http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E6E58DE3E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
■シーベルト
最も一般的に使われるのは、放射線が人体に与える影響を示す放射線量「シーベルト(Sv)」。放射線を出す放射性物質の種類によって人体への影響が変わるため、数値が異なる。
放射線は宇宙や大地、空気、食物などからも出ており、人間は常に一定量を浴びている。土壌のタイプなどによって異なるが、世界では平均で年2.4ミリシーベルトを浴びる。放射線が出るラジウム温泉があるイラン北部のラムサールでは、年間に浴びる量は10ミリシーベルトになるという。飛行機に乗ると宇宙に近付くので浴びる量は増え、東京、米ニューヨーク間を1往復すると0.2ミリシーベルトになる。
一般の人が浴びる放射線量の限度は、自然の放射線やエックス線などの医療用を除き年1ミリシーベルトと定められている。原発が正常に稼働している時に出る放射線量の目標値は年0.05ミリシーベルトで、実際には年0.001ミリシーベルト未満であることが多い。
今回の事故では原発のそばで一時、1時間あたり1ミリシーベルトに相当する放射線が測定された。人体に影響が出てくるのは1時間あたり100ミリシーベルト超とされるので、それほど危険な水準には見えない。
■グレイ
物質に吸収される放射線のエネルギーは吸収線量「グレイ(Gy)」で示される。1キログラムの物質が1ジュール(ジュールはエネルギーの単位)のエネルギーを吸収したとき、1グレイと呼ぶ。
■cpm
1分あたりの放射線計測回数「cpm」(カウント・パー・ミニット)で放射線量を表すこともある。放射線測定機に1分間に入ってきた放射線の数を、人体への影響の大小は考慮せずに測る。シーベルトやグレイに比べ大ざっぱなものだ。
■ベクレル
一方、ある放射性物質が放射線を出す能力(放射能)の強さを表すのが「ベクレル」と呼ぶ単位だ。崩壊する原子数を数えて、1秒間にどれだけの放射線を出すかを把握する。毎秒1個崩壊すると1ベクレルと呼ぶ。ウランの放射能を発見し1903年のノーベル物理学賞を受賞したフランスのA・H・ベクレルにちなんで命名された。人体にもカリウムなどの放射性物質が含まれ、体重60キログラムの人では7000ベクレルに相当する。
X線と被爆
http://www.tanakageka.com/lecture/xray/index.html
我々が日常生活上に浴びる被爆量は?
意外と知られててませんが放射線は自然界にも存在し地域や地質にもよりますが大地から1年間に0.46mSv(ミリシーベルト)また、宇宙からの放射線(宇宙線)で1年間に0.38mSv、その他空気からなど1.5mSv程の被爆を受けます。また、よく飛行機に乗られる方は地上の数倍の宇宙線を浴びる事になります。
それでは放射線検査によるの被曝量は?
胸部で0.1mSv、胃透視で15mSv、CT検査で20mSv以下程度です。勿論、照射部位以外に直接被爆する事はありません。
人体が白血病やガンになると言われている放射線量は?
一度に1000mSvを越える量と言われています。これは先の胸部の被爆量で例えると10000倍です。
レントゲン・CTの被爆量について
http://sandakan.org/kikyou/xray.html
マイクロシーベルトとミリシーベルトの換算式
http://honpoku.com/dayori/2009/12/post-5.html
ガイガーカウンターで測れる放射線量の値は μSv/h(マイクロシーベルト毎時)で検出されますが、
私たちが1年間に受ける放射線量は mSv(ミリシーベルト)であらわされます。
ということは μSv/h を mSv に換算するには測定した値に24時間と365日を掛ければいいので、
仮に 0.035 μSv/h の値を換算すると計算式は以下のようになります。
「測定値」×「24時間」×「365日」=「1年間の放射線量」
0.035 μSv/h × 24 h/日 × 365 日/年 = 306.6 μSv/年
http://www.mash-japan.co.jp/faq-f/radioactivity/index.html
◇健康に害の無いとされる放射線量の上限
年間で20mSv(時間あたりに換算すれば約2.28μSv/h)
注)放射線を取り扱うことを職業とする人の放射線被曝上限線量(ICRP/国際放射線防護委員会の1990年勧告)
地球上の自然界は常に放射線の影響下にあり、これは特殊な防護室にでも隔離されない限り避ける事の出来ない現実であり、又、最近は低レベルの放射線は生物に良い影響を与えると唱えられています(放射線のホルミンス効果)。自然界に常に存在する放射線は人類にとって怖れ怯える存在のものでは決して無く、特殊な環境において放出される放射線とは区別して考えて下さい。
つづく
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