平成二十一年八月、ひなみざわ、いや、きたかるいざわ.......。
ここは、むかしダム戦争(やんばダム)があった町。
その北軽井沢にあるユースホステルにヘルパーがやってきた。
「実家は東御市なの?」
「そうです」
「なんで? なんで実家の隣町のユースホステルにヘルパーしにきたの?」
「隣町だと、ヘルパーしにきては、いけないのかな、かな」
「いや、そういう訳ではないけれど、どうせなら、もっと見知らぬ観光地でやってもいいかと」
「私、寮に住んでいるんです」
「・・・」
「夏休みになると、寮を追い出されるんです。夏休みの間は、実家に帰らなきゃならないんですけれど、実家に帰ると母親がうるさいんで」
「はあ?」
orz。
なんてこったい!
そんなしょーもない理由でヘルパーかよ!
「で、君はユースホステルに泊まったことはあるの?」
「いいえ」
orz。
へこむなあ....。
しかし、彼女は、すごくユースホステルに合っているのだった。見知らぬ人と、何の壁もなく会話できるし、話題は豊富だし、おしゃべりだし。人見知りしない。おまけに仕事を覚えるのがはやい。接客がうまい。うますぎる。
「君は、何か接客のアルバイトしてたね? 動きが良すぎる」
「はい」
「何をやってた?」
「カフェです」
「カフェ?」
この時、しばし、沈黙が流れたのであった。
「あ、そういや、今日、君は休暇だから」
「自転車かりて遊びに行ってもいいですか?」
「いいよ、鬼押し出しにでもいってきたら」
と、そのとき、真っ青な顔をして、
玄関のドアを開けた人がいた。
「すいません、消化器貸してください!」
隣の土地で、ブルで工事していたのですが、
そのブルが、火事になっていた!
燃えていた!
驚いた私たちは、ありったけの消化器をもって出動ました。
「オニオシサマの祟りだ・・・」
(この物語はフィクションではありません)
つづく。
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だ、大丈夫だったんですかっ?!
って感じの出来事ですね。
なんで発火したのでしょう。
怪我人はいなかったのですね。この感じから。
よかった。ブルーベリーに消火器があって。