http://www2.odn.ne.jp/~cfm91130/
実は、このユースホステル、大昔に泊まったことはあるんだが、記憶にない。泊まっているはずなんだが全く記憶にない。私は、歴史大好き人間だったので、ユースホステルの記憶より、藤原純友の乱の跡地である日振島(ひぶりじま)と宇和島城の記憶しかありません。それも30年前の話しです。だから宇和島ユースホステルを語る資格は何もないのですが、森の宿 うわじまユースホステルのマネージャーはよく知っている。だから、宇和島ユースホステルは、ちょっとお薦めしたユースホステルなんです。
何年か前に「とっておきユースホステル」という雑紙が発行され、多くの口コミの手紙が関係者に公開されたのですが、なかなか手厳しい指摘がありました。もちろん北軽井沢ブルーベリーYGHのクレームもたくさんありました。どんなクレームだったかと言いますと、食事の悪さを書かれたものでした。当時、北軽井沢ブルーベリーYGHは、食事が美味しいという評判をいっぱいもらっていたので、
「なぜ?」
と手紙を何度も繰り返して読んで分析しました。そして分かったことは、北軽井沢ブルーベリーYGHというネーミングに問題があった。洋風のイメージなのに和食であったことと。つまりブルーベリージャムを食べさせてくれると思っていたら、味噌汁に御飯だった。そのうえに朝食に残飯を使ったチャーハンを出されてしまったというお怒りの手紙だったんですね。
もちろん、これは不幸な誤解でした。北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まったことのある人なら分かることですが、うちは朝食に3種類の御飯をだしています。具体的に言うと白い御飯の他に、五穀米の御飯・舞茸御飯・鮭御飯・筍御飯・ひじき御飯・赤飯・チャーハン・パイエリアといったぐあいです。どれでも選べるようにしてあるのですが、朝食に遅くでてくるとチャーハンだけしか残らなくなるケースがでてくる。
そういう不幸があった。
で、さっそく改善しました。まず残飯だと誤解されかねないチャーハンを廃止してしまった。まあ、これはリピーターさんからクレームを頂きましたが、これだけは我慢してもらった。残飯を朝食に出す宿という評判だけは勘弁してもらいたいので。
あと、夕食の時に、朝食は3種類の御飯の早い者勝ちですと、アナウンスするようにし、炊き込み御飯より、白い御飯を多めに炊くようにした。これもリピーターさんからクレームを頂きましたが、我慢してもらった。白い御飯なら一般の御客さんらクレームがつきにくくなるから。
あと、ヨーグルトに自家製ジャムをつけることにしました。北軽井沢ブルーベリーYGHというネーミングから期待されるものを1品だけでも出すようにしました。こうやって、不幸な出会いがおきないように改革をすすめて今日に至ります。「あと、なぜ北軽井沢ブルーベリーYGHでは、パンを出さないのか?」というクレームに対しても「軽井沢はパンの聖地なので、そっちは本場の職人さんに任せてます」とホームページで説明するようにしました。
話しが大きく脱線しましたが、私が何が言いたいかと言いますと、この手厳しい「とっておきユースホステル」という雑紙の口コミで、唯一絶賛されまくったユースホステルがあったんですね。それが宇和島ユースホステルでした。
こういっちゃ何ですが、当時、人気ユースホステルといわれるユースホステルの大半が、手厳しく叩かれていた中で、唯一絶賛されまくっていたわけですから、これは凄いことだと思います。正直言って、施設は決して新しいわけではないし、古いタイプの旧直営ユースホステルを賃貸して工夫してやっていますから、新しいペンションタイプのユースホステルに比べれば、大きなハンデになっているはずです。しかし、そういう中で、御客さんの心をつかんでいるというのは、凄いことだと脱帽したことがあります。
その宇和島ユースホステルのマネージャーである浅田さんは、一度会うと、その朗らかな性格に、御客さんは誰でもメロメロになってしまいます。そのうえこのマネージャーは、ちょっとユニークな人でして、宇和島の観光活性化のために、じゃこてんの歌なるものを作って、CDまで発売してしまいました。実は、私も買っていたりします。
ゆかいな絵ですけれど、
浅田さんファミリーの姿そのものです。
じゃこてん音頭もあったりします。
では、じゃこてんとは何なのかと言いますと、これを見てください。
何か美味しそうですね。
まあ、それはともかく、宇和島ユースホステルの施設もちょっと紹介してみましょう。
写真は、宇和島ユースホステルの公式サイトからいただきました。
http://www2.odn.ne.jp/~cfm91130/
http://www2.odn.ne.jp/~cfm91130/waraeruyado.htm
〒798-0045愛媛県宇和島市大超寺奥丙166-11(愛宕公園)
TEL:0895-22-7177
FAX:0895-22-7176
http://www2.odn.ne.jp/~cfm91130/
収容数 38人
宿泊費
(会員) 2900円
(個室料金設定あり)
(ペット同伴室)4200円(宿泊代・ペット代含む)
食事 朝食600円 夕食提供なし
(夕食:団体の場合は応相談)
会員外宿泊費は600円増し。
JR宇和島駅より2Km。市街地を見下ろす標高80mの高台「愛宕公園(あたごこうえん)」に隣接する、自然に恵まれたYH。伊達藩の城下町宇和島のタウンウォッチ、豊富な郷土料理の食べ歩きをはじめ、足摺岬や四万十川方面への中継点としても御利用ください。自転車、バイク、お遍路さん、家族さんのほか、30名までの団体利用も可能です。オフ期のみペット同伴室1室あり。カーナビは遊歩道を示すので、郵便局を目安に。
交通: JR予土線宇和島駅または宇和島バスセンターより徒歩30〜40分。約2Km。タクシーで約10分(900円位)。
カーナビでは「宇和島愛宕町郵便局」を目安に、同局より1400mでYHへ。
施設: 鉄筋(’94年増改築)。
休館: 毎週日曜日(トップシーズンは開館)
他臨時休館有
チェックイン受付:16時半〜21時
チェックアウト受付:6時〜9時半
つづく
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今から30年ぐらい前ですが、学生時代に友人と四国、九州を回った時に泊まりました。
ミーティングの時間にヘルパーさんがキャンドルを持って回り、一人ひとり自分の旅について話した思い出があります。
私は友人と3人の旅行でしたが、一人旅の人も多くYHって一人旅でも楽しめる所だなって思いました。
これはその後バイク旅を始めるきっかけになったような気がします。
4つの県が、それぞれ違っていて、
人間のキャラも言葉も違っている。
松山と宇和島も全く違いますね。
そして、昔はユニークなユースホステルが多かったですね。
駅前に無いのに駅前ユースホステルとか、
修行をメインにうちだした常福寺ユースホステルとか、
料理が凄かった大洲ユースホステルとか。
自分は高知出身ですが、昨年大河ドラマのおかげでやっと求人倍率が全国並みになったようで、今年も「志国」「ふるさと」博覧会形式で落ち込みを避けて継続的にひとびとに来てもらえるよう頑張るようです。なんか、桂浜に三体集結は物議を醸しているようですが。
室戸市はこの十年で人口10%減、総務省の速報値では向こう数十年で現在人が居住している面積の四分の一で人が住まなくなると言う四国。博覧会形式にするのは団体客にツアーを組めるようとのことのようですが。
高知もユースホステルが減りました。お遍路文化を少し延長して、人生の棚卸しや将来を探すためのひとり旅に優しい場所であって欲しいですね。定福寺は僕も修行で行きましたがとても楽しかった。
今の龍馬を育てたい、それを人口減の歯止めにしたいのであれば、そういう活動を工夫できればと思っています。今は東京にいるけれど育ててもらった高知の手助けになればと、いろいろ応援していますが。ここのブログはその意味でも勉強させて頂いております。
坂の上の雲によって伊予は駄目だったのか?
これは興味深い現象ですね。
土佐以外の四国の観光は、壊滅状態らしいです。聞いた話しでは、集客以前に高速1000円の影響で生活が、がたがたになっている。フェリーが無くなったりで困っていると四国の関係者が言っていました。さらに夏の猛暑で遍路客が全く来なかったとのこと。
その中で、高知は坂本龍馬ブームでお客さんが大勢きたが県をあげてバックアップしている。愛媛は坂の上の雲で観光客を見込んだが全く来なかった。高速1000円の影響なのか? 高速1000円は日帰り客を多く生んでいる。宇和島ではセカチュウの影響も無かった。その中で高知が気を吐いている事実は、非常に興味深い物がありますね。