八幡宿は本陣1、脇本陣1、旅籠3軒。
これは本陣跡です。
本陣とは、 江戸時代に大名や旗本などの宿泊所として指定された宿のことです。原則として一般の者を泊めることは許されておらず、村役人の名主などの居宅が指定されることが多かったようです。
本陣には宿泊者から謝礼が支払われましたが、金額は少なかったようです。そのかわりに主人には苗字帯刀、門や玄関、上段の間を設けることができるなどの特権が認められました。
その一方で、出費がかさんだことで没落する家もありました。特に江戸時代後期になりますと、藩財政の悪化に伴う謝礼の減額や本陣である問屋や庄屋としての家業の不振による経営難によって破綻する例もありました。そのため、時期によって本陣が指定変えされたケースも少なくありません。
つづく
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