2010年01月09日

浅間高原ウィンターフェスティバル2010 1

浅間高原ウィンターフェスティバル2010 1


 浅間高原ウィンターフェスティバルの開催が正式に決まりました。
 昨日、その会議にでてきました。
 だからスノーシューのラッセルはお休みです。

asa-25.jpg

 実は、今回で3回目となる浅間高原ウィンターフェスティバル。今年は中止か?と言われていたものです。なんとか今年は開催できましたが、来年は、やれるかどうか....。中止を検討した理由は、お金がないのと、人手の無いためです。お金がない理由は、リーマンショックによる不況の影響が深刻であるためですが、人手の無いのは、別の理由があります。

 高齢化のためです。

 浅間高原ウィンターフェスティバルの主力は、
 実質上、浅間高原のペンション経営の親父たちがやっています。

 親父たちと言えば聞こえはいいですが、一番年下のおっさんが、今年49歳の私あたりになりますから、60歳は普通で、70歳くらいの人たちがゴロゴロしています。親父と言うより爺さんと言った方がいいくらいで、みんな孫の一人や二人いる。私も含め、みんな、くたびれはてている。

 よーするに年寄。

 正直言いまして、みんな何かしらの病気をかかえている。で、この不況の中で必死に生きている。タケノコ生活しながら生きている。中には、倒産する宿さえある。倒産はしなくても、ぎりぎりで生きている宿ばかり。まあ、これは全国、どの観光地でも一緒でしょうが。

 しかし、そういう状態の中で、某ホテルのイベント担当者をやっている青年が、観光協会に企画書をもってきたんですね。このままじゃ、じり貧だから、冬の浅間高原を活性化させるために、浅間高原ウィンターフェスティバルを開きましょうと。そして、会議の結果
「せっかく若い者が、企画書つくったんだ」
「いっちょう、やってみるか」
と言うことになった。

 そして、準備がスタートしたのです。
 が、準備をやってみて、愕然としました。

 ゆ、雪が固まらない....。

 パウダースノーのために雪が固まらないのです。
 ですから雪を箱(ビールケース)に入れて、
 足で踏みつけたあとに水を入れます。

asa-32.JPG

 そうやって固めてブロックを造るのですが、
 そうやって、やっとのことで、
 氷のようなブロックを完成させるわけですが、

 これが重いのなんの。

 重すぎて持ち上がらない。
 年寄りには持ち上がらない。
 でも必死になって持ち上げる。

 そして積み重ねて、イグルーを造っていくわけですが、
 普通じゃ持ち上がらないので、
 足場を組んで、やっとこさっと持ち上げます。

asa-33.JPG

 この作業を、年寄りが必死になってやるのです。
 満身創痍の年寄りにとっては、
 地獄だったことでしょう。

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 で、完成したのがこれ。
 これがイグルー。

asa-35.jpg

 これをみた御客様は、大喜び。
 みんなで記念写真をとりました。

asa-36.jpg

 この喜んでる姿を、年寄りたちに見せてあげたかった。
 だから、ホームページに、ブログにアップして知らせてあげました。
 2008年のことです。

 そして、2009年の浅間高原ウィンターフェスティバル。
 また、イグルーを造ったんですが、
 2008年は、雨が降って、
 御客様に見せる前に崩壊してしまった
 もう、泣き面に蜂。
 浅間高原の進退、ここに窮まれり。

 しかし、そこに救世主が現れた.....。


紹介サイト
http://wf.yoyoyoi.net/
http://asama-winter.jp/
http://kaze3.seesaa.net/category/6025350-1.html

つづく。

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posted by マネージャー at 13:58| Comment(2) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イグルーの完成図とライトアップがとっても
美しくて、行ってみたいなぁと思いました。

こんなに手間隙がかかっているとは。
完成後に雨が降ってしまったって言うのも泣けます。

救世主っていうのが気になります。
Posted by ささらー at 2010年01月10日 22:10
凄い手間でしたね。老体に鞭打って完成したのですが、それが崩れては、泣くに泣けなかったと思います。

Posted by マネージャー at 2010年01月11日 16:00
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