死亡した乗客は全員が19歳から22歳の大学生で、男性が9人、女性が5人と確認されました。また、乗客26人がけがをしていて、このうち23歳と21歳の男性2人が重体、15人が頭や足の骨を折るなどの大けがだということです。
ツアーを企画した東京・渋谷区の「キースツアー」によりますと、このバスは東京を出発して、長野県飯山市の斑尾高原に向かっていましたが、行程表にある上信越自動車道ではなく、別のルートの碓氷バイパスを通っていました。現場は左に曲がるゆるやかなカーブで、警察によりますと、現場のガードレールの痕跡からバスは進行方向の左側のガードレールに接触したあと、右側の反対車線を越えてガードレールに突っ込んだ可能性があるということです。さらに、乗客の一部が「バスは事故を起こす直前、かなりのスピードを出して左右に揺れた」などと話していることが分かりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160116/k10010373601000.html
このニュースを知ったとき、今回の事故は地元民から見たら、ありえない事故であることがわかりました。あの場所は、私もよく知っていますが、自動車が転落するような場所ではないんですよ。事故現場は国道18号の軽井沢の近くです。ほとんどカーブがない場所です。しかも今年は暖冬で、路面凍結もなく雪もありません。そもそも軽井沢には雪は降ってません。ノーマルタイヤでも走れるぐらいです。しかも、直線に近い傾斜もない場所で、しかも反対車線で転落するなんて考えられませんよね。
事故は反対車線で起きています。どうして反対車線で転落したのか? 「バスは事故を起こす直前、かなりのスピードを出して左右に揺れた」ということは、居眠りなんでしょうかね? しかしバスの運転手は2人いたということなので、居眠りも考えにくいですよね。場所も普通に走行していたら、事故が起きる場所ではないです。一体何が起きたんでしょうね?
また、このあたりは、サルやイノシシやタヌキが飛び出してくるところなので、運転するにあたって慎重に行動すべき場所でもあります。なのに「かなりのスピードを出して左右に揺れた」というわけですから、訳が分かりません。
いや、それよりも不思議でならないのは、このバスが斑尾高原のスキー場に行く予定だったということです。だったらどうして高速道路を使わずに、碓氷バイパスを通ったのかさっぱり分かりません。普通なら高速料金の節約と考えるところでしょうか、これもちょっと考えにくいんですよ。この場所は、過去に大雪で隔離されたり、大惨事が起きたりしたいわく付きの場所なので、普通の常識ならバス会社は避けるべき場所なんですよね。だから地元民でも、危険を感じたら高速乗って、軽井沢インターを通り越して佐久平インターで降りて軽井沢方面に向かいますから、ますます原因がわかりません。どうして、高速道路を使わなかったんでしょうね?
とにかく今回の件で、はっきりした事は、どんなに安くても格安のバスを使わないということです。使うなら西武バスとかJRバスといった大手の高速バスを使うべきでしょう。もしくは、地元をよく知っているバス会社を使うべきですね。それにしても、亡くなられた方がみんな若い人ということらしいので、被害者の親御さんの気持ちを思うと、本当にやり切れない思いでいっぱいです。私も人の親なので、心中お察しします。 落ち着いた頃に、地元民として花束を持って事故現場に手を合わせに行こうかと思っています。みなさんもよくよく考えて、命を大切にしてください。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング