動画を紹介したいのですが、日本語に翻訳されたものがありません。英語バージョンのみなので、最初に日本語でジョークの内容を解説しておきます。つまり、ネタバレをしますので、御了承ください。
■殺人ジョーク
この殺人ジョークは、モンティパイソンの第1話です。
『ジョーク(お笑い)が死んだ』
というブラックユーモアです。
舞台は第二次世界大戦中。イギリス人の売れない作家、アーネスト・スクリブラーは、世界一面白いジョークを創作するが、あまりにも面白すぎて自ら笑い死にしてしまう。
彼の母親が息子の死に気付き、彼の部屋に入ってすすり泣く。彼女は彼がその手に握りこんだ原稿(原稿を自殺の遺書だと考えたのだろう)を手に取りそれを読む。すると彼女も笑い死んでしまいます。
喜劇に襲われた家に警察が介入、笑い死にを避けるためレコードで葬送曲を流し警官達に哀歌を歌わせ一人の警官がジョークを回収しに行くが、彼も笑い死ぬ。
その戦慄のジョークにイギリス軍が目を付けます。
ジョークはイギリス陸軍によって回収され、十分な検証の後、軍事目的(対独兵器)としてドイツ語に翻訳されることとなります。
様々な実験の結果このジョークは50ヤードまで殺人効果を発揮することが判明。ドイツ語訳が行われる。一人一語ずつ翻訳させるようにしたが、誤って二語見てしまった一人が入院。完成した殺人ジョークはアルデンヌの戦いで初めて使用され、大きな威力を発揮、ドイツ側は死傷者が激増する。
ドイツ将校は、イギリス兵捕虜を拷問しますが、捕虜が殺人ジョークを言うために、拷問するドイツ兵笑い死んでしまう。
ドイツは対抗して独自にジョーク兵器開発にのりだすが、どれもこれもつまらない。ドイツ軍は、ラジオ放送で、ドイツ製の殺人ジョークをイギリスに放送するが、全く持って笑えなかった。ドイツ民族は、その民族性ゆえにジョークが下手であったというオチ。
そして1945年、戦争が終わり、ジョークも終わった。ジュネーブ協定でジョーク戦争は禁止され、1950年、最後まで残っていたジョークが埋葬され、永遠に消えた。墓碑には「無名ジョークの墓 To the unknown Joke」と記された。
では、動画を見てみましょう。
つづく
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こういうバカバカしさは、私、好きですなぁ〜。
そういえば、モンティ・パイソンの全作品のシナリオを収録した本が、日本語訳で、先年出版されているそうですね。
先日、神保町の「日本特価書籍」というお店で、1割引の新刊本で見かけて、悩んだ末、購入しなかったのが、今、惜しまれます…。
うろうろ徘徊してます。
拝見しました。お邪魔しました。