2020年11月29日

元南極探検隊員の『ふふはり亭』に泊まってきた【1】

 宿を休館して、友人がやっているペンションに遊びに行きました。


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 ふふはり亭というペンションなのですが、そこのオーナーは、 昔うちの宿を手伝っていたこともある人で、元嬬恋村住民です。元々は気象庁に勤めていたんですが、ヘリコプターのパイロットになりたいという夢があったために、潜水夫になってお金を貯めたり、佐川急便で働いてお金を貯めたりして、アメリカでヘリのパイロットの免許を取りました。

 その後、福島県の航空関係の会社で働いたりしたんですが、その会社が潰れてしまって、一時期北軽井沢ブルーベリーYGHを手伝っていたこともありました。嬬恋村のシャクナゲ園に大量のシャクナゲを寄付した酒井さんの所でも働いたこともあります。

 その後は、北軽井沢のスイートグラスで働いたり、ヘリコプターのパイロットとして草津温泉にある航空会社に勤めていたこともあったんですが、その会社も倒産してしまって、いくつかの自然ガイド会社で働いたりしました。東北大震災では、ボランティアに駆けつけて今の奥さんと出会っています。

 それはともかくとして、彼の夢は、エベレスト山に登ることだったんですが、資金面とかで断念。南極探検なら給料をもらえて、南極の大自然を堪能できるということで、1年ちょっと南極の昭和基地で自然ガイドとして働いていました。


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  その彼が南極から帰国した時に、宿をやりたいと相談に来たので、銀行からのお金の借り方や、保健所とか消防とか設備関係の諸々のことをなど、いろいろなノウハウを伝授したりして、いろいろ支援してきたのですが、なんとか宿が立ち上がって、今、多くのお客さんを集客しているとのことなので、ちょっと遊びに行ってきました。

 もちろんユースホステルへの申請の仕方も伝授したのですが、ユースホステル協会本部の◆◆さんが 、見学に来るという話だったんですが、なしのつぶてで、 放置されたままになっています。なんかもったいない話ですね。 今時新規のユースホステルになってくれる宿があるというのは、珍しいんですけれどね。しかも南極探検隊がオープンした宿ということで、その業界の関係者(各界の有名人やエリートたち)が押し寄せるディープな宿なんですけれどね。もったいないなあ。今のところペンションとして活動しています。そのペンションの名前は『ふふはり亭』です。

 ふふはり亭。

 外観こそは古い感じがしますが、この宿は、バイオリニストの高嶋ちさ子さんや、 cwニコルさんなどが訪れていた知る人ぞ知るペンションで、それを受け継いだのが、南極探検隊帰りの土屋達郎氏です。

 彼は持ち前の器用さによって、由緒ある(つまり古い建物)ペンションを、見事にリフォームしてしまいました。内装は、かなりいい感じです。外観に関しては、これから少しずつ手直ししていくそうなんですが、 近いうちに素晴らしい建物として蘇ることでしょう。

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 とりあえず写真を見てください。
 非常にいい感じの内装です。
 まるで新築!

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  部屋は六つあるんですが、現在は二部屋しか解放してないようです。土屋達郎氏は、環境省で週5日勤務で働いていたりするので、奥さん一人で食事を作る関係上、二部屋以上のお客さんを入れることができないのだそうです。 食事は、奥さんの愛情ある手料理で、手まのかかる丹念な料理。うちの息子もペロリと平らげました。

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 その後は、お茶会。
 そして本番の南極の話がはじまります。
 これが面白かった。
 これについては、明日、書きます。

 しばらくは、ペンション『ふふはり亭』のことと、南極の話をブログに書きたいと思います。南極・オーロラ・地場・地球物理学・千葉・地球・野尻湖・人類学・cwニコルさんの話。いろいろ話したいことがいっぱいあるので、数回にわたって面白い話を紹介します。嬬恋村の人にも参考になることがたくさんあると思います。



つづく。

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posted by マネージャー at 23:18| Comment(0) | 長野県&長野市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする