この山は、男坂コースと女坂コースがありますが、男坂コースは一般向きではありませんので、女坂コースを紹介しましょう。
これが「はまゆう山荘」前にある入り口。
現在は、崖崩れで林道は通行止めになっていますが、昔は、ずーっと上まで来るまで上がれました。で、霧積温泉のすぐそばまで行けました。しかし、現在は通行止めです。ですから林道歩きを行います。男坂だと、険しいロッククライミングになるので、こちらのコースが無難でしょうね。
ここから登山道になります。
沢を登っていきます。
ラピュタの岩。
熊も多いようですね。
頂上です。
碓井貞光に角を切り落とされた鬼が祀られています。
ちなみに碓井貞光とは、碓氷峠付近の山中で碓氷貞兼の子として954(天暦8)年に生まれ、四天王の一人として源頼光に仕え、大江山の主呑童子退治に活躍したといわれています。
その後碓氷峠で村人や道行く人々を悩ませた大蛇を、十一面観音のご加護を受けながら大鎌で退治したと伝えれています。安中市松井田にある碓氷山定光院金剛寺の縁起には、『源光頼光に従い、四天王として武勇のほまれ高い碓氷定光は、碓氷山中毒蛇が跋扈し村民が難渋しているのを見て、弘法大師自作の護持仏十一面観音に祈願し、峠に登ると毒蛇に襲われたが、十一面観音の庇護により大蛇を調伏させた。この時、守り本尊を祀り、蛇骨を納めるために開基したのが当寺である』とあります。峠の力餅は、この貞光の強力ぶりから名付けられたものです。
ところで源頼光と四天王ですが、具体的に言うと
碓井貞光(うすいさだみつ)
渡辺綱(わたなべのつな)
卜部季武(うらべすえたけ)
坂田金時(さかたのきんとき)
の4人が四天皇ですね。坂田金時は、まさかり担いだ金太郎の金太郎ですから知ってますよね。で、碓井貞光は、源頼光に仕えてその四天王の一人となり、大江山の鬼退治などの手柄を立ててます。そして永延三年(989)、越後から上野へと抜ける道中にて、野宿を決めた貞光は静かに読経をしておりました。すると
「汝が読経の誠心に感じて四万の病悩を治する霊泉を授ける。我はこの山の神霊なり」
と声がしました。ふと目覚めた貞光は言葉に従って付近を捜索し、温泉を発見します。見つけた温泉を「御夢想の湯」と呼び、この地は先の神託から「四万の郷」と名付けたそうです。これが四万温泉です。
浅間山が見えます。
鼻曲山も見えます。
つづく
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浅間隠の南の、二度上峠経由の寄り道登山をいつかしようと思いつつ、忘れていました。
行きます。
確か海の日あたりにツアーがあったはず。