私は、宿屋をやってる関係上、毎日のように北軽井沢から軽井沢まで買い出しに行きます。ガソリンが高いので、山道を30分も走って軽井沢まで買い出しに行きたくないのですが、息子が軽井沢で水泳やバスケなどで遊ぶこともあって、高いガソリン代には目をつむっています。というわけで、買い出しは、息子が学校が終わる16時から夜の20時頃に行っています。
で、夜の20時頃に国道146号線を毎日のように走っているわけですが、どういうわけか? ここ最近、野生動物が目立つことに気が付きました。20年前には絶対に見かけることのなかったニホンザルの親子が、道路の真ん中にいて、とても危険なのです。しかも、そのサルたちは、わざと道の真ん中にいて、車を止めるようにする。危険なので、急ブレーキをかけて止まるのですが、止まるとサルたちが車に近づいてくる。
あきらかに餌付けされて、
学習してしまったサルたちだ。
こういうことは、勘弁してもらいたい。
絶対に止めてもらいたい。
サルを餌付けしたら、それがもとで交通事故の大惨事になり、下手したら交通事故で、何人かの人命が失われることになるということが、想像できないのだろうか?
これは、ツキノワグマにも言えます。地元民が、業者が、観光客が、知らず知らずツキノワグマを餌付けしている事実を発見してしまった。道路に捨てられているゴミである。実は、軽井沢と嬬恋村と北軽井沢の観光協会の合同で、4月に国道146号のゴミ清掃を行った。
その時、ものすごい違和感があった。ゴミが、道路から、森の奥深くまで広がっていることである。マナーの悪い観光客といえども、わざわざ森の奥深くまで捨てに行くことは無いし、そもそも危険で一般人が入ることなど不可能であるのだが、現実にゴミは、森の奥深くまで広がっている。
「風で飛ばされたんだよ」
という人もいたが、缶コーヒーの缶が風で100メートルも飛ばされるわけがない。しかも、その缶は古いモノではない。賞味期限前の日付が刻印されていたからだ。それがどうして、森の奥まで運ばれているのだろうか? その疑問が頭から抜けなかった。
そして、ゴールデンウイークが過ぎ去って、5月の中旬頃に国道146号線を走ってみたら、またゴミが散乱していた。といっても、森の中にゴミは無い。道路のわきにゴミが散らばっている。ここまでは、毎年みられる風景で、個人的にゴミ清掃に行かなければと、なんとなく思いつつ、何日かすぎて、夜の8時頃に国道146号線を車で走っていたら大型犬くらいの野生動物がいた。
子熊だった。
北軽井沢に引っ越してきて20年になるが、はじめて国道146号線で子熊を目撃した。断っておくが、国道146号線にクマがでたという話は20年間、聞いたことがない。県道235号とか、別の道路なら何回か見かけたことがあるが、国道146号線でクマ。それも子熊をみたのは私が初めてでは無いだろうか?
問題は、その子熊がコンビニ袋を咥えていたことだ。
「あちゃー、餌付けされている」
と、私は頭をかかえてしまった。とっさに車のクラクションを思いっきりならして、ライトをハイビームにした。子熊は逃げていった。これが5月中旬。そして、6月初旬にも、国道146号線で子熊をみかけた。ペットボトルを咥えていた。この瞬間、どうして道路脇では無く、森の奥深くにゴミが散乱していたかがわかったような気がした。
前置きはこのくらいにして本題に入りたいが、
文章が長くなったので続きは、明日にします。
つづく。
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