(写真は、2017年のものです)
広大な敷地に、何千というランタンが光を放ち、森の中を照らします。しかも、道行く人たちにランタンを貸してくれます。ちなみに軽井沢高原教会は、大正10(1921)年に材木小屋で始まった「芸術自由教育講習会」が原点となり誕生した教会です。当時はキリスト教思想家である内村鑑三をはじめ、詩人の北原白秋、小説家の島崎藤村ら文化人が集い学ぶ場でした。その空間をこよなく愛した内村鑑三は「星野遊学堂」と名づけ、布教の場としました。第二次世界大戦後は、星野遊学堂から軽井沢高原教会に改名。しかし「星野遊学堂」の木の看板は、今も変わらず建物の正面に掲げられています。
つづく。
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