仕方がないのでお店の人にお願いしてコメリの車だとバッテリーをつないでエンジンを始動させてようやく帰ることができた・・・・と思ったら、嬬恋郷土資料館の辺りで、またもやバッテリーが動かなくなったと言うか、エンジンがかからなくなってきた。こうなるとバッテリーが悪いというよりも、発電装置がおかしいようだ。
仕方がないので JAF に電話して救援 に電話して救援を要請を行ったら到着までに2時間かかると言う。JAF といえば北軽井沢自動車なので、 到着までに時間かかるなんてありえないと思ったら、北軽井沢自動車はもう JAF を辞めてしまったらしい。で、高崎の方から救援がくるから2時間もかかるらしい。おまけに、 JAF の車に同乗できるのは一人だけだと言う。つまり JAF の救援が来たとしても後の二人は、 有料道路上にのこされてしまうことになる。
もちろん夜の7時に呼ぶことのできるタクシーは、嬬恋村にはない。うちのお客さんが、17時以降にタクシーが来ないことを嘆いていたのを散々聞かされていたので、それだけは知っていた。だから2時間も JAF の救援を待った上に、この寒空に有料道路にポツンと残される ぐらいだったら歩いた方がマシなので、私と息子は自宅まで歩くことにしました。うまくいけば、ヒッチハイクに成功するかもしれないので、それにかけたわけです。
で、結論から言うとヒッチハイクはダメだった。よくよく考えてみたら新型コロナウイルスの時代なので、そもそも 乗せてくれるわけがないことは考えてみたらわかりきったことだった。 それとヒッチハイクをしてる時に息子が草むらに隠れてしまうのも問題だった。どういうわけか息子は、見ず知らずの他人の車に乗せてもらうの嫌がっていた。
仕方がないので2時間歩くことにする。すると息子は大喜び。どうやら夜の有料道路を歩きたかったらしい。考えてみたら、お月様は出ているし、星空も美しい。これもいい経験だと思って歩いてみたら、なかなか楽しい。数えてみたら登山で7時間も8時間も山道を歩いているわけだから、 夜道を2時間ぐらい歩くことなんて何でもなかったのだ。
スマホを持っていたので、嬬恋村公式アプリ『つまっぷ』を起動させて、地図を片手に自宅まで8 km の道のりを近道を探しながらナイトハイクしました。有料道路だけを歩くのは危険だからです。 色々と歩いてみたら嬬恋村の今まで知らなかった道が色々とわかって面白かったです。そして段々と目が暗闇に慣れてくると野生動物たちの目が光っているのが見えてくる。もう虫の声は聞こえてこないので、小川のせせらぎや滝の音も聞こえてくる。 民家があると、匂いもしてくる。あーこの家では、カレーライスを食べてるんだなあとか、この家ではすき焼きを食べてるんだなあとか、各家庭の晩御飯の匂いが道路に漂ってくるのが面白かった。また、普段だと2時間も息子と会話することがなかったので、ナイトハイク中に色々と話ができてよかった。
結局2時間歩いて、自宅に到着したのが夜の9時。車に残って JAF の救援を待っている嫁さんに電話したら、まだまだ JAF が来てないらしい。高崎からだと2時間で来るのも難しいのかもしれない。なので自宅に到着してから大急ぎで息子にカップラーメンを作って食べさせて、風呂に入れてなんとか寝かせたのが、夜の9時半。いつもより30分も息子を寝かせる時間をオーバーしてしまった。ちょうどその頃に JAF の救援が到着したという。
北軽井沢自動車がJAFをやめたのは、嬬恋村にとって非常に痛い事件である。今後 JAF をあてにできないとなれば別の手段も準備しておくべきかもしれない。もしも冬に車が動かなくなったら大変なことになるから、非常食やダウンジャケットなどの防寒着・スマホの予備バッテリーを車に用意しておいたほうがいいかもしれない。
つづく。
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