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leon@前段ALL甲・掘り完@leon_wg
GoTo賛成派は「1人で密になりづらい交通手段を使って温泉宿で1人で黙々と食事して人込みを極力さけて景色を楽しむ」みたいな使い方想定してるし、GoTo反対派は「大人数でツアー組んでバスでカラオケ大会して観光地の繁華街で酒飲んでウェーイする」みたいな使い方想定してるので話がかみ合ってない
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これには私も納得です。
その通りだと思います。
旅行スタイルは、人によっては大きく違っているし、
違う流行スタイルをごっちゃにして議論すると、
話がかみ合わなくなることは、簡単に想像できます。
でもこれは旅行に限りませんね。
飲食だって、仕事にしても、通勤にしても、何にだって当てはまる。
逆に言うと、私たちはどういう風に利用するかというのが重要なのかもしれません。

ところで、もうすぐ終わってしまうGoToキャンペーンですが、このGoToトラベルで、新型コロナウイルスに感染したと思われる人は、136人であると11月頃に発表されています。
どうしてこんなに少ないか?
それは、GoToキャンペーンに加入するためには、感染予防するためのマニュアルをクリアする必要があったからだと思います。そして、その後に政府の調査(チェックインの方法を検査される)や、商工会などから二回にわたって審査を受けます。そのたびに私たち宿屋は、アタフタと感染防止のために改善せざるをえませんでした。そして、OKがでたら、その安全を保証する認証ポスターお宿に掲示されることになります。ここまでやるからこそGoToトラベルの宿は、比較的安全だったとも言えるわけです。
あと1ヶ月ちょっとでGoToトラベルは、終了してしまうのですが、GoToトラベルを扱う宿を経験することによって、私の宿も、感染防止のための様々なマニュアルを吸収することができました。商工会からも指導があったし、政府の調査機関からも指導があって、色々と参考になっています。
それから群馬県が行った、愛郷キャンペーンでも、色々な指導を受けることによって、感染防止対策を考えるきっかけになりました。色々批判の多いgotoトラベルですが、宿屋の立場から見ると、自分たちが感染予防を勉強するきっかけになった制度であったと思います。
ただ、少しばかり苦言を言わせてもらえれば、GoToキャンペーンは、6月から11月で良かったと思います。12月から3月に感染者が増えるのは、わかりきったことでしたから。
あとこれは、もう時効になっていると思うので、打ち明けますが、群馬県の愛郷キャンペーンや、始まったばかりの初期の頃のGoToキャンペーンの時、真っ先にこれを使用したのが宿屋です。

同業他社が、どういう風に感染予防をしてるのか?勉強のために、宿関係者が一斉に旅行を始めたのです。私も勉強のために泊まりに行きました。逆に他の宿さんが泊まりに来て、感染対策を勉強して帰ったりもした。
普段ならこういうことは、あまりありません。近所のホテルに泊まりに行くなんていうことは、ありえない。ましてや新型コロナウイルスによって経営が危機的になって、収入がほぼゼロになっている時に、よその宿に泊まりに行くことなんか考えられません。普通なら、そんな贅沢はありえない。
けれど幸いにも群馬県では、愛郷キャンペーンというものがあって、格安で宿に泊まりに行けたので、感染予防のためのノウハウを得るために、いくつものホテルやペンションに泊まりに行けたのです。
これが大きかった。
その後、日本政府が行うgototravelが始まって、それを利用して感染防止のための勉強ができるようになったとたん、他の県からもうちの宿に泊まりに来て、感染防止対策を勉強できるようになりました。

批判の大きいGoToキャンペーンですが、私はこれに感謝しています。私が経営する宿では、7月8月9月と盛り返した結果、12月から3月ぐらいまで、営業期間を9割減らしても家族が生活することができるようになっています。だから北軽井沢ブルーベリーYGHでは、12月に入ってから三週間ほど営業止めることができた。1月から3月にかけても休業する日を多く設定してますが、これもGoToトラベルで体力をつけることができたおかげです。
インフルエンザの流行期間を考えて
新型コロナウイルスの第二波が、
12月から3月にかけて流行することは、
どの宿屋も想定していました。
問題は、その時に休業できるかどうかだった。
この不安を消してくれたのが、7月から始まったGoToキャンペーンだった。
あれがなかったら、第二波に対して無理な営業をせざるを得なかった。
私のような宿屋は、第三波・第4波と、常に休業を前提に経営するしかありません。第三波に耐えられる体力をどこで作っておくか?第4波に耐えられる体力をどこで作っておくべきか?そういった経営をしていくしかないでしょう。
つづく。