2009年04月29日

王城山ハイキング

王城山ハイキングに行ってきました。

 名前の由来は約2000年前に12代景行 天皇の皇子 日本武尊が御東征の帰りに休息をとるためにしばらく滞在したという言い伝えに因んで付けられたそうです。地元では「みこしろやま」とも呼ばれています。

 また王城山神社の境内には4つの道祖神が安置されているのですが中でも一番左の道祖神は町内で年代の判る道祖神の中では最古のもので宝永3年(1706)のものです。富士山が爆発した年のものですね。

oojyo-1.JPG


標高は、1123メートルなので
北軽井沢ブルーベリーYGHのある高さと同じですが、
ここは、カタクリの群生地で有名です。

oojyo-3.JPG


4月にはカタクリが咲き乱れます。以前は点在して咲いていましたが、春と秋に手入れをするようになってから、登山道の途中、およそ六十アールの群生地に咲くようになりました。

oojyo-2.JPG


こんな山道を歩いていきます。
意外にメジャーな山なので地元の人がいたりする。

oojyo-4.JPG


キツツキの痕

oojyo-5.JPG


 山頂には、ふもとの集落内の王城山神社の奥宮があり、古くから信仰の山として登られていました。このように山には石のほこらのお宮があり、里宮王城山神社の奥宮として毎年8月26日、早朝6時から奥宮祭の神事が行われます。村人達は祭礼の始まる6時を目指して薄暗い山道を登ります。

 昔は、仲間と里宮の社務所に前日の25日の夜から泊り込み、26日の夜明けと共に太鼓を叩いて村中をまわり登る「よのふれ太鼓」の合図をしました。近年ではそんな行事もなくなり、村の有志が奥宮のかたわらに小屋を作り神主さんと一緒にキャンプをしています。

oojyo-6.JPG


帰りは、ランランランランラン。
温泉温泉!
カタクリを眺めながら下山は楽しい。

oojyo-7.JPG


つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by マネージャー at 08:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 中之条 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結構な急斜面でした。
久しぶりの山というのもありましたが、
つま先が痛かったです。

名前からして歴史はありそうだと思っていましたが、そんな背景があったのですね。

神主さんとキャンプって何を話すのでしょうか。あの山なら、キャンプしても丁度いい感じです。
Posted by ささらー at 2009年04月29日 10:52

キャンプは、「おこもり」といって、昔は神社の奥に合宿所(若衆宿)みたいなものがあって、そこで行われていました。こういう行事は、戦前では全国の神社の神事で展開されていたようですね。
Posted by マネージャー at 2009年04月30日 09:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック