2021年01月19日

小学校2年生の算数の宿題が九九ばかりで助かった話

 新型コロナウイルスで、嬬恋村の小学校が、臨時休校になってしまって、冬休みが一週間以上伸びてしまいました。それがやっと、昨日になって学校が始まったんですが、本当に困ったものです。冬休みに続いて、いきなり一週間以上の休校ですから学校の方でも宿題などを用意できるわけもなく、各自で勉強して下さいということでした。

 仕方がないので、国語は教科書の最後まで音読をさせ、算数は毎日九九の練習を欠かさず行いました。と言っても息子は、四歳くらいから九九ができていたので、息子にとって九九の勉強は、たいしたことではありません。

 どうやって四歳ぐらいから九九を覚えさせたかと言うと、九九の歌のCDを買ってきて、車で移動するたびに聞かせただけです。四歳から九九を勉強させたわけではありません。毎回毎回九九の歌を聞かされているうちに、歌詞を覚えてしまっただけです。





 九九だけではありません。ABCのうたや、ロックンロール県庁所在地なんかも歌詞を覚え、日本史年号の歌や、元素記号の歌や、一より小さい数の歌に、大きい数の歌、一本でも人参の歌や、十二ヶ月の歌に、落語の寿限無の歌まで、四歳から六歳まで、子供園に送迎しているときに車の中で繰り返し聞かせたら、歌詞をみんな覚えてしまいました。それも無理矢理に覚えさせることなく、勝手に憶えてくれたという感じです。


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 けれど、これは三歳児から六歳児だったから通用したのだと思います。小学生に同じことをしても無理かもしれません。

 これには根拠があります。

 実は、ABCの歌だけは、二歳児の時に二ヶ月だけ盛んに聞かせていたんですが、その時は息子は聞くだけで歌うことはありませんでした。そして月日が流れて、一年か二年経った頃に、息子が突然、お風呂の中でABCの歌を歌い出したのです。こども園でそんなものを教えるわけはないし、ある日突然、歌い出してしまった。心当たりがあるとすれば、二歳児の頃に二ヶ月だけ車の中で聞かせたことがあるだけです。つまり二歳児の脳は、憶えていたことになる。

 これは脳科学的にありえることらしい。

 これに驚いた私は、四歳児の息子に、車の中で毎日というに九九のCDを聞かせれば、七歳ぐらいになって突然歌い出すかもしれないと思ったので、毎日聞かせたわけです。最初の一年ぐらいは、黙って聞いてるだけだったので、やっぱり歌わないのかなと思ったんですが、一年間延々と聞かせ続けたら、お客さんが血相を変えて行ってきて、
「オタクでは四歳児の息子さんに、九九を教えてるんですか?」
と言います。

 もちろんそんな事実はないので、そっと息子の姿を眺めてみると、確かに九九の歌を歌っている。そこで駆け寄って
「もっと歌ってみて」
と言ったら歌わなくなってしまった。

 歌うのを強制してはダメなんだなと思ったので、しばらく放置していたら、ぽつりぽつりと歌うようになってきた。こいつはいぞと思った私は、歌うことを強制させずに、とにかく聞かせることに専念しました。あと実験として、志村けんの番組で「だいじょぶだぁ」で、よく放送されていた
「ウンジャラゲの歌」
も、私の声で聞かせました。その結果、一番反応が良かったのがウンジャラゲの歌でした。





 なので息子が最初に覚えたのが、ウンジャラゲの歌なので、最初に憶えたのが月曜日から日曜日までの曜日の名前です。次に覚えたのがABCの歌で、アルファベットを憶えました。その次に覚えたのが九九の歌。九九を四歳児が憶えてしまった。と言っても九九の歌の歌詞を覚えただけで、九九を理解しているわけではない。

 その次に覚えたのが一本でもニンジンの歌。これで数の数え方をマスターし、それに続いて覚えたのがロックンロール県庁所在地。残念ながら日本史年号の歌と元素記号の歌は難しすぎたのか覚えませんでした。

 大きく脱線しました。話を戻します。
 実は、息子が小学校に入る前に九九を覚えたために得をしました。

 どういうことかというと、小学校の二年生になると宿題が多くなってくるのですが、夏はともかくとして、冬になるとスケート部の活動があるために、なかなか宿題をする時間が取れません。放課後から夕方六時半までスケートの練習があるために、家に帰ると夜の七時になります。ご飯を食べてお風呂に入れば、宿題をする時間がなかなか取れません。それを危惧していたのですが、杞憂に終わったのです。

 実は、二年生の二学期の終わりともなると、算数の宿題は九九ばかりです。つまり息子に限って言えば、算数の宿題がないのと一緒です。だから、思う存分スケートの練習ができるわけです。

「こいつはラッキー!」

と思っていたら、新型コロナの大流行が起きてしまって、スケート部の活動はあっという間に中止になってしまいました。一週間後に軽井沢の大会があるにも関わらずです。憤慨したのは言うまでもありません。わざわざ高価なスケート靴を買って、準備万端整えていたのに、活動中止とは、スケート靴は高いし、研ぎ台なんかの付属品も高い。せっかく買いそろえたのに、この仕打ちはむごい・・・。ちなみにスケート部の再開の目処はたっていません。下手したら今年は、もう再開できないかも。新型コロナウイルスが恨めしい。


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つづく。

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posted by マネージャー at 21:11| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする