トムラウシ山遭難事故の日に、現場にいた御客様が、偶然、うちに泊まったこともあって、ちょっと書いておかなければと思ったことパート2です。遭難事故の日に、現場にいた御客様とこんな話になりました。
「ヤマケイにあんなに大宣伝している某ツアー会社が事故をおこすなんて」
「いや、大宣伝してる会社だからこそ事故の可能性があるんです」
これは、ペンションやユースホステルにも言えることなんですが、オープンしたばかりの宿には、御客様がいませんから、金をかけて宣伝するしかありません。実際、私の宿も、初年度には、250万くらいの宣伝費を使いましたが、客の入りは、初年度が一番悪かった。今は、宣伝費ゼロに近い数字だけれど、御客様は大勢きてくれます。
これはガイド会社にしたって、他の商売にしたって同じですよ。特に優秀なガイド団体は、1年先まで予約でいっぱいです。知床の某団体は、ツアーが終わった時に、御客様が来年の予約をしていきますから、宣伝費はゼロです。というか御客様を断るのに忙しいから、ホームページでの告知も控えめです。
つまり、宣伝広告をあてにしてはダメです。
宣伝をジャンジャンやってるということは、
裏に何かあるくらいに思って割り引いて読むことですね。
うちのような無名のところだって
年末年始のスノーシューガイドを50件くらい断っています。
ましてや人気ガイドは、引っ張りだこで、
宣伝なんか無用なんですからね。
つづく
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