まず、ニュースから。
山岳遭難 1〜8月32件 最悪ペース 無謀計画、遭難呼ぶ
2009年9月20日
今年一〜八月に起きた県内の山岳遭難は三十二件、遭難者は三十九人で、過去最悪だった昨年を上回るペースであることが、県警のまとめで分かった。シルバーウイークの連休で山へ行く人は増える見込みで、県警は「散歩やハイキング気分で登るのは非常に危険」と警告している。
県警によると、三十九人のうち死者・行方不明は二人、重傷者は十一人。ほぼ九割に当たる三十五人が四十代以上の中高年だった。二十一人が登山経験は五年未満で、常識では考えられない軽装備や無謀なルート選びが目立つという。過去最悪だった昨年の遭難件数は四十一、遭難者は五十二人だった。担当者は「登山には十分な装備と体力が必要」と訴えている。
◆水や食料持たず、ネット情報過信…
「高齢者大学」の仲良しグループの六十〜七十代男性十一人が、武甲山へ。一人が疲労で歩けなくなって救助要請。一行は水も食料も持たず、うち一人が「学生のころ行ったことがある」のが登山動機だった−。県警によると、近年はこのような無謀・無計画な登山による遭難が相次いでいるという。
ジーパンにTシャツ姿で着替えだけを持って両神山を目指したが道に迷い、携帯電話で助けを求めた二十代男性。伊豆が岳への単独登山で下山中に迷い、「この山は私の庭のようなもの。まっすぐ行けば下りられるはずだ」と、地図も非常食も持たずに山岳救助隊員に言った六十代女性。秩父槍ケ岳で、疲労で歩けなくなって助けられた四十代夫婦は、地図には「危険、絶対入るな。命の保証はできない」と書いてあったのに、インターネットのブログに「立ち入り禁止でも下山できた」とあった情報を信じて遭難した。
七月にあった北海道・大雪山系トムラウシ山の大量遭難事故は、登山ツアーの在り方が問題になった。県内でも三年前、山の知識のない七十歳ガイドに率いられた十五人の雲取山ツアーで、一人が滑落・負傷しても登山を強行。防災ヘリが出動する騒ぎとなり、県警は東京の大手旅行会社に始末書を出させた。
***************************************************************
以上、ニース終わり
普通、武甲山で救助要請するか?
嘘だろう?と想いましたよ。
武甲山で救助要請だなんて、はずかしすぎる。
あと、両神山で迷うかなあ?
いったい、どのルートで迷ったのだろう?
地図とコンパスがあったら、迷いたくてもまよえんぞ。
でも、まあ、両神なら、ありえんこともない。
伊豆が岳で迷う?
どうやったら迷えるのだろうか?
不思議だ。
男坂と女坂を間違えたのかなあ。
あと、この記事。
>三年前、山の知識のない七十歳ガイドに率いられた
>十五人の雲取山ツアーで、一人が滑落・負傷しても
>登山を強行。防災ヘリが出動する騒ぎとなり、県警
>は東京の大手旅行会社に始末書を出させた。
私は、似たような団体さんと、湯の丸山などで出会っています。
靱帯損傷している人がいたのに、動けるから登ろうとしていた
団体さんのリーダーに、
「2時間後に足が動かなくなりますよ」
と言ったにもかかわらず、湯の丸山に登ろうとした。
あの人たちの、その後は、どうなったのだろうか?
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング
【関連する記事】
- カラマツシャワーが始まっています
- インナーシーツ(スリーピングバッグ)持参しないと山小屋に泊まれない?
- 最近、登山道にマスクのゴミが目立ちます
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 7
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 6
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 5
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 4
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 3
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 2
- 3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 1
- 2歳児からの登山(幼児のための体験的登山論)
- なぜ浅間山に登るのか?
- アミューズトラベル 業務停止期間中に登山ツアー
- 万里の長城で大雪遭難 日本人の死者3人 主催はトムラウシ遭難事件のアミューズ
- さすが野口健!
- 登山用のザックの話2
- 登山用のザックの話
- 加水分解の話2
- ついでに加水分解の話
- 登山靴の話6