2016年07月31日

日本で1番安い遊園地・小諸遊園地

 はじめて小諸遊園地に行ってきました。この遊園地は小さな小さな遊園地です。乗り物も全部で7つしかありません。入場無料で、乗り物全て200円で乗ることができます。全て乗ったとしても1,400円です。ものすごく安い遊園地なんです。

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 何よりこの遊園地の良いところは、人が全くいないことです。
 夏休みにもかかわらず人が全くいないので、
 運が良ければ遊園地を独占できます。

 職員さんはすべてシルバー人材センターからの派遣で、おじいちゃんおばあちゃんが、数人働いていますけれど、人がいないので草刈ばかりしています。そこに私たち家族がやってきたので、おばあちゃんの職員さんの1人がマンツーマンで、私達親子の世話をしてくれました。とてもすばらしいホスピタリティーでした。

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 場所は懐古園の中にありますが、入場料は必要ありません。懐古園の入り口の脇から無料で入れます。そして最初に乗る乗り物が、ロードトレイン です。タイヤのついた列車です。ヨーロッパなどでは、観光地によく見られます。軽井沢おもちゃ王国にもありました。ちなみにこの乗り物は、無料で乗れます。懐古園三の門と児童遊園地の間を無料でピストン運行しています。

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 乗るときに注意したい事は、できるだけ後ろ側で乗ることです。ロードトレインの前のほうに乗ってしまうと、先頭車の排気ガスをもろにかぶってしまいます。なので、できるだけ後ろに乗った方がいいですね。遊園地に到着したら、1回1枚ののりもの券(1枚200円)が必要になります。どの乗り物も200円なんですが、 6枚つづりの回数券を1,000円で売っていますから、 1,000円で6回乗れるわけです。

 有料の乗り物は全部で7つありますが、そのうち1つは、絶叫系で幼児向けでないために、幼児の乗れる乗り物は6つです。つまり、 6枚つづりの回数券1,000円を人数分買ってしまえば、すべての乗り物に乗れるというわけです。要するに1人あたり1,000円で遊べる遊園地なんですね。こんな安い遊園地は日本中探しても小諸遊園地しかないかもしれません。しかも夏休みなのに人がガラガラで、貸切で遊べるのです。軽井沢おもちゃ王国が、物凄い混雑してることを考えると、これは非常にお得な遊園地だともいえます。

 ここで7つの乗り物を紹介します。

1.ツインドラゴン
  いわゆる絶叫系の乗り物です。
  身長110cm以下の方は乗れませんので幼児は乗ることができません。

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2.メリーゴーランド

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3.コーヒーカップ

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4.豆汽車

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5.スペースジャイロ

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6.ジェットスター

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7.スワンサイクル

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  以上の6つは、保護者と一緒に幼児でも乗ることができます。

  開園時間 9:00〜17:00
  毎年3月中旬〜11月末までは無休開園
  (12月初旬〜3月中旬は休園となります)

http://www.city.komoro.lg.jp/category/institution/kouen/jidou-yuuenchi/

 ちなみに、 3歳になるうちの息子が1番気に入ったのは、これらの乗り物ではなくて、アスレチック風の滑り台の方でした。金をかけて色々遊ばせたあげく、息子が1番気に入ってたのが、お金のかからないアスレチックだったとは・・・。三歳くらいだと、受け身の乗り物よりも、自分で体を動かす方が楽しくて仕方が無いのかもしれません。

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 あと、父親の私が興奮したものがありました。長野県警ヘリの『やまびこ号』です。数々の山岳遭難で活躍し、あの御巣鷹山の日本航空事故でも活躍し、母娘ら4人の奇跡の生存者を救出したあのヘリです。感激しました。座席に座れて感激してしまいました。ヘリコプター好きの人は、これを見るだけで行ってきた価値があると思います。

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つづく。

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2016年07月30日

小諸動物園

 一昨日は家族3人で、鹿沢ゆり園・湯の丸山ハイキング・小諸懐古園・小諸動物園・小諸遊園地に行って遊び倒すという、すごい贅沢な1日を過ごしました。まず鹿沢ゆり園で散歩して、湯の丸山を軽くハイキングをし、小諸遊園地で遊んで、そして小諸動物園に行って遊んできました。この動物園は、長野県で最も古い動物園で、私が大好きな動物園の1つです。

