そうなんですよね。
今日は雨なんです。
北軽井沢も、朝から雨が降っています。
3歳2ヶ月になる息子が、ちょっと可哀想なんです。というのも、今日は息子の初めての遠足の日だからです。幼稚園の遠足なのに、雨とはちょっとかわいそうです。
ここで、お子さんのいない人たちに説明しますと、 3歳2ヶ月になる子供にとって、遠足という行事は非常に重要な行事なんです。これは、息子が生まれるまで自分もわからなかったことなんですが、 3歳2ヶ月の幼児にとって、非常にハードルの高い行事だったんです。
まず水筒の水を飲む練習をしなければならない。そして、レジャーシートを芝生に広げて座る練習をしなければならない。弁当箱を自力で広げて、自分で食事をしなければならない。これが3歳になったばかりの子供にとって、非常にハードルが高いんです。だから幼稚園の先生から、家庭で練習するように言われています。子ども園の過去の事例においては、お弁当を上手に食べられなくて、弁当箱をひっくり返す悲惨な事例が沢山あったようです。
私自身のことを言えば、 7月生まれだったので、遠足で苦労した記憶はなかったと思います。うちの息子よりも8ヶ月早く産まれてますからね。けれど、 3月26日生まれの息子にとっては、かなりハードルが高いですよね。仕方がないので、何度かお弁当作って、浅間牧場で遠足の練習をしました。
まず自分ひとりでレジャーシートを広げて座る練習。そして自分ひとりで弁当箱を開けて食べる練習。お弁当箱を膝の上に乗っけて、それを食べるのは、 3歳2ヶ月の幼児にとっては非常に難しいようで、いつ弁当箱をひっくり返すかハラハラドキドキしながら見守るのですよね。そして水筒の水を飲む練習。地面に落とした大好物を食べずに処理する練習。最後にこれがいちばん難しいのですが、食べた弁当箱やレジャーシートを上手にしまって、ゴミを拾う練習。どれをとっても、 3歳2ヶ月の幼児にとって非常にハードルの高い作業なんですが、この練習を行うことによって、社会性が、かなり身につくことがわかりました。
それにしても遠足という行事は、素晴らしいですね。
子供の頃には、単なる娯楽ぐらいにしか思っていませんでしたが、これは非常に有益な社会勉強の1つです。自分のことを自分でやる勉強なんですね。もし、遠足という行事がなかったら、私はいつまでも子供のやることに手を貸していたかもしれません。
実際、毎日のように息子と浅間牧場を歩いたり、息子と小浅間山にハイキングしていますから、幼稚園の遠足よりも、遥かに過激なアウトドアを息子に毎日のように行っているのですが、幼稚園の遠足はそれとは全く別次元のものです。私と一緒に山登りしても、体力がついても社会性を身につける訓練になるとはとても思えませんから。
ちなみに、息子は水筒と弁当箱を非常に気に入ったらしく、弁当箱を常に持ち歩いて、お客さんからもらった、ままごとセットのプラスチック製の卵焼きやらニンジンやらを詰め込んで、遊んでいます。きっと親に弁当をねだっているんだろうと思いますが、ここで空気を読んで弁当箱でご飯を作ってあげると、ますます言葉のコミニケーションの勉強ができなくなるので、今日の遠足行事が終わったら、言葉で「弁当がいい」と主張しない限り弁当箱のご飯を作るのは中止です。
うちの息子は、事あるごとに空気を読んでくれるので、本当に世話のかからない良い子なんですが、そのせいで、いつまでたっても会話能力が上達しないので、もっと自己主張ができるようにしないとダメだなと思っています。
つづく。
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