今日は、朝から雪が降っていましたが、息子連れて浅間牧場を1周してきました。息子も2歳10ヶ月になります。明日は、保育所の入園説明会です。本当は私も参加したかったのですが、どうせお母さんばっかりで、私が言っては肩身が狭い思いをするので留守番です。私がやれる事は、息子を毎日山に連れて行ことです。よほどの吹雪でなければ、息子を連れて山歩きをしています。
これは息子が生後6カ月ごろから、出来る限り毎日続けてきました。もちろん息子が歩けない0歳から1歳までの頃は、おんぶしながら山に登っていました。北軽井沢の冬は、マイナス10度ぐらいになりますから、その条件下で登山をした0歳児、 1歳児は、日本ひろしといえども、うちの息子ぐらいなのではないでしょうか?
今うちの息子は、 2歳10ヶ月ですから、もうおんぶすることはあまりありません。時々肩車することはありますが、できるだけ自分の足で歩かせています。というか、肩車を嫌がるんですね。できるだけ自分で歩こうとする。だから逆に言うと、なかなか前進できないいますが、根気よく見守りながら上っています。その様子をFacebookにアップしておきました。 2歳児を雪山に毎日のように散策していると、他の人に説明してもなかなか信じてもらえないので、 Facebookに写真をアップしておきました。その画像は下記のアドレスをクリックすると出てきます。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1167471219944778.1073741936.565569696801603&type=3
まぁそんな事はどうでもいいとして、息子を雪山に散策させてみて、気がついたことがあります。まるっきり前に進めないですよね。雪さえ降ってなければ、簡単に登れるコースでも、いったん雪は降ると、すぐにバランスを崩して何度も何度も倒れてしまいます。砂利道でも、雪のない道を歩く能力と、息のある道を歩く能力では、まったく違うみたいなのです。すべては転んで、何度も何度も倒れてしまいます。不思議ですね。
これは、雪道にスノーシューの足跡と長靴の足跡の2つがあるためです。スノーシューの足跡はあまり沈みません。けれど長靴の足跡は、時々何十センチも雪の底に沈んでいる足跡がついていることがあります。つまり、そこのところが落とし穴のようになっているわけです。これが2歳児の息子にとっては、非常に歩きにくいわけです。大量の落とし穴のある道を歩いているわけですから、何度も何度も足を踏み外して倒れてしまいます。その都度、雪まみれになり、冷たい氷が顔に刺さったりしますから、 2歳児にとっては、地獄の3丁目みたいなものなんでしょう。倒れては泣きわめくことが何度もありました。
もちろん抱き起こしたりはしません。
泣こうが喚こうが、自分の力で立たせます。そして、スタスタと置いていきますから、息子は泣きながら必死になって私を追いかけてきます。これを何度か繰り返しているうちに、少しずつ雪道を歩けるようになってきました。しかし、まだ普通の道を歩くようにはいかないようです。どうやら普通の道を歩く能力と、雪道を歩く能力は全く違うものらしいです。落とし穴のある道と、平坦な道では歩き方が全く違うわけですからね。しかし、これも何回か繰り返しているうちに、雪道を歩くノウハウを掴み取ることができるのではないかと思ってます。幸い、雪のおかげで転んでも怪我をしにくいですから。
ここで本題に入ろうと思いますが、うちの息子も、ようやくトイレトレーニングがうまくいきつつあります。おしっこをしたくなると、自分でおまるを持ってくるからです。ただし、自分でズボンを脱いだりはできませんので、そこは親のサポートが必要になってきます。保育園では、オムツが禁止らしいので、トイレトレーニングを完成させるまでには、あと2ヶ月しかありません。遅いですよね。
私の子供の頃と比較しても遅いです。私は、かなり早くから自分でトイレに行けるようになっていました。オムツは早くから卒業しています。保育所に入るかなり前から、離れの便所にトイレに1人で行っています。しかも、ぼっとん便所です。離れですから、暗闇の中を一旦家の外に出て、掘っ建て小屋の便器も何もない板の間の隙からウンチをしたものです。
これは別に珍しいことではなくて、昭和30年代の田舎では普通に見られた光景だと思います。みんなそれぞれに、トイレトレーニングが早く終わっていたと思います。保育所の年小組の子どもたちにもオムツをしてる幼児なんか聞いたことがありません。
しかし、うちの息子は、なかなかオムツが取れません。これは、紙オムツの性能が良すぎるためなんでしょうね。幼児にとっても、親にとっても、紙おむつはとても便利です。だからなかなか取れないのかもしれません。これではまずいと思った私は、とにかく自分でズボンを脱いだりできるようにすることと、ひとりでトイレができるように訓練を今まで以上にしています。
息子は、山に登ったり、鉄棒にぶら下がったり、野原を走ったりするのは十分にやってきましたが、自分ひとりでトイレをする訓練が疎かだったために、その能力がどうしても劣ってしまいました。親として非常に反省している次第です。また、会話能力も他人様より劣っているようです。親が、空気を読みまくって先に手を出してしまうために、子供が言葉を使って意思表示する必要はあまりなかったためだと思われます。これも本当に反省しています。
ただ1つだけ良かった事は、非常に優しい子になりつつあることです。
公園なんかに息子を連れて行くと、自分より小さな子供を見つけると、すごく可愛がるんですよね。よちよち歩きの子供を、息子なりにサポートしてあげたりするのです。滑り台を滑る自分より小さな幼児がいると、手を叩いて喜んでいます。息子は小さな子供が大好きみたいなのです。まるで、女の子みたいですが、これも心当たりがあります。親や、お客さんの真似をしてるんですね。
家に泊まるお客さんが、息子を散々可愛がるわけですが、お客さんの息子を可愛がるが可愛がるほど、それと同じ事を、公園の小さな幼児や赤ちゃんたちにするんですよ。お客さんが、我が息子を手を叩いて褒め上げると、息子も翌日、公園で小さなお子さんを手を叩いて褒めるのです。まったく同じ事を自分もするわけです。この光景を何度も何度も目撃した私は、本当に頭を抱えました。
父親が、母親が、またはお客さんが息子にしたことと同じことを、息子が真似をして小さな幼児にするわけですから、やはり子供というものは可愛いがらなければダメなんですね。
もちろん、甘やかしてばかりではまずいかと思いますが、可愛がる時は可愛いがらないと、その子供に優しさは宿らないわけです。私は息子を可愛がっれば、息子も、他所の小さな赤ちゃんたちを可愛がるわけですから。
さてここで、雪山登山のことに話を戻します。
息子が雪山で、すべては転んで、何度も何度も倒れてしまっていることは前にも述べました。もちろん私はすぐに抱き起こしたりはしません。泣こうが喚こうが、自分の力で立たせます。そして、スタスタと置いていきますから、息子は泣きながら必死になって私を追いかけてきます。最初から最後まで、このような厳しい態度を息子にとり続けてしまったら、息子はきっと冷たい人間に成ってしまう。そんな気が最近してきました。
もちろん、厳しい態度も必要かと思いますが、それはある程度のところまでで止めておいて、最後には抱きかかえて、甘えさせてあげたり、甘いものをあげたりしています。そして、雪の中に倒れても自力で立ち上がったら大げさに褒めるようにしました。もちろんご褒美もあげています。そのせいか、最近の息子は、毎日、雪山を歩きたがるようになってきています。
「おでかけする?」
と尋ねると、大喜びで長靴を履きにくのです。今日も、吹雪の中の浅間牧場を、家族3人で歩きました。何度も倒れましたが、少しずつ雪に慣れてきているようです。
つづく。
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