2019年03月07日

自分の思い込みに猛省

 うちの息子は、3月26日生まれのためか、他のお子さんたちよりも成長が遅いように感じました。実際、幼稚園に入学してみると、それを指摘され、担任の先生から発達心理学の先生に診てもらうように何度も言われ、毎月一回、相談を受けるようになりました。この発達心理学の先生は、ただ相談にのるだけでなく、実際に幼稚園に行って、うちの息子を観察してみたり、いろいろ成長の具合をよく見てくれました。

 結論から言うと、問題なしということだったんですが、学年が上がるごとに担任の先生が変わり、新しくなった先生に再び発達心理学の先生に診てもらうように何度も言われました。3月26日生まれという事を割り引いたとしても、成長が遅すぎるというのです。今ひとつ集団行動ができない。会話能力も劣っている。コミュニケーション能力もパッとしない。運動神経もちょっと鈍いということで、また発達心理学の先生のところに通うはめになりました。

 実際、親である私たちにも心当たりがありました。同世代の子供たちに比べて、うちの息子の発達がどうしても遅れてるように見えたからです。発達心理学の先生は問題ないと言っていましたが、大ベテランの担任の先生の見解は違っていました。

 これには発達心理学の先生も参ったようで何が問題なのか本格的な検査(ウェクスラー式知能検査・WISC–IV)をすることになりました。知能指数など認知機能面の特徴を測定する検査をして問題点をえぐり出そうということになったのです。この検査は、 6歳の誕生日にできるだけ近づけることによって、正確な数字が出るので、 3月末に行われる予定でした。しかし、 3月は幼稚園の卒業に向けてイベントが目白押しになっているために、 2月に変更されました。本来ならば6歳で行う検査を5歳10ヶ月で行うことになったのです。

 ところが、検査の直前に息子がインフルエンザになり、一週間。つまり検査の前日まで寝込んでしまいました。

 一週間の間、いちども鉛筆を持つこともなく、一冊の本を読むこともなく、病み上がりの上に、5歳10ヶ月で検査を行うことになったために、どんな結果になったのだろうかと、親としては戦々恐々の思いでした。で、WISC-IV知能検査を行い、昨日、その結果を知らされたのですが、結果に愕然としました。予想された結果と大幅に違っていたからです。

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 具体的に言うと、非常に高い数値が出てしまった。息子は成長が遅いので、どれだけ低い数値が出るのだろうか?と、びくびくしていたんですが逆でした。成長が遅いのではなく、ある種の知能指数が高すぎるために、発達に凹凸ができてしまっていた。発達障害まではいかないが、その雰囲気に近い状態であるというのです。

 一見ぼーっとしてるように見えても、頭の中ではものすごく考えている。見えたことから情報を読み取る力が強すぎるために、見えたものに反応しすぎる可能性がある。そのために、行動が追いつかないし、会話のピンポンができなくて、ぼーっとしてるように見える。また、頭の反応に対して、体の反応がついていかなくて、混乱している可能性があるとのこと。

 昭和の昔ならば、子供の知能指数が高い事を喜んだかもしれませんが、脳科学・認知学が進んだ現在は、危険であるというのが常識です。一部の知能が突出することによって、その他の能力が追いつかず、そのために軽い発達障害のような症状をおこす可能性がでてくるからです。いわゆる「ギフテッド」になっている可能性がある。

 現在では、知能の高低よりも、各種の能力がバランス良く揃っている方が良いとされています。知能指数が低めでもバランスがとれていた方が良いということになっている。なので結果を聞いた私は青ざめました。なぜならば、私の甥っ子が「ギフテッド」ぽく、知能指数が高い代償に、友人ができなく、養護学校に入れられた事例を知っていたからです。ただ、うちの息子は、他人と瞬時に仲良くなる特技があり人に好かれやすい。空気も読めるし、仲の良いガールフレンドもそこそこいるのが救いです。まだ傷は浅いのでしょう。浅いから気がつかなかったのかもしれない。

 とは言うものの、今から考えてみると、思い当たることがたくさんいました。

 息子には完全主義の傾向があり、狂ったように、100点を取るまで何度も何度もタブレットのリセットを繰り返して最初からやり直します。上毛カルタ大会などに参加し、負け始めるとボロボロに泣き出して収拾がつかなくなる。これはゲームなんだから勝ったり負けたりするのが面白いんだよと一年間もの間、言い聞かせ続けても、まったく効果が無い。異常に勝ちにこだわりすぎて、負けたときに精神のバランスを崩すことがよくある。

 また息子には、メルヘンチックな言動(デタラメ言動)の癖がある。頭の中でいろいろなことをぐるぐるぐるぐると考えていて、それを語彙の少なさから言葉にできなくて、メルヘンチックな(嘘っぽい)発言をする。例えば、「浅間牧場にキリンがいた」と言った嘘を言う。どうしてそんな嘘を言うのか調べると、そのような文章を何冊も読んでいて、いろんな情報がごっちゃになっている。その膨大な情報を伝えようにも、自分の語彙が少なすぎて充分な説明ができず、結果としてデタラメ言動になる。つまり思考(情報)と自分の語彙との間にあるギャップに苦しんでいる。

 また、頭の中で考えるあまり、それを行動で示せないことで苛立っていたり、次々とアイデアが浮かぶあまりに考え込んでしまっているうちに、友人たちが別のアクションに写っていても気がつかないでいるために、いつもワンテンポ遅れてしまっている可能性もある。これも思いあたる。考えていることを上手く言葉にできなくてキレていることが時々あった。

 そのうえ周りに文字があると、それが頭に入ってしまう。で、気が散ってしまうらしい。知能テストをしなければならないのに、周りに文字があると、テストと関係なくても読んでしまう。で、気が散って実力が出ないと先生は言ってましたが、これも思いあたる。確かに好奇心が強すぎて優先順位を無視する癖がある。テストでも迷路の順路を定規で書いて無駄な時間をかけてみたりするが、定規に興味が無くなると、大人顔負けの短時間で迷路を終わらせたりする。好奇心が目の前の課題よりも優先してしまう。将棋・囲碁もゲームも、説明書を読んでるうちに、読むことに熱中してゲームをやらなかったりする。目的を忘れるのである。

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 それにしても息子の能力に凹凸があることに気がついてよかった。
 検査をしてよかった。
 小学校入学前に気がついて良かった。
 今後の課題は、この凹凸をいかにしてバランス良い状態にもって行くか。

 成長過程にある幼少期の脳内は、多重知能が互いに競争してあっている。その脳の一つだけを伸ばすのは、成人ならともかく、未就学児に行なうことは、かなりリスキーなことであることは知っていたし、このブログにもさんざん書いています(真っ青になって病院に駆け込んだ話 http://kaze3.seesaa.net/article/463967230.html)。

 知っていたのに、息子の能力の凹凸に気がつかなかった。単に「成長が遅れている」イコール「知能が低い」と思い込んでいた。実は真逆だったのに・・・・。その自分の思い込みに、今、猛省しています。今後は、欠点を補正しながら、各能力のバランスとっていくつもりですが、そのための作戦を真剣に練っています。子育ては、本当に難しい。生半可な知識だけでは、どうにもならない。もっと勉強しなければ・・・。


つづく。

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posted by マネージャー at 22:35| Comment(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする