今日、息子が学校から帰ってきたら、手紙を書きたいと言ってきた。 一体誰に手紙を出すのかと聞いてみたら、おじいちゃんやおばあちゃんに手紙を出したいという。 何で出したいんだと聞いてみたら、敬老の日だからだと答えました。あれ? 敬老の日って、 9月15日じゃなかったのかな? でも9月15日には、学校があったような。学校から帰って、コンビニにお団子を買いに行って、庭先でお月見をしながらお団子を食べたはずだった。
あれ? 敬老の日って9月15日じゃなかったんだろうか?
と思ってカレンダーを見てみたら、 9月20日になっている。変だなぁと思いつつ、インターネットで調べてみたら、9月の第3月曜日が敬老の日ということになっているらしい。そもそも敬老の日が、どうして9月15日だったかと言う事を調べてみたら、兵庫県多可郡野間谷村で、昭和22年9月15日に村主催の「敬老会」を開催したのが「敬老の日」の始まりであるらしい。正式に国民の休日になったのは、昭和41年。これが平成13年法改正で9月第3月曜日となったらしい。
まあそんなことはどうでもいいとして、息子が祖父母に手紙を書きたいと言い出した理由は、学校の先生が言ってくれたからだと思う。私も嫁さんも、敬老の日なんぞすっかり忘れていましたから、小学校の先生が子供たちにしっかりと教えてくれることによって、おじいちゃんおばあちゃんのことを思い出すのは大変良いことだと思う。
そういえば、息子から父の日や母の日のプレゼントをもらったこともあるが、これも学校教育のおかげかもしれません。こういう教育は、勉強の出来不出来よりも、もっと大切だと思います。これは、建前で言っているわけではなくて、60年生きてきた私の本心であり、20年以上宿屋をやってきて、大勢のお客さんと一緒に山に登ったり酒を飲んだりしてきた人間のひとつの人生観です。
人間長く生きると、因果応報的なものをたくさん体験しますから、 競争に対する勝敗だけにしか目が入ってないと失敗することを痛いほど体験している。もちろん競争は大切なんですが、それよりも、もっと大切なものがある。でも、一番たいせつなのは、健康だったりします。体も心も健康であることが人生にとって最も大切なものであることは、本当ならば誰もが知っている事実なんですけれど、意外にそれをないがしろにする人たちも多いんですよね。20年ぐらい宿屋をやっているとそういう事例を嫌というほど見てきましたから。
そういう意味では、長寿を祝う風習というか、敬老の日があるのは、とてもいいことですね。
つづく。
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