2021年02月10日

群馬県内の感染事例を考察してみた

 ここのところ学校を中心にクラスター感染が広まっていましたが、ようやく吾妻郡でも新型コロナウイルスの感染が止まりつつある様です。今回いくつかの学校でクラスター感染があったわけですが、感染者が現れた学校は全て休校になっていました。どうしてなんだろうと不思議に思って調べてみたら、一人でも感染者が現れたら、その学校の生徒は14日間にわたって自宅待機になるようです。詳しくは下記サイトを参照して欲しいのですが、

https://www.pref.gunma.jp/07/z87g_00048.html
https://www.pref.gunma.jp/07/z87g_00049.html

 感染者の通っていた学校の生徒は、濃厚接触者として新型コロナウイルスに感染している可能性があることから、14日間は自宅待機しなければいけないようです。これは家族も同じようで、もし家族の中に感染者が出たら、例えPCR検査で陰性になったとしても14日間は自宅待機するようです。

 感染症の場合は、ホテルで待機か自宅待機を選べるらしいのですが。自宅待機の場合は、風呂もトイレも二つないといけないらしいので、大抵の家では一つしかありませんから、結局のところ宿泊施設で待機することになりそうです。つまり一人でも感染者が出たら、その家族と学校は全て待機になってしまうので、学校側が神経質にならざる得ないのも無理ないみたいです。

 ただし、濃厚接触者だから濃厚接触者全てが感染してるかと言うと、そういうわけでもないようです。前橋市内の高等学校で起きたクラスター感染の場合は、5人の陽性、28人の陰性が判明しています。濃厚接触者のうち28名が陰性ということは、相当近距離で飛沫感染を浴びるか、スプーンとか箸を共有するとかしない限り感染しないということが考えられます。

https://www.city.maebashi.gunma.jp/kurashi_tetsuzuki/covid19_info/4/1/27118.html

 これはとあるサイトで紹介された事例でも同じような事が書かれてあります。そのサイトの事例だと、お子さんが一人感染し、家族4人のうち一人が陽性。二人が陰性だったわけですが、同じ濃厚感染者でも、感染した家族と感染しなかった家族の間にははっきりとした違いがありました。陽性になった家族は、感染者と同じスプーンを使っていたのに対し、陰性になった家族はそういうことをしてなかった。

 ここから引き出される教訓として、家族間で同じスプーンを使わない。家族間でもマスクをして生活するということも大切なのかもしれません。自分の家族が感染している可能性があるということを考えながら生活をしなければ行けなくなったことは、本当にめんどくさい世の中になったものだなあと思ってしまいます。


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 もう一つの事例として、吾妻郡にある専門学校のクラスター感染についてですが、このケースは情報が少なくてよく分かりません。

 群馬県の発表した情報によると、2月3日までに陽性者5名を除く学生101名、学校職員11名、計112名の検体採取を実施予定とありますが、現在までに28名の陽性者が判明しているということですが、陰性者が何名なのか詳しい報告がありませんので、どういう状況で28名もののクラスター感染が起きてしまったのかが、いまひとつよくわからないところがあります。食事はそれぞれ寮の自室で自炊していたとありますから、生徒全員が寮生活を行っていて、その関連で28名ものの大量のプラスター感染が起きてしまったのか? その辺が、情報として出てないので分からないところが多いです。

 もし全員が寮生活をしていたとしたら、112名中28名が陽性というのは、ある意味少ないとも言えますし、そうでなかったと仮定した場合は、あまりにも感染者が多すぎる。それに、どういう専門学校かも分からないので、どうして28名の感染者が出たのかもわかりません。この辺の情報が公開されていたらなあと思うんですが、世間からのバッシング等を考えると難しいんでしょうね。せめてどういう形でクラスター感染が起きたのか情報公開があるとこっちも心構えができていいんですけれどね。最低でも陰性者が何人いたのか、全員が寮生活者だったのか、そうでなかったらどちらで感染が爆発したのか公開して欲しいものです。情報公開が難しいのは分かりますが、最低でも何が危険なのか事例を匿名でアップしていただけると助かるんですけれどね。


 つづく。

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posted by マネージャー at 06:29| Comment(0) | 日記 2013以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする