「肉じゃがとカレー、どっちが好き?」
と聞いて
「カレー」
と男の子が答えるシーンがありました。
この設問は、ダメですね。
カレー好き ラーメン好きの人間は、彼女や嫁さんにカレーやラーメンを作ってもらいたいとは思わない。作って欲しいのは、肉じゃがの方であって、カレーは、こだわりの店で食べたいというのが本音です。
そういう人種は、カレーやラーメンに平気で10万円くらいかけてしまいます。
「え? カレーやラーメンに10万円?」
と驚く方もおられるかと思いますが、これは交通費・宿泊費を含めての値段です。10万のカレーやラーメンがあるわけではありません。たかだか1000円程度の値段のカレーやラーメンのために、10万円の交通費・宿泊費をかけることは、じゅうぶんにありえる。そういう
こだわり
をもっている人間は
決して少数派
ではありません。
ケーキにこだわる。
シュークリームにこだわる。
日本酒にこだわる。
蕎麦にこだわる。
魚こだわる。
豆腐こだわる。
紅茶にこだわる。
郷土料理にこだわる。
これらのこだわりに平気で10万円くらいかけてしまう。
そういう人は、わんさかいる。
むしろ多数派といってもよい。
それに、そういうのは、アリなんですよ。
むしろこだわった方が人生楽しい。
例えば、10万円で京都に旅行に行ったとする。
その時に、もし、こだわりが無かったら、
その京都旅行は、単なる平凡な観光旅行で終わってしまう。
たいした思い出がなくなる。
ところがね、日本酒にこだわりがある人にとっては、
京都伏見の酒造は絶対に外せない聖地となる。
そして、利き酒体験は至高の喜びとなる。
そうです。
こだわりさえあれば、
単なる観光旅行は、
聖地巡礼の旅になりうる。
で、ここがポイントになるのですが、
こだわって無い場所に対する位置づけが大切になる。
こだわりが闘いの場所だとすれば、
非こだわりは安らぎの場所になる。
これは、
カレー(ラーメン)に対する肉じゃがのようなもので、
高級料理に対するお袋の味のようなもので、
味の上下よりも、
作り手の人がらを楽しみつつ、安らぎを求めたいわけです。
逆説的になりますが、
こだわりのある人間ほど
安らぎを求めたいんですね。
例えば日本酒にこだわりがある人は、高級ホテルや高級旅館なんかに泊まりたくない。むしろ小さい宿屋のセンベイ布団でいい。あとは、お茶漬けの一杯も食べさせてくれれば良いのです。
ラーメンにこだわりがある人も、高級ホテルなんかに泊まりたくない。むしろ食事提供のないユースホステルの方がいい。ラーメン好きな仲間を誘って、一緒にラーメンを食べに行ける会津の里ユースホステルのような良かったりします。
つづく
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スキーのためなら何かをおしまない。
スキーのためならいくらでもお金をかける。
10年位履き続けた靴はいつ崩壊するかわからないので、
5万円もする新品を買いました。
雪のある週末は絶対に雪の上にいたい。
かなわぬ時もありますが、飽きません。
一生やっているかも。
でも最近のこだわりはBbかも。
週末という週末はBbに帰るというこだわり。
光栄です!
こんなことを言われると
おだてに弱い私は、
ついつい・・・・・・