2007年07月03日

遠山の金さん捕物帖と杉良太郎の大江戸捜査網

懐かしい!

遠山の金さん捕物帖



数ある時代劇の中でも最高傑作だと思います。この中村梅之助演ずる初代遠山の金さんは、いかにも遊び人という感じでガラが悪かった。そのうえ詐欺師でした。そのくせ初代遠山の金さんは、スーパマンではなかった。悪人と戦っても強くないのです。もちろん相手を殺す事などありません。殺してしまったら御白洲の裁判ができませんから。じゃあ、どうやって悪人を退治するかと言うと、

悪人どもが悪の相談をしているところを発見する
「見ちゃった聞いちゃった」
「あんたの悪事を聞いちゃった」
と悪人たちの前に現われる。
刺青の桜吹雪を見せて大騒ぎをおこす。

すると町方の人間が、つまり今でいう警察関係の人が治安を回復するために
「御用だ! 御用だ!」
と集まってくる。それでおしまい。たくさんの御用ちょうちんが迫って来るシーンで終りなのです。

 そしてシーンが変って御白洲。
 太鼓の鳴響く音。
 町奉行遠山金四郎が、正装姿でものものしく登場。
 そして金さんは、いかにも役人という顔で吟味。

 しかし、悪人たちは、バトルで負けた訳でもなく、捜査で捕まった訳でもなく、ただ治安を乱したという別件逮捕で捕まっているので納得がいってません。だから御白洲の捜査に不満タラタラ。

「証拠はあるのかい!」

と開き直るわけですが、悪人たちの気持ちは分からないではありません。だって別件逮捕なんですから。

 しかし、中村梅之助が扮する初代遠山の金さんは、例の桜吹雪をだして、有無を言わさず有罪判決に持っていくのです。ああ、なんという判決でしょうか。これはもう裁判なんてものではありません。そして最後に

「これにて一件落着」

としめます。




杉良太郎の大江戸捜査網もあった。
懐かしい。



つづく


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posted by マネージャー at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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