2011年03月10日

サロマ湖ユースホステル

サロマ湖ユースホステルと聞くと、私の胸はキュンとなります。
ここには思いでがいっぱいあるからです。


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昔、このユースホステルでは、冬にサロマ湖が凍結すると、対岸まで歩いて渡るツアーがありましたが、あれは凄いツアーでした。寒いわ、風は強いわ、見渡す限りの氷原で何もないわで、死にそうになりましたが、今じゃ懐かしい思い出です。


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夏には、ヘルパーさんに星空観察に連れて行ってもらいました。
それはもう素晴らしい星空で、旅仲間に星を解説してあげているとヘルパーさんが、
「どうせならみんなにも解説してあげてください」
とのこと。で、私が星を解説することになり、いつまでも星空を眺めていました。
この時は、3連泊だったので、星空はいつも私が解説しました。
そのたびに御客さんが感動してくれて
私も嬉しかった。

帰り際にヘルパーさんが
「毎日、星の解説ありがとう。明日から真似して私が解説します」
と言ってくれました。
なにか去りがたかった。
一緒に星を見つめ続けた仲だったので、去りがたかった。

あの思いでがあったから、北軽井沢ブルーベリーYGHでも星空解説をやっているんですね。


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実は、この近くには、人気の宿がいっぱいあって、サロマ湖畔ユースホステルは、苦戦していました。蟹が食べ放題だった『船長の船』とか『とほ宿さろまにあん』なんがあって、サロマ湖ユースホステルは、御客さんを盗られつつあったのですが、私はこのサロマ湖ユースホステルが大好きだった。そこに、何とも言えないぬくもりがあったからです。
私が泊まった20年前は、御茶会でビンゴ大会をやっていて、商品をもらったりしていました。
大規模な直営ユースホステルなのに、妙に温かいところがあったのは、サロマ湖という辺鄙な土地柄に位置しているからかもしれません。


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ところで、このユースホステルは、簡素ながら設備の良いユースホステルです。
ちょっと写真でみてみてください。


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あと、料理が美味しい。
海産物が美味しい。
ホタテとカボチャの季節は、とくに美味しい。
ここでホタテを食べると、回転寿司のホタテの味の無さを思い知らされます。
本物のホタテの味は、もっと濃厚なのですね。
ただし、シケでホタテ漁がない時や、当日予約の場合には、ホタテが出ないケースもあるので注意してください。


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ユースホステル協会のサイトより

〒093-0423 北海道常呂郡佐呂間町浜佐呂間 サロマ湖畔 
電話:01587-6-2515
FAX:01587-6-2515
http://homepage3.nifty.com/saromakohan/
収容数 40人
宿泊費(会員) 3200円
個室料金設定あり
食事 朝食750円
夕食1250円
会員外宿泊費は600円増し。

サロマ湖が一望できる幌岩山からの展望、のどかなワッカ原生花園、牧歌的なキムアネップ岬のサンゴ草などは、観光俗化されていないありのままの道東の風景を今に残している。
内部の造りが重厚な白いYHは、森と湖に囲まれた静かな佇まいの中にあり、野鳥や小動物が訪れる。


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交通: JR網走駅より「登呂・サロマ湖・栄浦方面」行き「栄浦」下車。パス停から送迎あり。前日までに要予約。
浜佐呂間より送迎有(要予約)。
車は女満別空港〜車で50〜60分。
紋別空港から70〜80分

施設: 鉄筋。
休館: 11月5日〜12月25日、7月8月9月を除く月2回の休館月あり
チェックイン受付:15時〜21時(夕食予定者は18時まで)


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つづく

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posted by マネージャー at 12:42| Comment(7) | TrackBack(0) | ユースホステル紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おととし行きました!
近くのキムアネップ岬での夕日が綺麗でした。
有名な場所のようで写真を撮りに来ている人や、見に来ている人が
けっこういましたね。

ホタテの料理もいただきましたよ。
Posted by イトウ at 2011年03月10日 20:24
サロマ湖の夕日は、ローソクタイプの夕日なんです。礼文島船泊・釧路湿原とあわせて3大夕日とも言われていましたね。特にキムアネップ岬では、朝日も夕日も見れるので、昔はキャンパーが大勢いましたね。私もキャンプしてましたが、天気が心配になってサロマ湖ユースホステルに逃げました。

で、驚いたのは、女の子がいっぱいいたこと。
キャンプ場はむさい男所帯だったので、
平和で朗らかなユースホステルの文化にショックだった。

で、これでは駄目だと思って3日後にキャンプ場にに移動したのですが、今思えば、何が駄目だったのか、さっぱり分からない。まあ、若気の至りというやつですね。

Posted by マネージャー at 2011年03月11日 06:01
「これでは駄目だ」と思う気持ち、元キャンプライダーの自分には分かる気がします

青年は荒野を目指すのでしょう。
Posted by 工作員 at 2011年03月11日 06:38
行ってみたいですね〜星のツアーも朝日もいいな〜

「これでは駄目だ」

に大爆笑!若かったな〜 こんな人、今いるのかな。
Posted by ささらー at 2011年03月11日 10:24
工作員さん
ささらーさん

 本文中には書かなかったのですが、美人ヘルパーさんと仲良くなったんですが、「これでは駄目だ」と思ったんですよね。今から思えば、全く意味不明。どうしてそんなこと思ったのか訳が分からない。

 で、キャンプ場に戻ると夜中にユースホステルのツアーでユースホステルの団体さんが星を見に来たんですよ。私は、ものかげに隠れてヘルパーさんの星空解説の様子を見守って「よしよし」と満足して、翌日、サロマ湖から旅立ちました。

 今から思うと当時の私の行動は全くもって意味不明。わけわからない。当時は、それがカッコイイと完璧に勘違いしてましたね。
Posted by マネージャー at 2011年03月11日 11:49
思い出がいっぱいあるというところで、なんとなく感じてはおりましたが。。。

なんか奥ゆかしくて好感がもててしまいます。

見守ってから立ち去るってのも。。

あぁ、なんかいいな、いいな〜
Posted by ささらー at 2011年03月11日 21:35
ま、若気のいたりでしたね。今から思うと意味不明。自己陶酔すぎますね。でも、これはこれで良かった。だって、その場から消えることで、別の出会いもあって、それが現在に繋がるので。何かを捨てることによって得るものもあるので。
Posted by マネージャー at 2011年03月11日 22:12
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