もちろんうちの宿も非常に厳しくなっていますので、冬季の間は、原則として一人旅の宿泊を受け付けていません。二人以上だったら受け付けています。理由は、電気代灯油代で赤字になってしまうからです。昔はサービスのつもりで、受付たこともありますが、新型コロナウイルスのために、宿に体力が残っていませんので、そういったサービスができない状態です。これはうちの宿に関わらず、どこの宿さんもそういう状態です。
こういうご時世ですが、リピーターさんはありがたいですね。 先週末は団体さんでスノーシューをやるために泊まりに来てくれました。当然のことながら貸切状態です。大勢で四阿山に登るということでしたので、特別に、6時ちょっと過ぎに朝食を出しました。もし他のお客さんがいたら、そういうことはできなかったんですが、その団体さんの一組だけだったので、 こういう芸当ができたわけです。
新型コロナウイルスによって、できないサービスも増えましたけれど、逆にできるサービスも確実に増えています。宿にお客さんが少ないので、団体さんの貸切状態になることも多いので、ある程度、融通が利かせられるわけです。
これは家の宿に限らず、他の宿でも事情は同じかもしれません。なので、こういうご時世だからこそ、小さな宿に、いろいろ交渉して見るのもありかもしれません。少なくとも、うちの宿ではありです。緊急事態宣言が出ているわけですから、週末といえども、他に泊まり客がいない可能性がありますので、 そういう場合は団体さんのご希望に沿った提案ができるかもしれません。場合によっては貸切にすることも不可能ではありません。
団体さんでなくても、 他に宿泊する人たちがいなければ、ご希望を叶えることができる可能性が大きいです。 リピーターさんならなおさらです。なので、日頃贔屓にしているペンションや旅館さんに、交渉してみるのもありかもしれませんね。
ところで go to キャンペーンの過去の統計が、本部から送られてきました。それを見て驚いたのは、大半が旅館を利用しているということです。ペンション・ユースホステルなどの小規模施設の利用率は、たったの3%という少なさです。ほとんどのお客様は、旅館とか大型ホテルを go to キャンペーンを使って泊まっているようです。私は、新型コロナウイルスだからこそリスクの大きな大規模施設を避けるのかな?と思っていましたが、事実は逆でした。
この数字には、かなり驚きましたが、よくよく考えてみたら私も、 Goto キャンペーンで、普段は泊まれないような温泉ホテルに泊まっていますから、世間の流れというのは、そういうものなのかもしれません。
逆に言ってみたら、従業員を抱えていて固定費のかかる大型ホテルや温泉旅館などは、 Goto キャンペーンでかろうじて倒産しないで済んでいるのかもしれません。もし、これらが倒産してしまったら、そこで働いている従業員の生活も壊されてしまうので、これはこれで良かったのかもしれません。
つづく。
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