とここまで書くと、お客さんは不思議に思うかもしれませんが、宿屋にとって一番しんどいのが夕食を出すこと。これが一番の重労働。夕方3時ぐらいから仕込みを始めて皿を洗い終わるのが夜の9時ぐらい。そこから夜の11時まで明日の朝食の準備。その後は予約のメールを 返したり、経理で忙しい。満室が続けば1日の睡眠時間は、4時間ぐらいになってしまう。これが一週間連続で続くと非常にしんどい。だから食事なしの素泊まりのお客さんの予約が入ると、そのお客さんが神様に見えてしまう。
けれど、そういうお客さんばかり言っとってしまうと、リピートしない。だから食事なしの宿にするというわけにもいかない。そこで、夏休み・ゴールデンウィークなんかでは、適当な時期に夕食を作らない日を設けているんですが、年末年始だけは、そうもいかない。雪道に慣れてないお客さんが、夜にレストランに出かけて事故でも起きたら目も当てられませんからね。 そこで考えたのが、全て休みにしてしまう案。素泊まりも一切認めずに完璧な休館にしてしまう。これならお客さんが夜にレストランに出かけて事故が起きるなんてことはない。
で、1月3日から5日間ぐらい休館にしたんですが、 これがちょうど良いリフレッシュになってすごくいい。 久々に16時間も睡眠が取れて体の調子も良くなりました。六十歳を過ぎたので私も体に無理が効かなくなってきていますから、適度なところで休むことにします。
つづく。
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