2010年05月15日

ペアレント講習会に参加して2

ペアレント講習会に参加して2

つづきです。

 代々木ユースホステルの会場に到着したら谷川岳ラズベリーYHの曽原マネージャーが先に来て待っていました。この曽原マネージャー、なかなか曲者なので、油断がなりません。

 まず落ち着きがない。
 あちこちに出かけて、さかんに挨拶している。
 で、私を呼びつけ、
「何の要件なの?」
と彼のところにいくと、サッと消えてしまう。本当に落ち着きがない。

 まあ、そんなことは、どうでも良いのですが、1時間くらい早めに到着したので、ボーッとしていると、開会式が始まりました。まず最初にユースホステルの歌を全員で合唱します。これは、きまりみたいなものです。

 実は、ユースホステルのマネージャーになりたてのころは、この合唱が嫌だった。これは私だけでなく、同じような感想をもつマネージャーが大勢いました。何年か前は、民営ユースホステル協会の会長からして「新興宗教みたいだ」と嫌がっていました。

 しかし、日本のユースホステル運動史を調べ始めてみると、百八十度、考えが変わってしまった。ユースホステルの歌を全員で合唱することに何の抵抗もなくなってしまった。むしろ進んで大声で歌っている自分がいます。それどころか日本ユースホステル協会の宗像さんに、
「ユースホステルの歌の音源を貸してください」
とたのんだくらいです。北軽井沢ブルーベリーYGHでも、早朝に流そうかとかんがえるくらいになってしまった。その理由は、後日、また述べるとしましょう。


DSCF0004.JPG


 次に、新理事長のご挨拶と講演です。
 新理事長は、水野さんです。

 水野さんは、東京オリンピックのあった昭和39年に大学から日本ユースホステル協会にはいっています。学生時代は、北海道の知床でヘルパーをしていたといいますから、昔からユースホステルにかかわってきた生き字引的存在です。ちょっと痩せ形で、白髪ではありますが、髪もフサフサしています。しかし、年齢は今年で七十歳だそうです。

 急死した前理事長の家山努氏は、御自分の禿頭を身も心も凍る寒いギャグにつかっていました。が、水野新理事長は、そういうギャグは言いません。いや、そもそも親父ギャグとは、一生縁の無さそうな人であり、どっちかと言いますと知的な感じです。講演会も、データーを分析が中心であり、国際ユースホステル連盟の方針などを伝えるものが多かったですね。これが前理事長の家山努氏なら、講演の3割は親父ギャグだったでしょうが、水野新理事長は、簡潔でありながらデーターを深く分析してみせ興味深い講演を行いました。
「これは期待できる」
と想いましたね。こういう理事長は今までいなかったですから。あと、情報も惜しみなく公開してくれました。支部協会の綻びについても憂慮しておられました。不幸にして別れ別れになった昔の仲間たちも、新理事長が就任ことなので、もう一度一緒にやれないものでしょうか? 一度、新理事長と会ってみるといいと思いますね。


DSCF0003.JPG


司会は、宗像さん。
結婚したせいか、司会がうまくなりましたねえ。
けっこう笑いをとっていました。

でも、本部職員の給料は、ずーっと抑えられたまま。
かわいそうだなあ。
モチベーションたもてるのかなあ。

ちなみに本部の職員は、理事長を含めて十人もいません。
五人よりは多いですけれど、すごく少ない人数でやってます。
まあ、こういう所帯ですから天下りなんか入る隙間もない。
(だいたい給料が安すぎる)
民主党が叩こうにも、叩く場所もないありさまです。


つづく。

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posted by マネージャー at 23:59| Comment(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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