まずは、この動画を。
天下のNHKが、こんなニュースを出していいんですかね。
「登山者の一人が観光旅行のつもりだったので山の知識がなかった」
だって?
そんなわけねーだろう!
もし、そうだったら死んでるよ!
あくまで本当だと言い張るならソースだせよ!
画像があるなら出してみろよ!
NHKが、無駄に煽ってどうするの?
ニュアンスを正確に伝えないでどうするの?
と、怒りモードの自分は、ここまでにしてと、
このニュースによれば、
「防寒対策をしっかりやってない人もいた」
とありますが、煽られてはいけません。
防寒対策というのは、実に
相対的なもの
だからです。
もちろん防寒対策を完璧にすることは可能です。
しかし、完璧にすると荷物が重くなって身動きがとれなくなる。
そうなると疲労のもんだいが出てくる。
よーするに、どのあたりを
「落としどころ」
にするかが問題なんですよ。
雨が降っても、槍が降っても、トムラウシに行くのが目的ならば、
重くても完璧な防寒対策にして、テント泊にして、
3泊4日(プラス予備日)のツアーにすればいい。
その場合は、装備を具体的に指示する必要があります。
ちょっとでもヤバイようなら撤退すると決めていれば、
もっと軽量化して、2泊3日のツアーでもかまわない。
ただし、緊急時には、停滞するための準備は必要でしょう。
どこを「落としどころ」にするかなんです。
トムラウシは、夏でも雪渓があるんです。
冬山とは言いませんが、春山の気候になるケースが多い。
だから始末に負えない。
一般の人は、なんとなく雨より雪の方が、寒いと思うんでしょうが、
実は、雪というのは案外温かいものです。
むしろ冷雨の方が、よほど体温を奪います。
そのうえ風速30メートルなら超最悪です。
そうなったら山のベテランなら、
間違いなく絶対に登りません。
北海道新聞によれば、ツアーの主催会社の営業課長は
「ツアーの日程に無理はなく、装備も問題ない。ガイドは最善の判断をしたと思う。天候が予想以上に悪くなったのではないか」
と話したと言いますが、
「そんなわけないでしょう?」
もし、本気で、そう思っているならガイド失格ですよ。
ある判断で人が死んだら、その判断は、
最善の判断とは言えないと思います。
それも一人ではなく、何人もですよ。
一人なら、たまたま体調が悪かったと言い訳できますが、
何人も死ぬというのは、どこかに判断ミスがあったと言っていい。
だいたい、
「散り散りになって8人が死亡」
でしょ?
散り散りになること事態が、もうガイドになってない。
御客様を守れてない。
判断ミスですね。
停滞すべきでしたね。
もし、これが判断ミスでなかったら、
誰もガイド会社を使って登山しなくなります。
つづく。
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