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 宿屋と自然ガイドを職業にしている関係上、動物園には何度もお世話になっています。昔は暇さえあれば動物園に通っていました。上野動物園はもちろんのこと、旭山動物園をはじめとして全国各地の動物園を見学しているのですが、その中でも小諸動物園は、非常に味わいの深い動物園の1つです。なので、ここには息子と一緒に何度か訪れています。小さな小さな動物園なのですが、その小ささがいいんですね。もちろん旭山動物園も悪くは無いんですが、あそこは大きすぎるんです。けれど小諸動物園は小さくてお客さんも少なくて混雑が全くありませんので、それだけに、ここにしかない味わいを得られるんです。

 ここで小諸動物園を見学するポイントを説明しておきます。
 どうせ行くなら午後のもぐもぐタイムの時間がいい。

 下の写真を見てください。飼育員さんがペンギンさんを散歩させながら餌をあげています。そして見学してる子供たちにペンギンのことを詳しく解説し、餌のあげかたを教えて、子供たちに餌をあげさせるんです。 3歳になったばかりのうちの息子も、小鯵をもらって何度もペンギンたちに餌をあげました。息子も大喜びです。

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 ただし、お盆などの夏のピークシーズンの時は、さすがに小さな小諸動物園も混雑してくるので、この行事はなくなってしまい、代わりに流しそうめんならぬ、流し小鯵を見せてくれます。

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 しかし圧巻なのは、ライオンのもぐもぐタイム。ライオンといえば、いつも眠っているイメージのある動物ですが、小諸動物園のライオンは14時以降になると、ドアにタックルをしたり、檻の中を駆けまわったりして、盛んにその獰猛さをアピールします。餌をくれと、イライラが頂点に達してくるんです。

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 そして15時ごろに飼育員さんがやってきて、ライオンの説明をします。例えばライオンの檻は、一見立派そうな鉄格子に見えますが、チンパンジーならば、その握力で、あっという間に破壊してしまうのだそうです。ところが、この巨大なライオンには、それが出来ないんですね。握力がないからです。もちろんタックルすれば、すごいパワーを発揮しますが、檻の接触面積が広いために、ライオンを跳ね返してしまうそうです。

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 面白いのは、ライオンの餌の説明です。何の肉かと思えば、鹿の肉でした。地元猟友会が、害獣駆除でしとめたた鹿が、ライオンの餌になっているんですね。そういえばここのところ、浅間高原には鹿が増えてきて、深刻な社会問題になっていました。それを駆除して、ライオンの餌になっているわけです。ライオンは、アフリカではインパラなどしかの仲間を食べて生きていますから、彼らにとっては非常に美味しい肉なんだと思います。ちなみにライオンの食べる音が凄い。バリバリバリ・・・っと骨を砕く音が園内にこだまします。息子は、恐れてライオンの檻から離れてしまいました。

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 あと、この動物園の動物には必ず、動物の名前を書いてある看板があります。その名前を呼ぶと、動物たちは明らかに反応を示します。特に猿たちが反応します。なので私は必ず名前を呼びながら、彼らに語りかけるんですが、結構、聞き耳を立てているんですよね。これも、小さな動物園だからこそ反応があるんだと思います。大きな動物園だと、人間が多すぎて無反応になってくるんですよね。

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 また、この動物園の特徴として小さな子供が喜びそうな動物がたくさんいます。例えば、鹿1つをとっても、日本鹿ではなく屋久鹿がいるんです。小さな小さな鹿で、 3歳の息子よりも小さいですから、息子も近寄りにやすいんですよね。馬もいますけれど、やはり小さな小さな馬がいます。 3歳の息子と背丈が変わらないぐらい小さな馬です。だから子供たちが、親しみやすいのですよね。

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 そのせいか、この日も地元の子供たちが、少ないお小遣いを使ってひとりで入園して、動物のもぐもぐタイムに参加していました。観光客ではなく、ご両親と一緒でもなく、友達と一緒でもなく、たったひとりで動物園にやってきている地元のお子さんがいるのです。こういう小さな動物園が、私は好きなんですよね。
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2016年07月29日

宿屋なのに、昨日は休館して家族3人で遊び倒すという、すごい贅沢な1日を過ごしました。1.鹿沢ゆり園

 昨日は思い切って休館しました。 1週間ぐらい前に、たまたま予約が全く入ってなかったためです。ちょうどこの日だけ、偶然にも全く予約が入っていたんですね。これ幸いとお休みにしちゃったんです。夏休みに休館を作ったのは、オープン以来16年経ちますがこれが初めてです。 16年間1度も休んだことがなかったんですが、昨日初めて休んじゃいました。息子と夏休みを過ごすためです。収入よりも、息子と一緒に夏を過ごす時間を大切にしたいと思ったからです。で、 3歳の息子と嫁さんと3人で遊びに行くことにしたんです。で、朝になってFacebookを見ていたら、昨日が私の誕生日であることに気がつきました。すっかり忘れていましたね。偶然私の誕生日と、お客さんが入ってなかった日が重なっていたんですね。

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 それはともかく、昨日は家族3人で、鹿沢ゆり園・湯の丸山ハイキング・小諸懐古園・小諸動物園・小諸遊園地に行って遊び倒すという、すごい贅沢な1日を過ごしました。これらすべてを夏休みに1日で回れるのも北軽井沢に住んでいるからこそです。息子は、1日中興奮していました。まず鹿沢ゆり園に行ってきました。残念ながら花はだいぶ終わっていました。例年ならば、ちょうど今ぐらいが満開なんですが、今年は花が咲くのが早かったようです。

 こういう自然相手の施設というものは、天候に左右されるために、経営が難しいでしょうね。何しろ夏休み前に、花が終わりかかっているわけですから、さぁこれからお客さんを呼ぼうかと言う時期なだけに、ゆり園の経営者が苦悩する姿を思ってしまいました。宿屋をやっていると、ついつい経営者側の心情に感情移入してしまいます。応援のエールを送りたいんですが、写真は嘘をつけないのです。これに懲りず、鹿沢ゆり園さんには、来年も頑張ってもらいたいですね。

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2016年07月23日

動物園の象と三歳の息子

 熊本の大地震で、動物園のライオンが脱走したと言うデマを流して逮捕された人がいましたね。

 第2次世界大戦中の日本で、上野動物園の動物たちがたくさん毒殺された事件がありました。アメリカ軍の空襲によって、猛獣が脱走して人々に危害を加えないためです。多くの動物たちが毒殺されたわけですが、ただゾウだけは、毒入りの餌を一切食べなかったと言います。当然のことながらゾウたちは日に日に飢えていきます。すると餌を貰うために、必死になって芸を始めるんですね。餌欲しさに、いろんな芸をしてみせるわけです。それをゾウの飼育員さん達は、涙を流して見守ったと言います。

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 話は変わりますが、夏本番になって、うちの宿もお客さんが大勢押し寄せるようになってきました。当然のことながら、私たちは 3歳になる息子と一緒に遊ぶことができません。遊ぶどころか、構うことさえもできません。かといって、子供を嫌がるお客さんも少なからずいるので、お客さんの前に出すわけにもいかず、 1日中、奥の部屋に閉じ込めてしまうことが多いのです。親としてはとても不憫ではありますが、宿屋をやっている以上、仕方のない事でもあります。毎日20人近くの食事を作る訳ですから、とてもではありませんが子供にかまっていられるわけがありません。

 しかし、息子は3歳になったばかりです。

 1日中、家の中に閉じ込められてしまったら、退屈するのは当然ともいえます。最初は、教育テレビを見ていたり、ジグソーパズルをやって遊んだり、日本地図や世界地図のパズルをやって遊んだりしているのですが、それでも寂しさに耐えかねて、親のところにやって来ます。ところが、私たちは包丁を持って料理を作っているので危険でしょうがない。なので、子供部屋に追い返すのですが、 3歳の息子は寂しそうに泣きながら戻っていきます。 

 けれど、少しでも親の顔を見たいのか、厨房と隣接しているトイレの中に入って、大きな声で数字を読みあげたり、漢字を読みあげたりします。実はうちのトイレのなかには、数字のポスターや小学1年生の漢字のポスターが貼ってあるんです。それを大声で読み上げていくわけです。暇なときならば、「すごいなぁ」と褒めてあげるんですが、それを期待して読んでるんでしょうね。

 かまってほしいんでしょう。

 しかし料理で忙しいために、無視するしかありません。そうすると、息子はますます大声で漢字のポスターを読み上げます。まるで第二次世界大戦中の上野動物園のゾウたちが、飢えに苦しみながら必死になって飼育員さんに芸を見せている姿にだぶって見えてきます。

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 親としては、非常に切ない思いではありますが、無視するしかありません。そもそもそれどころではないからです。お客さんを相手に、夕食を作るために、毎日が戦争状態なので、かわいそうだけれどかまってあげることができない。

 もちろん、保育所に連れて行くという選択肢もありますが、それにも限界があります。土日は休みだし、連れて行けば連れて帰らなければならない。しかも、保育所の先生からいろいろな申し送りがあったり、預けるにしてもかなりの準備がいるので、そんな暇は無いんですね。保育所というのは、もう少し便利なものかと思っていましたが、実はそうでもないんです。子供にとっては、とても大切な場所ではありますが、いろいろとこまごました準備が必要なので、それに時間がとられてしまうんです。

 なのでどうしても、この夏は息子を家に閉じ込めてしまうことが多くなってしまうんですが、そんな息子の精一杯の訴えが、トイレに貼ってある数字や漢字のポスターを読み上げることなんですね。上野動物園のゾウたちが、飢えに苦しみながら必死になって飼育員さんに芸を見せているごとく、一生懸命、親たちに自分の芸を見せているようにも見えます。

 長い前置きはこれくらいにして本題に入りたいと思います。

 私は息子が2歳になる前に、ひらがなとカタカナとアラビア数字を覚えさせました。だいたいどれも2週間ぐらいで覚えてしまいました。というか、むしろ2歳ぐらいの方が、 3歳の頃よりも覚えるのは早いようです。年が若ければ若いほど、覚えるのが早いようです。すぐ忘れますけどね。まあそんな事はどうでもいいとして、私は、ひらがなとカタカナとアラビア数字を覚えると、絵本が読めるようになるかと思ったんですが、これが全くダメでした。

 ひらがなを覚えても、絵本は読めないんです。
 今にして思えば、当然と言えば当然なんですけれど。
 しかし、どういうわけか当時の私にはわからなかった。

 ひらがなを覚えても、絵本が読めるわけがないんですよね。
 abc が読めても英語の本が読めるわけでは無い。
 もちろん発音することはできるけれど、読書はできない。
 なぜならば、単語を全く知らないからです。

 だから2歳の子供にひらがなやカタカナを教えるのは、あまり意味のあることではなかったのです。むしろ日常で使う単語を憶えさせた方が、よほどよかったのです。というのも、知ってる単語が出てくる絵本は2歳の息子にも読めたからです。

 ひらがなを覚えさすときに、積み木を使っていました。表に消防車の絵があって、裏に「し」がある積み木で「し」を覚えさせると消防車の単語を知っているから消防車が出てくる絵本なら読めるんです。つまり消防車という単語なんかをたくさん教える方が、よほど読書力がつくんですよね。

 つまり読書力というのは、単語力であって、
 語彙の幅広が絵本を読む力なんですね。
 決して『ひらがな』だけで読んでるわけではない。

 それに気がついた私は、息子の語彙を増やすことにしました。手始めに、息子の大好きなジグソーパズルを大量に買い与え、毎日ジグソーパズルを一緒にやったんです。幼児用のジグソーパズルには、いろんな動物があったり、自動車があったり、魚があったりします。ジグソーパズルをやりながら、動物の名前や、魚の名前や、自動車の名前を覚えさせたわけです。ジグソーパズルのなかには日本地図のパズルもあったし、世界地図のパズルもありました。

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 で、息子が1番熱中したのが日本地図のパズルです。
 47都道府県の漢字もだいたい読めるようになってきました。

 すると、面白いことに息子の生活が一変してしまったんです。まずEテレを見なくなって、すぐチャンネルを変えるようになってきたんです。そしてニュースをじーっと見るようになってきて、新潟県と言う単語がアナウンサーから出てくると、「新潟県!」と何度も絶叫するようになってきたんです。明らかに、それまでと違う世界が見えて来たようです。 47都道府県の単語をマスターすることによって、息子なりに世界が広まったんでしょうね。やはり、読書力というのは、単語力なんですね。

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 逆に言うと、息子に会話力が今一つ足りないのは、単語力が足りないせいなのかもしれません。幼児の女の子が、男の子よりも早く会話能力に目覚めるのは、それだけ単語力が早く身に付いているためかもしれませんね。

 それはともかく、息子の語彙を広めるために、 3歳の誕生日の頃から漢字を教えることにしました。絵本には漢字がほとんど使われてないにもかかわらず、どうして漢字を教える気になったかというと、これは非常に単純な話で、そっちの方が覚えやすいからです。

 例えば『しょうぼうしゃ』よりも『消防車』の方が息子にとっては圧倒的に覚えやすいんですよね。あと、どうせ覚えさすなら『しょうぼうしゃ』と『消防車』を同時に覚えさせた方が能率的なんです。どっちにしろ語彙を広めるのが目的なので覚えやすい方を使った方が便利なんです。

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 第一、そっちの方が息子のほうも喜ぶんです。興奮するんです。いつだったか、靴下・靴・長靴の3つの単語を同時に教えたら、すごく興奮していました。それまで息子にとっては
『くつした』と
『くつ』と
『ながぐつ』は、全く別の存在だったんだと思います。それが、靴下・靴・長靴の3つの漢字カードを並べてみることによって、何か1つの法則性を発見したようで興奮がしばらく収まらなかったみたいなんです。 3歳児にとって、漢字というのはそれほど衝撃的なものだったようです。おそらく息子にとって、新しい世界が見えてきたんだと思います。最近は、幼稚園・動物園・遊園地の中にも法則性を見つけて興奮していました。いろんなところに法則性があることに少しずつ気づいてきたようです。ほんとうなら、そのたびに大げさに誉めてあげればいいのですが、残念ながら今は忙しいので、あと40日間くらいは、放置しなければいけないのがちょっとつらいところですね。


つづく。

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2016年07月17日

幻のキャベツ419

幻のキャベツ419

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 北軽井沢ブルーベリーYGHでは、
 幻のキャベツ419を使っています。

 高原の朝霧にまかれて育つやわらかいキャベツ。その中でも「419」という品種は栽培にたいへん手がかかるし、やわらかいので長持ちしないことなどから、作る人がほぼいません。したがって野菜市場にも出荷されないために、嬬恋村でしか食べられません。嬬恋村でも手に入る農家は2軒だけです。しかし、味は抜群にいいのです。 ぜひたべてみてください。

419の収穫は7月下旬から10月中旬ごろまでです。
この間は、毎日お出ししています。
抜群の柔らかさと甘みが特徴です。

 年間22万トン生産される嬬恋村キャベツのなかでも、わずかしか生産できない幻のキャベツ419は、高級レストランや高級ホテルなどが50個買いする人もいて、毎日アッという間に完売します。ぜひ一度味わってください。


つづく。

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2016年07月12日

根子岳から四阿山の縦走

 遅ればせながら、わが家にも息子が生まれ、そしてスタッフの土井くんのところに2つの新しい命が生まれ、以前のように毎週ハイキングツアーを出すことができなくなってしまいました。とはいうものの、まったくツアーをやってないという事はないのです。実は、こっそりとハイキングツアーのイベントをやっているんですよね。おおっぴらに人を募集しないだけで、毎月何回かハイキングイベントをやっていました。

 ただし、それは集客のためというよりも、私を必要としてくれる人のためのツアーです。つまり何らかのワケありの人(例えば視覚障害者など)からお声がかかったら、よほどのことがない限り断らずにツアーを出していたんです。そのなかの1組のお客様から、神戸牛の贈り物が届きました。神戸牛ですから、かなり高かったと思います。それを家族でいただきました。食べながら、さっきまで3人のお客様と根子岳から四阿山まで縦走した思い出にふけっていました。

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 根子岳から四阿山の縦走を行いたいとゆう3人のご高齢のお客様がいました。

 3人のお客様のなかには80歳近くになろうとする方もおり、しかもその方は脳溢血でいちど倒れていました。しかし、奇跡の復活を遂げて、去年は浅間山に登っています。そして今年は、根子岳と四阿山を縦走したいという希望でした。しかし運悪く、ちょうど梅雨のシーズンにあたり、梅雨前線まっただ中に根子岳と四阿山が入ってしまいました。

 ああ、これは絶対無理だな。

 雨の中、高齢者に縦走を強いるのは無理です。無茶です。登山口までは、行くだけは行きますが、内心絶対無理だと思っていました。しかしです。奇跡的に、その日は根子岳の辺りだけが、晴れたんです。これはたまに、起きることで、下界では雨が降っていても、標高2,000メートル以上は、晴れていることが稀にあるんですよね。つまり、雲海の上だけがぽっかりと晴れることがあるんです。また、梅雨前線は、ちょっとした気圧の変化で、上下に移動して、一定の地域だけ晴れることがあるんです。私は山の神様に感謝しました。そして 3人のお客様を縦走に連れて行こうと決意したのです。

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 さいわい、お客さんも、体力だけはありました。
 話を聞くと、 1年も前からこの日に向けて
 毎日トレーニングを続けてきたそうです。

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 おかげで根子岳までは、コースタイム通りでした。私が荷物を担いでいるとは言え、 80歳近くでありながら、コースタイム通りに上るというのは至難の業です。ましてや脳溢血から復帰した人ですから、この体力は驚異的ともいえるでしょう。

 しかしです。問題は下山の時におきました。根子岳から四阿山に向かう途中、標高を150メートルぐらい降るところがあります。そこで、問題が生じました。脳溢血の後遺症が出たのです。足の動きと、脳の動きが、下山の時に限ってシンクロしないのです。そのために、走って下山する様になって、私がそれをブロックするために、何度も抱きかかえる羽目になりました。体力は、 1年にわたる訓練でなんとかなりましたが、脳溢血の後遺症だけは、訓練でどうにかなるものではなかったようです。

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 しかし、それから四阿山の登山は、順調でした。ほぼコースタイム通りに登れたのです。 1年間の訓練の賜物です。 2人の親友が、一緒になって訓練してくれたおかげかもしれません。これはすごいことです。その年齢で、根子岳と四阿山を縦走することだけでも大変なのに、脳溢血からの奇跡的な復帰登山ならですから、本当にすごいことだと思います。これはご本人の努力もさることながら、 2人の友人のサポートも素晴らしいものがあったと思います。 3人は良い山仲間だと思いましたね。

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 きっと山の神様は、そんな3人に、素晴らしい天気と、
 たくさんの花畑をプレゼントしてくれたんだと思います。
 ちなみに、登山にかかった時間は、ほとんど休みなしに歩いて9時間30分。
 これを病後の後期高齢者がなしとげたわけですから、驚かされますね。

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つづく。

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2016年07月09日

大河ドラマの真田丸の録画を4話分をまとめてみた結果

 ここ2週間ぐらい、 Facebookもブログも何も更新できなくて申し訳なかったです。正直言って、しばらく忙しかったですね。登山ガイドや自然ガイドの仕事が入ったり、観光協会の仕事が入ったり、夏のピークシーズンの準備で大忙しだったです。特に庭仕事が忙しかったですね。夏の雑草が生い茂るこの時期に、 500坪の庭のメンテナンスを行うという事は、並大抵のことではありません。なので、夏が終わったら、メンテナンスをしやすい庭に大改造したいと思っています。具体的に言うと花壇を減らして、ツリーハウスや滑り台などの子供向けの遊具を揃えようかなーと思っています。また、ハンモックやロッキングチェアをおいてもいいかもしれません。もう花壇の雑草をとる作業は、この夏を最後に極力減らすようにしたいですね。

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 そんな事はどうでもいいとして、今日はちょっと時間ができたので、先ほど大河ドラマの真田丸の録画を4話分ぐらい見ました。23話から26話の4話です。その感想を述べたいと思います。

 前から薄々感じて湧いたのですが、このドラマのシナリオライターは、徳川家康のシンパですね。真田幸村の話を書いているのにも関わらず、徳川家康の側から見て歴史を書いています。 23話から26話を見る限り、それは間違いないと思われます。まず、秀吉が朝鮮出兵をした理由を鶴松を失った悲しみを紛らわすために行ったという林羅山がの説を採用しているからです。

 もちろんそんな事はありません。
 これは徳川陣営が流したフィクションです。
 徳川史観なんですよね。

 秀吉の大陸遠征の計画の準備は、それよりずっと前に行われています。というか、それをそそのかしたのがイエズス会と当時世界最強のスペイン軍です。当時のスペインは、ポルトガルを併呑し、世界の大半を植民地にしてしまいました。そのパワーは、あの大英帝国や現在のアメリカよりも大きかったと思われます。



 そして次々と世界はヨーロッパに征服され、最後に残ったのが、日本と中国と朝鮮だったんですね。で、イエズス会の宣教師は、日本を征服するのは難しいけれど、中国なら簡単に征服できると考えて、フィリピン総督に日本と同盟して、中国を攻撃しようと報告書送っています。フィリピンのマニラ司教であったサラサールも、盛んに中国を攻撃すべきであると訴えています。実際、スペインは中国侵略の準備を着々と進めていました。本国から軍艦を次々と呼び寄せ、場合によっては日本と同盟を組み、南北から中国を攻略しようとしていたのです。

 ところが、ここで重大な事件が起きます。
 スペインの無敵艦隊がイギリス軍に敗北するんです。
 当然のことながら、中国に遠征どころではなくなってしまいます。

 また、空気の読めないイエズス会日本支部の準管区長ガスパール・コエリョによって、武力による秀吉に対する威圧行為によって秀吉を怒らせてしまったんですよね。おまけに彼らは日本人を奴隷貿易に使っていた。言ってることと、やってることが違うことがミエミエだったので秀吉が激怒する。そしてバテレン追放令となってしまうんです。日本とスペインの同盟の話は、これですっかり消えてしまいました。



 その結果、日本は中国に攻め入ることが不可能になったんです。当時の日本軍が、中国に上陸するには、どうしてもスペイン海軍の力が必要です。ところが、当時の日本にはそのような海軍がなかったんですね。そうなると、中国に攻め入るためには、朝鮮半島道を通るしかないわけです。こうして朝鮮出兵が行われたんですが、これが最悪の選択だったんです。

 なぜ最悪だったかと言うと、陸路では補給は続かなかったからです。
 これが海だったら話は別でした。

 ここで、少しばかり戦国時代の軍事編成について解説しておきます。

 当時の軍役を調べてみると、兵力の2割が補給部隊(小荷駄)なんです。せいぜい100キロくらいの距離しか移動しないのに補給のために兵力が2割も割かれるんです。しかも、それでも物資が足りなくて地元の商人から買い集めたりしました。これが200キロになった、さらに大量の物資が必要になります。なので孫子にも「攻撃側が不利」と書いてあります。だから攻撃側は3倍の兵力が必要だったんです。3倍でも兵站に2割をとられるから、2倍にしかならない。距離が離れていれば、もっと兵站に人数がいります。なので戦争上手の項羽も、兵站上手の劉邦に敗れてしまう。

 けれど、船なら大量の物資が届けられる。
 そこに目をつけたのが秀吉です。
 秀吉の小田原征伐は、船を使ったからこそ可能でした。
 船という流通革命は、戦争指導を一変させたんです。

 ところが朝鮮出兵では陸路で補給物資を届けなければならなかった。そうなると、兵力の半分以上を補給のために使わないといけない。おまけに当時の朝鮮には、商業が全く発達して無くて、現地で物資を買うことさえ出来なかった。朝鮮には流通が全く整備されていないんです。

 これが中国なら話は別で、金さえあれば食糧が集まったんですよね。船も運河もあったし流通も整備されていた。そういう意味では、補給路の確保を充分に考えてなかった朝鮮出兵は、圧勝につぐ圧勝をかさねても、補給面で苦しくなってしまい、厭戦気分ならざるえなかったんですよね。

 ただし、日本軍は圧勝につぐ圧勝でしたから、秀吉の耳には、景気の良い話ばかりはいったはずです。大河ドラマ「真田丸」の秀吉のように秀吉が落ち込んでいたわけがないんです。だからこそ仮装パーティーなんかやって遊んでいたんですよ。


つづく。

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