2021年05月14日

5月の北軽井沢は、暑いのか?寒いのか?

こんな質問がありました。
「5月の北軽井沢は、暑いですか? 寒いですか?」
これは、難しい質問です。


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 まず結論から言いますと、北軽井沢では、6月上旬までストーブが存在しています。だから夜中や早朝は、暖房が無いと生きていけません。ストーブやファンヒーターに去年の灯油が入っていると壊れると言いますが、北軽井沢では、そんなことを心配する必要がありません。6月にストーブやファンヒーターを片付けても、9月になると、また使うことになるからです。下手したらお盆すぎに出すことさえある。つまり、1年の大半、ストーブやファンヒーターのお世話になることになる。では、寒いのか?というと、これも微妙です。その日の天気・その年の気象状況にもよりますが、日中は真夏並みになることもあるからです。

「真夏並みですか?」

と驚くあなた。勘違いしないでください。北軽井沢の真夏は寒いですから。このへんの夏では、25度くらいの最高気温である場合が多いのです。なので、「真夏並み」というのは、20度から25度くらいのことであって、東京あたりの感覚と少しばかり違っています。

「え? 20度から25度くらい? じゃあ、やっぱり寒いんじゃないんですか?」

という貴方。それも、ちょっと違うんですよね。確かに東京では、20度から25度くらいの気温を暑いとはいいませんが、北軽井沢では違います。標高が高いために紫外線が強く、思った以上に暑いのです。特に小浅間山・シャクナゲ園・キャベツ畑などをハイキングする人は、注意した方が良いです。無茶苦茶暑いですから。これが本当に20度から25度くらいなの?というくらいに暑いのです。そして紫外線が強い。だから帽子と日焼止めクリームは必携です。


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 ただし、森の中は、20度から25度くらいでも涼しい。日光さえ遮るものがあったら、20度から25度くらいの涼しさを満喫できる。でもね、5月の北軽井沢は、まだ新緑が完璧ではないのです。木々に葉っぱが生えてなかったりする。だから、本来は涼しいはずの北軽井沢の森の中に、紫外線たっぷりの直射日光がはいってきて、涼しくなかったりする。森の中なのに、日光がガンガンはいってきたりする。そのうえ5月は、日没が遅い。毎日、少しずつ夏至が近づいてくるのが5月なのです。けれど、夕方になるとストーブが必要になったりする。これが北軽井沢の5月の気候です。

 なんとなくイメージできたでしょうか?
 5月の北軽井沢のイメージわきましたでしょうか?


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 さて、以下の話は蛇足になりますが、ハイキングを目的として北軽井沢に来られる人にとっては、この蛇足の方が重要な話になるかもしれませんから、よく聞いておいてください。5月の北軽井沢は、まだ寒いために、虫たちが活発に動いては無い。これが6月の山になると虫たちが大量発生します。小バエ・羽アリ・蓑虫・毛虫・蚊柱・登山道に出来る蜘蛛の巣・ダニなど。北軽井沢にかぎらず全国の山で大発生します。なので、虫嫌いな人は、6月ではなくて5月にハイキングするといいかもしれませんね。特に登山道を朝一番に登る人は、体に蜘蛛の巣を巻き付けて登ることになりますので、それが嫌な人は、朝8時以降に登るといいかもしれません。


つづく。

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posted by マネージャー at 22:28| Comment(0) | 総合観光案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする