舞台となった上田市に偵察に行ってきました。
まずは、上田市観光会館へ
入って、これです。驚きましたねえ。
上田市は、やる気満々ですね。
嬬恋村は、映画『阿弥陀堂だより』を、
ここまで盛り上げただろうか?
ほとんど、何もしてないんだよな。
これ全部、手製です。
上田市のサマーウォーズにかける意気込みを感じます。
嬬恋村は、映画『ジャージの二人』を
ここまで盛り上げただろうか?
映画『月とキャベツ』をここまで盛り上げただろうか?
テレビ『ファイト』をここまで盛り上げただろうか?
残念ながらノーなんですよね。
台本まで置いてある。
上田市の観光関係者、
頑張ってる!
ロケ地にしても、
そしてノートが置いてあって
さらにロケ地の聖地巡礼する若者の数々。
夏休みは終わっているというのに!
で、沸々と興味がわいてきました。
いったいサマーウォーズというアニメは、
どんなアニメなんだろう?
で、上田の映画館に、ふらりと入ってしまいました。
映画館の名前は、上田でんき館。
ガラガラだった。
orz。
しまった!
1500円損したかなと後悔しましたが、
映画が始まったら、意外と面白かった。
というか、これは傑作アニメの部類かもしれない。
ストーリーは、よーするに、SFですね。
ミクシーの巨大なやつ(=オズ)が存在してて、
それを世界中の人が利用している。
そういう近未来の世界を描いたSFアニメでしたね。
で、感想を一言で言うと、
ジブリをみた気分。
いや、ジブリより、ジブリっぽい。そして手に汗握る展開で、時々笑わせてくれる。レベルは高いですね。しかし細田守監督の前作『時をかける少女 』の作風と、ガラッとかわっています。インターネットを駆使したラピュタでもみている気分になってしまった。
しかし、この細田守監督は、ジブリの採用試験に落っこちた人なんですよね。そのうえ宮崎駿から「君のような人間を(ジブリに)入れると、かえって君の才能を削ぐと考えて、入れるのをやめた」と言われたらしい。それでもしつこく「雑用係でもいいから入れてください」とジブリに電話をしたら、「今回の試験で宮崎さんが手紙を出したのは、全受験者中二人しかいない。その一人が君で、これは光栄なことだから、おとなしく諦めなさい」と言われて諦めたらしい。
結局、東映動画に入って出世し『劇場版デジモンアドベンチャー』を監督したわけだが、宮崎駿により『ハウルの動く城』の監督に選ばれて、スタジオジブリに出向。昔の夢をはたしたわけですね。
ところが、細田版『ハウルの動く城』は、ボツになったらしい。
どういうわけかジブリは応援をせず、企画は潰れてしまい、
スタッフの給料を払えなくなった細田守監督のアニメ人生は、
終わったかもしれないくらいやばかったらしい。
(結局、ハウルは、宮崎駿が手がけた)
しかし、細田守は復活します。東映アニメーションを退社してフリーになり、角川の劇場アニメ『時をかける少女』を監督して評判となり、今回の『サマーウォーズ』を監督。すごい復活劇ですね。
http://s-wars.jp/index.html
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行
キャラクター(アバター)デザイン:岡崎能士・岡崎みな・浜田勝
OZデザイン:上條安里
作画監督:青山浩行・藤田しげる・濱田邦彦・尾崎和孝
アクション作画監督:西田達三
美術監督:武重洋二
音楽:松本晃彦
主題歌:山下達郎
アニメーション制作:マッドハウス
つづく。
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ジブリにいなくてよかったですか?
で、細田守監督のハウルは、幻のハウルになってしまった。
そしてハウルは、宮崎さんが監督をやった。その後にジブリは、宮崎さんの息子によって大金を使ってゲド戦記を公開した。細田守監督は、低予算アニメ『時をかける少女』を作り、たった12館でロードショーを行いました。
メジャー級の『ゲド戦記』と
低予算で使い古しの『時をかける少女』。
戦いにならんと思ったら、世界中の批評家とアニメファンはジブリではなく『時をかける少女』を絶賛したのですね。それが『サマーウォーズ』に繋がったみたいです。
しかし、この作品はジブリっぽい、ヒューマンな作品になりました。子供から大人まで家族で楽しめる作品になったのは、ちょっと皮肉ですね。ポニョが、子供向けなだけに。
その前には、ビートルズの未公開ドキュメント長編があります!
では
”キングカズマ”
がいいですよね♪
私もあんな風に弱さがわかる強さが欲しいです。
上田でんき館はガラガラだったんですか?
細田監督の奥様の出身地だと伺いましたけど。
新宿の映画館は公開2週目ということもあり、8割くらいは席が埋まっていましたよ。
何が凄いって、グッズ売り場の長蛇の列(熱気?)が凄かったですが(汗)
NHKのトップランナーを見て、細田監督が変に身近に感じてしまいました、一視聴者に過ぎないのに(爆)
改めて貴重な情報を有難うございました!
その続きでビートルズの特集も見てしまいました。
終わったのは午前2時、眠かったですが中学校の英語の授業でくらいしか関わらなかったビートルズの新たな一面が発見できて非常に面白かったです。
また別の作品ですが
「アフタースクール」
も見て見て下さいっ。
本当におすすめです。
ジャージの二人の堺さん・佐々木さん・そして大泉さんのお3方のそれのぞれの魅力が、巧みにコミカルに描かれて鑑賞後スッキリすること請け合いです!!
ちょっと違うかもしれませんが三谷監督の映画と似てるかもしれません・・・・。
あと、私もキングカズマが大好きです。と同時に警官キャラのボケぶりも好きですよ。魚屋のおじらんも好きだなあ。好感もてないのは主人公かな。特にラストシーン、もうちょっと、なんとかならんかったのかな。あそこをしっかり描いてたらラピュタ越えしてたのに。