マレーシアで逮捕の女、拘置施設に移送
http://news.tbs.co.jp/20091103/newseye/tbs_newseye4274400.html
マレーシアの空港で、末端価格3300万円相当の覚せい剤を隠し持っていたとして逮捕された日本人の女が3日、拘置施設に移送されました。
身柄を移送されたのは、覚せい剤4.7キロをスーツケースの底に隠して持ち込もうとしていたとして、先月30日、マレーシアの税関当局に逮捕された元看護師、竹内真理子容疑者です。
調べに対し、「荷物は預かったものだ」と供述しているという竹内容疑者は、日本にいる母親に電話をし「こんなことになってごめんなさい」と、涙を流しながら謝っていたということです。
竹内容疑者は、今年だけでもドバイやマレーシアなどを何度も行き来していて、現地当局は竹内容疑者が大掛かりな麻薬密売ルートの中での運び役だったとみて調べています。
薬物犯罪に厳しいマレーシアで有罪となれば、死刑判決を受ける可能性もあります。
(03日19:15)
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これは、事実だとしたら死刑になる可能性があります。
で、なぜ、このニュースをとりあげたかと言いますと、
日本人に知ってもらいたい事実があるからです。
なぜ、マレーシアでは
麻薬の持ち込みで死刑になるのか?
という点です。
これは、知っておいて良い。
いや、絶対に知ってないといけないことです。
マレーシアの歴史を。
戦前のマレーシアは、イギリス植民地であり、マレーシア人たちは、ゴム林の巨大農園で奴隷のように働かされていました。そのうえ麻薬漬けにされていました。一日の仕事が終わるとマレーシア人たちは、賃金をはたいて英国人の管理の下、中国人たちから阿片を買います。彼らのくゆらす阿片の煙と独特の臭いが夕闇の中に漂いました。しかし、太平洋戦争がはじまり、プリンスオブウエールズなどのイギリス戦艦二隻が沈められ、シンガポールも陥落し、白人様が血相を変えて逃げ出していきました。マレーシアはそのとき一変しました。
そして独立。
しかし、マレーシアの阿片中毒患者は十万を超え、経済は中国人が握っていました。ゴム林も錫鉱山もロンドンにいる英国人が所有し利益を吸い上げていました。マレーシアはまず国庫の大方を注ぎ込んで英国人からプランテーションの所有権を買い戻し、阿片密売者にはどしどし死刑を宣告しました。
そしてマレーシアは、マレー人のもの、中国人は遠慮してもらうと。でもただ出て行けとは言いませんでした。彼らに領土の一部シンガポールをそっくり与えたのです。こうしてマレーシアから麻薬を撲滅させていったのです。
マレーシアにとって、麻薬くらい憎いものはありません。
私たち日本人は、まず、そのへんを理解した上で、マレーシア旅行に出かける必要があります。
彼らに敬意をはらうなら絶対に薬物に手をだしてはならないし、運び屋になってもいけないのです。
しかし、日本人の信用につけ込んで、運び屋として利用しようとする、甘い罠が存在することも確かなのです。どっちにしろ、外国で麻薬に手を出す危険は避けた方が良い。
つづく。
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