話は、変わりますが、今日はクリスマスイブです。
毎年この頃になると、うちの息子は、サンタクロースからのプレゼントをおねだりするために、手紙を書いていました。そしてその手紙を窓ガラスに貼ってサンタクロースが読めるようにしていた。
と言っても一週間ごとに欲しいものが変わるらしく、何度も何度も手紙を書き直しては、新しい手紙を貼り直していました。その都度、こっちはヒヤヒヤしていました。高いものでなければいいなぁと思っていたのです。で、あまりにもプレゼント用の変更が多いので、去年はサンタから手紙が届いたことにして「12月20日を締め切り」にしたくらいです。
もちろん今年も、10月頃からサンタクロース宛の手紙を書いて窓ガラスに貼っていました。そして毎年のように欲しいものが変わるらしく、プレゼントに対する希望がコロコロと変わっていました。ところがある日、息子が悲しそうな顔でこんなことを言うのです。
「サンタクロースというのは、存在しなくて、親が子供のためにプレゼントを買ってきてくれるんだよね」
「・・・」
どうやら息子は気がついてしまったようです。息子は小学2年生ですから、気が付くのが遅かったぐらいなんですが、それ以降、サンタクロースの話は全くしなくなりました。そして、その日から窓ガラスに貼られていたサンタクロースへの手紙は一度も更新することが無くなった。
もちろんサンタクロースのことはフィクションだということがわかったとしても、窓ガラスに手紙を貼り付けてもいいと思うんですが、どうやら親からもらうのは気が引けるようで、ただでもらえるプレゼントなら遠慮なしにもらうつもりだったらしいんですが、親が金を使って買ってくれると知ってからは、プレゼントのことは一言も喋らなくなりました。その代わり、小さくていいからケーキを食べたいと言いました。
そして今日がクリスマスイブなんですが、まだケーキは買っていません。今日は、2学期の終業式で、その後に空手教室とキックボクシング教室があります。夜の7時まで習い事でびっしり。ケーキを食べる暇もありません。
おまけに二日後には、軽井沢のスケートセンターで、競技会がありますから、明日の朝はスケートの練習で、クリスマスどころの話ではなくなってきています。
本当ならクリスマスぐらいはのんびりさせてやりたかったんですが、実は新型コロナウイルスのせいで、群馬県ではスケート部の活動ができない状態です。息子が入っているスケート部の活動も県知事命令で中止。当然のことながら群馬県における今後のスケートの大会も開催が危うい状態です。
そうなると息子が出られるスケートの大会は、12月27日(日)の軽井沢大会しかない。
長野県は、群馬県ほど厳格になっていませんので、かろうじて12月27日(日)の軽井沢大会は開かれることになっている。で、これが今シーズン、息子が出られるスケートの最後の大会になるかもしれない。なので、この一週間、12月27日(日)まで宿を休館してしまいました。息子に軽井沢でスケートの練習をさせるためです。これが我が家の息子に対するクリスマスプレゼントになってしまった。一番お金のかかるプレゼントになってしまいましたが仕方ない。
御客さんを宿泊させて、その資金でプレゼントを買ってあげる方が、安くすんだけれど仕方ない。スケートシーズンは短いからです。12月と1月しか練習期間が無いので、それを奪われてしまったらかわいそうなので、1週間だけ息子のスケートにつきあうことにしました。
それにしても新型コロナウイルスのやつには、本当に腹が立ちます。11月からの感染拡大は、11月から始まった外国人の入国の自由化のせいです。なので、いくら国民に自粛を行わせても、入国の自由化を止めない限り、感染拡大は止まらないと思いますから、何とかしてほしいですね。国民に自粛を求めるならば、入国の自由化もやめて、入国検疫も厳密にやってほしい。
つづく。