2018年02月25日

息子を連れて佐渡島へ 5 佐渡に行ったら入りたい店

 東京から嬬恋村に引っ越してきて20年近くなります。子供も生まれて毎日のように保育園(子供園)に息子を送迎しているのですが、自分で送迎してみて嫌でも気づくことは、送迎する人たちの9割が祖父母なんです。嬬恋村には祖父母・曾祖父母が多くて、どの子供たちも、おじいちゃん・お祖母ちゃんと一緒に帰っていくんですよ。そんな村のなかで、みじかに祖父母がいない、うちの息子のケースは珍しいんです。

 嬬恋村の保育園(子供園)では、父兄会の他に祖父母会というものがあり、祖父母のために、わざわざ運動会を二回やります。これに出ないと息子が寂しい思いをするので、父兄会には嫁さんがでで、祖父母会には私がでるようにしています。

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 このように祖父母に囲まれて暮らしている子供が圧倒的に多い村というのは珍しいみたいです。それが原因で嬬恋村の子供たちには、深刻な問題があります。幼児の肥満・糖尿病予備軍・低身長が、全国のトップクラスなんです。その原因は、御菓子のたべさせすぎと、必要量のカルシウムの不足と言われています。ようするに『孫を可愛がりすぎる祖父母に原因がある?』と勘ぐっているわけです。なぜなら親を対象に、そういう事を言わないからです。祖父母に対してだけ言ってくるんです。祖父母会では、くどいくらい言ってくるけれど、父兄会では、そういう話題は出てこない。

 これには理由もあります。

 2歳までの嬬恋村の幼児は、全国平均と変わりない。しかし母親の手から離れて、祖父母に預けられる3歳からは、身長の伸びが遅くなって肥満率が高くなって全国のトップクラスになる。急に虫歯も増える。祖父母に原因があると言われても仕方が無いような統計数値がある。

 なので、これに慌てた嬬恋村や子供園では、わざわざ祖父母のみを対象としたて運動会を開いて人を集め、講演会をひらいて祖父母に対して啓蒙活動をするわけです。栄養学をたたき込み、祖父母が孫に御菓子を食べさせすぎないように指導します。

 以上、前置きを終わります。
 これからが本題です。

 このように祖父母の多い嬬恋村の保育園児なのですが、身近に祖父母がいないうちの息子は日々寂しい思いをしていたようです。

 時々、
「おりこうにしていたら、おばあちゃんの所に行ける?」
と私に聞いてくるからです。

 なので月に一度は、嫁さんの実家に帰らせて、母方の祖母の所に行かせて甘えさせてやっています。そして甘えまくって甘いものをいっぱいいただいてくる。うちでは子供園の指導とは真逆なことをしているわけです。本当は良くないことなんですが、

「早く、おばあちゃんの所に行きたいなあ」

とか、庭先でドングリやヤマボウシの実みを拾ってなんかを拾って「これをおばあちゃんに持っていこうかな」なんて言って、と楽しみにしている息子を見ていると、月に1回くらいは、そういう事があってもいいんじゃないかと思ってしまう。

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 もちろん嬬恋村に帰ってきたら毎日のように小浅間山や浅間牧場に散歩に行ってダイエットです。げんに昨日も一昨日も雪山の小浅間山に一緒に登ってきました。これで良いと思っていたら、そうはいかなかった。

「タケルには、おじいちゃんは居ないの?」

と言ってくる。嬬恋村の幼児は、おじいちゃんにも恵まれている。しかし、息子の母方の祖父は、この世にはいません。若い頃に脳腫瘍で亡くなっています。しかし、私の父ならまだ生きています。

「タケルには、おじいちゃんは居ないの?」
「いるよ」
「どこにいるの?」
「おばあちゃんだって、もう一人いるんだよ。タケちゃんには、おばあちゃんが二人いるんだ」
「ちがうよ、おばあちゃんは一人だけ」
「いやいや、二人いるんだ」
「えええええええええええええ、違う違う」

どうも息子には、おばあちゃんが二人いると言うことが理解できなかったらしく、これは私の実家に連れて行って対面させるしか無いなあと思った次第です。考えてみたら私の親は85歳くらい。いつ死んでもおかしくない年齢なので、生きている今のうちに会わせないとと思って、実家の佐渡に連れてきたわけです。

 で、実家に帰って、私の両親と対面させたわけですが、ほとんど会ったことがなかったために息子の奴は緊張しまくっていました。

「この人が、おじいちゃんだよ」

と言っても実感がわかなかったようでした。しかし、佐渡で一番美味しい寿司屋「まるいし本店」で一緒に寿司を食べると少しずつ慣れてきたようでした。そして、息子の奴は、ガンガン寿司を食べ始めました。ワサビもショウガも大好きなので、どんどん食べます。

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 ちなみに寿司屋「まるいし本店」は、回転寿司で安いのに凄く美味しい店です。ネタがすごくいい。水産会社直営の店だけあって回転寿司と思えない味。しかも安い。といっても一皿120円から360円なんだけれど、ネタの良さを考えたら安い。高級魚のどぐろが360円。地方の回転寿司は、クオリティーが高いところが多いわけですが、この「まるいし本店」もその一つ。佐渡島に来たら、是非おとずれて食べにいきたい店の一つです。

https://www.visitsado.com/spot/detail0301/
新潟県佐渡市泉1031-1
0259-63-3066
口コミサイト
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1021355-d5037286-Reviews-Sushiya_Maruishi-Sado_Niigata_Prefecture_Chubu.html#REVIEWS

 あと、佐渡に行ったら是非食べておきたい店を紹介すると『中堀』のカツ丼です。東京で言うところのタレカツ丼。 ひみつの県民ショーというテレビで、新潟のタレカツ丼が紹介されて有名になりましたが、正直言って、あれは美味しくはない。佐渡の『中堀』のカツ丼の方が美味しいですから騙されたと思って食べてほしいですね。


つづく。

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posted by マネージャー at 07:46| Comment(0) | 佐渡島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする