「そんなバカな?」
と思った私は、漢字検定の過去問題を
https://kanken.crayonsite.com/
からダウンロードしてみたら、そういう難しい熟語は出題されてないことに気が付きました。けれど、どういうわけか、市販されている漢字検定の問題集には、『夜光虫』のような難しい熟語がドッサリはいっている。つまり必要の無い勉強をやらされることになり、能率が悪いのです。
「こりゃダメだ」
と思った私は、大きな本屋に行って、かたっぱしから漢字検定の過去問題を探したのですが、どれもこれも似たようなものばかりで使えるものは無かった。
仕方が無いので、過去問題を10枚ばかりコピーして、それを徹底的にやらせ、間違えたところだけを、5回書かせて、もう一回テストする。これを、たったの2週間やるだけで8割の正解率になり、3週間目に9割になり、4週間目に、ほぼ満点をとるようになりました。これが5月末の頃です。試験まで、あと1ヶ月あるので余裕で合格だなと思いつつ、念のために
『2021年度版 頻出度順 漢字検定7・8級 合格!問題集』
に採点基準が書いてあると聞いたので、それを買って読んでみたら、確かに書いてあって、読んだ私は青ざめました。
それによると、乱暴な書き方や、きちんと消しゴムで消してない場合は、×になると書いてある。字が小さいだけでも×になるとある。かすれ字も×になるとある。これが、もし本当だとしたら息子の字の汚さを考えたら、0点になってもおかしくない。息子の書く平仮名は字がとても汚いので、得点源であるはずの漢字の読みからして0点になってしまう。漢字だって下手くそ以前に消しゴムの使い方が雑で、採点基準からしたら、消しゴムを使った息子の解答は全て0点ということになる。
特に困ったのは字が小さいと×になる。かすれ字も×になるという採点基準。これだと息子は1点もとれないことになる。仕方が無いので私は、息子に平仮名の練習をさせることになった。漢字検定なのに、平仮名の練習をさせたり、消しゴムの使い方を練習することになるとは、思いもしなかった。おまけに試験で使用できる鉛筆が2本だけということもあって、我が家にある100円ショップで買った数ダースの鉛筆が、折れやすいこともあって全て使えないことにも気づき、慌てて公文の鉛筆を注文し直しました。
というわけで、漢字の練習に1ヶ月しかかかってないのに、正しい解答を書く練習に1ヶ月かかってしまい、合計2ヶ月の準備が必要だったことになる。ということは、最初から綺麗な字で漢字を書く癖がついていたら、あるいは美しい平仮名を書くことができていれば、試験準備は1ヶ月ですんだことになります。そのうえ息子は変な問題集に1ヶ月も無駄にしていたので、それがなければ、もっと楽に勉強できたはずなのに、ちょっと悪いことをしてしまった。最初から過去問題集を徹底的にやるか、『2021年度版 頻出度順 漢字検定7・8級 合格!問題集』をやらせていれば、もっと簡単に合格できたのに。
とにかく、これから漢字検定8級を受けようとする人は、変な問題集を買わないことです。過去問題集か、頻出度順の問題集で充分です。難しい熟語は出てきませんし、問題も教科書レベルより簡単です。だから市販の問題集だと余計な勉強をしてしまうことになる。あと漢字検定には、一種の傾向というか癖があるので、過去問題で慣れておくことは絶対に必要。採点基準も知っておくべきです。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング