2009年09月24日

トムラウシ山遭難事故について、その後2

トムラウシ山遭難事故について、その後2


トムラウシ山遭難事故の日に、現場にいた御客様が、偶然、うちに泊まったこともあって、ちょっと書いておかなければと思ったことパート2です。遭難事故の日に、現場にいた御客様とこんな話になりました。

「ヤマケイにあんなに大宣伝している某ツアー会社が事故をおこすなんて」
「いや、大宣伝してる会社だからこそ事故の可能性があるんです」

 これは、ペンションやユースホステルにも言えることなんですが、オープンしたばかりの宿には、御客様がいませんから、金をかけて宣伝するしかありません。実際、私の宿も、初年度には、250万くらいの宣伝費を使いましたが、客の入りは、初年度が一番悪かった。今は、宣伝費ゼロに近い数字だけれど、御客様は大勢きてくれます。

 これはガイド会社にしたって、他の商売にしたって同じですよ。特に優秀なガイド団体は、1年先まで予約でいっぱいです。知床の某団体は、ツアーが終わった時に、御客様が来年の予約をしていきますから、宣伝費はゼロです。というか御客様を断るのに忙しいから、ホームページでの告知も控えめです。

 つまり、宣伝広告をあてにしてはダメです。
宣伝をジャンジャンやってるということは、
 裏に何かあるくらいに思って割り引いて読むことですね。

55-5-9.jpg

 うちのような無名のところだって
 年末年始のスノーシューガイドを50件くらい断っています。
 ましてや人気ガイドは、引っ張りだこで、
 宣伝なんか無用なんですからね。


つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by マネージャー at 19:09| Comment(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。