確定申告が終わってホッとしました。まあ、それはいいのですが、会計処理が終わると恐ろしい数字との対面が生まれます。ぞーぞーっとする。まず、一人当たりの食事にかかった仕入れが、予想(計画)より大きかったのに愕然としました。朝夕2食で2000円の食事代のうちの材料費が平均1400円もかかってしまった。この中に水道光熱費が入ってないので、プラスマイナスゼロかもしれない。
今年は、とくに御客様に大盤振る舞いしたのと、材料にもこだわったので、このような結果になってしまいました。来年は、ひと工夫が必要ですね。でないと、新しい設備投資の資金が作れないからです。
それは、ともかくとして、今年はまだ、民主党の税法改正が成立してなかったので、基礎控除の38万円と扶養者控除の38万円は健在でした。よかった。しかし、来年は、どうなるかわかりません。子ども手当の代わりに、全廃という話がありますが、どうなるのでしょうか?
ちなみに世界で、ただ一つ、恐慌と少子化と借金返済を5年で解決した国があります。何をかくそうナチスドイツです。ナチスドイツは、子ども手当というばらまき政策をしていません。
代わりに、無利子の結婚資金を今の金額で
400万円ほど貸し付けることをはじめました。
しかも、子供が一人生まれると、100万円の返済免除。
4人生まれると全額返済免除という特典付きです。
オーストリアとか、ザール、ズーデンといったドイツ人の多く住む地域のドイツ人が、ドイツと合併したがった理由は、こういうところにもあります。
この制度によって結婚する人が増えると女性が家庭に入り男性の仕事が増えます。結果として、失業率が減ります。
さらにナチスドイツは、貧しい人たちに職を与えるような公共事業をおこないました。具体的に言うと、人件費が50パーセントになる公共事業を集中的に行いました。これによって貧しい人に金が流れます。貧しい人たちは、貯金なんかする余裕がないので、その金は、全て消費にまわります。結果として、景気がアップするわけです。貧しい人たちの救済は、経済対策としてかなり効き目があるんですね。
さて、なんで、こんな話しをしたかと言いますと、
今年、何回も中之条税務署に通って、
とても面白いものを目撃しているからです。
どうみてもフリーターぽい人が、中之条税務署に来ている。見た目、ニートっぽい若い人が中之条税務署に来ている。昔だったら一番、税務署と縁の無さそうな人が目立っている。外見は実業家ぽくない。最初は
「税金の還付金でももらいにきたのかな?」
と思って気にもとめなかったのですが、相談員との会話を、聞き耳をたててきいていると、株がどうのこうの、金利がどうのこうのと言っている。
「トレーダーだ!」
いやーびっくりしました。ここ十年の間に、いつの間にか、そういう人が増えたんですねえ。中高年なら分かりますよ。老後の蓄えを株に投資して生活費を稼ぐならわかります。そうではなくて、若い人が株やら何やらで生活しているなんて、あまり想像できなかったので、ちょっと驚きましたねえ。
日本が、こういう社会になっていると、ナチスドイツの政策を、今の日本に実行しても効き目が薄いだろうなあ。ホームレスのようなかっこうで、いかにも独身という若い男性が、株で生活している。
そういう人たちに『仕事有りますよ』と言っても、絶対に働かないだろうなあ。無利子の結婚資金を今の金額で400万円ほど貸し付け、子供が一人生まれると、100万円の返済免除。4人生まれると全額返済免除という特典付けても、結婚する人が急増しないだろうなあ。
ちなみに世界ではじめてテレビ放送をはじめたのは、ナチスドイツですが、ナチスドイツ時代に人気だった番組は、プロレスでもプロ野球でもなく、お見合い番組でした。ナチスドイツ時代の新聞もお見合いコーナーが一番人気だったとか。妻や夫の募集広告がジャンジャン載っていたらしい。
つづく。
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ラベル:確定申告が終わってorz。
ナチスドイツの初期の政策は、とても興味深いものがあります。国民党の初期の頃の政策ブレーンには、ユダヤ金融資本が入っていたらしいのです。
>少し遠慮して協力しましょう。
いやいや、いいんですよ。対策はたててあります。細かい仕入れの数字さえわかれば、なんとかなるもんです。何がいけなかったかもね。
>ナチスドイツの初期の政策は
これはシルマン伝を書くときに調べて驚いたのですが、ナチスドイツの初期は、軍事費さえも少なかったですね。そのうえ世界で最初の公害防止政策、そして医療政策で幼児死亡率は大幅に低下。裁判所は暇になり、刑務所も閑散としたと言います。
あと不思議なことは、ナチスは、貧しいユダヤ人を収容所に送っても、彼らの言う諸悪の根源であるはずの国際的ユダヤ資本に対しては出国を許可しています。このあたりは謎というか論理的矛盾があるようです。